資産から生まれる現金(CF)を集計するインカムゲインCFのコーナーです。現在実行中のバケツ戦略では、生活費を賄う「短期バケツ」に、他のバケツからのインカムゲインCF=配当や分配金が流れ込みます。生活費に比べてインカムCFが少なければ、バケツの中身が減ってしまうわけで、インカムCFが足りなければ中期バケツの一部を売却してキャッシュを作らなければなりません。11月のインカムゲインはどうだったでしょうか。
- 11月の資産増減
- 11月の生活費
- 11月の資産からの現金収入※本記事
- 11月の資産からのリターン
大きく減少した11月のインカムゲインCF
例年のことではありますが、11月のインカムゲインCFは年間最低レベルに落ち込みます。冬になって太陽光発電が減るだけでなく、配当が全然入ってこない月で、債券などの分配金も少なめだからです。
それでも生活費は平均レベルに抑えられたので、インカムゲインによる生活費カバー率は31%。副業と合わせて生活費のほとんどを確保できました。
冬になって太陽光発電量が減少すると、頼りになるのが不動産です。電力ミックスに例えると、不動産は原子力発電所のようなもので、毎月常に安定してキャッシュを生み出してくれるベースロード電源のような存在です。
先日空室がでたのですがさっそく埋まり、なんというか家賃の上昇トレンドを感じます。3000円くらいしか値上げしていないのですが、それでも周辺と比べて割安なのかもしれません。
配当はゼロですが分配金は毎月定期的に入ってくる分がありました。
- ハイイールド債 HYG(利回り6.29%
- 超長期米国債 TLT(利回り3.92%
- IS米国債20年ヘッジ(利回り3.47%
太陽光については下記にまとめています。
インカムCFは過去最高更新中
年初からの累積インカムゲインも順調に拡大、過去最高を更新し続けています。年率だと2.3〜2.4%くらいの着地でしょうか。資産額が昨年から1.2倍になっているのに、下記のとおりインカムゲインは昨年をわずかに上回る程度なので、利回りは低下しています。
下記のとおり、おそらく昨年を上回って着地すると思いますが、ほぼ横ばいですね。グロース優位の年であり、投資もグロースにウエイトをおいたので、まぁ狙い通りです。配当中心のREITやインフラファンドは大きく値下がりし、利回りは上昇していますが、あまり心は動かされないですね。
先月、10月のインカムCFの記事は下記になります。