FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2025年に向けた高還元クレカルート戦略

このところ、クレカの還元率競争が一段落したのか新規も改悪も大したニュースがありません。とはいえ、前回まとめた2024年夏から状況が多少変わってきていますので、2025年の高還元クレカルート戦略をまとめておきます。

全体概要

まずこちらが全体概要です。

青色はクレジットカード、オレンジ色はプリペイドカード/コード決済サービスなどです。

 

2024年との大きな違いとしては、まずLINE Payが段階的にサービス終了となります。LINEクレカポイントプラスとLINE Payを組み合わせたコード決済は5%還元という高い還元率を誇りましたが、4月23日にサ終。ちなみにLINE Payに残っている残高は、銀行に出金すると手数料がかかるため、サービス終了後の払い戻し(確実に無料)まで持っておこうと思います。

 

また三井住友カードのサービスが少し変わります。こちら、コンビニやファミレスなど特約店での高還元が特徴ですが、1月1日以降、支払い方法によって還元率が大きく変化します(カッコ内はプラチナプリファード)。

  • iD、ICチップ、磁気ストライプ取引 0.5%:追加還元なし (1.0%追加還元なし)
  • カードタッチ決済 1.5%(1.5%)
  • スマホタッチ決済 7%(7%)
  • セブンイレブン スマホタッチ決済 10%

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コンビニやファミレスなどはプラチナプリファードのスマホタッチ

ではここから、優先順位の高い順に書いていきましょう。まずプラチナプリファードの特約店は、基本家気にスマホタッチ決済です。コンビニ、ファミレス、カフェ(ドトール)、ファストフードなどが対象で7%程度の還元になります。一部ドラッグストアやスーパーも+1%となるので、ベース還元と合わせると3.5%。これも最高還元率と考えていいですね。

 

下記は対象店舗の一部です。全体はこちらから


PayPayコード読み取り店舗 LINE Pay利用で5%

次にLINE Pay利用の5%還元です。LINEクレカポイントプラスを登録して決済します。4/23までという期限はありますが、PayPay加盟店でも利用できるので、この還元はうまく使用したいところ。月間1万円利用が上限です。

楽天ペイで4.5%

続いては楽天ペイです。昨年6月に付与方法が変更されて、実質的に還元率アップとなりました。上限なしの4.5%還元は大きく、チェーン店のリアル決済にほぼ限定されますが、積極的に使っていきたいところです。

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ただ、ここには一つ課題がありまして、というのも楽天キャッシュを楽天ペイを介して利用する用途としては、下記2つがあるからです。

  • 楽天証券 楽天キャッシュ積立(月間5万円)
  • 固定資産税の支払い(年間200万円くらい)

ざっと年間で260万円程度がここで消費されます。一方で、上記ルートでのチャージはEdyから楽天キャッシュのルートがボトルネックで月間10万円=年間120万円しかいけません。複数アカでも使わないとこの制限を超えられないのです。そのため、還元率が4.5%だとはいっても積極的に使いにくくなります。

ANA Payで3%還元

最も広く利用できるのが、ANA Payでの決済です。バーチャルクレカを使いECで利用できるし、Suica/PASMOにチャージすれば交通系ICとしても利用できます。

 

一応、月間決済上限が30万円で、楽天キャッシュに10万円は流したいので、自由に利用できるのは残りの20万円。この上限額は一応頭に入れておく必要があります。

ちなみに、このルートを使うにはいくつか制約があって、まずJAL Pay→ANA PayチャージにはApple Payを使うのでiPhoneが必要です制限が緩和されてJAL Payのバーチャルクレカ番号を使ってチャージが可能になりました。情報ご提供ありがとうございます!ただし楽天Edy→楽天キャッシュにはAndroid端末が必要です。

 

そして三井住友ゴールドカードからJAL Payへのチャージは、ここで2%と書いていますが、分解すると次のようになります。

  • 通常還元 0.5%
  • 年間100万円ボーナス 1.0%
  • リボ払い特典 0.5% ※2024年6月末で新規申し込み終了

そのため、まず年間100万円を越えると還元率が1%下がってしまいます。またこれからこのルートを始めようという人は、リボ払い特典が使えないので0.5%減少します。JAL Payには、Visa以外のカードなら手数料無料でチャージできるので、新規カード作成時やキャンペーンなどを活用してチャージしておくといいでしょう。

Amazonギフト券はファミペイルートで3%還元

Amazonギフト券は3%還元で購入することができますが、そのルートは2つあります。一つは先のANA Payルート、2つ目はファミペイルートです。どちらも3%なので好きなほうを使えばいいのですが、ANA Payルートは入口の三井住友ゴールドカードが年間100万円で追加還元がストップするという上限金額があります。

 

そのため、ANA PayをAmazonギフト券に振り分けるのはちょっともったいない。そのため、ファミペイルートを中心にチャージしておくとよいと思います。

なお2025年の国税支払いはAmazonギフト券が1回30万円までしか利用できなくなりました。Amazonで多くの買い物をしない人は、余らせてしまう可能性もあるので注意です。

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プラスチックカード&外貨決済はIDAREで2.5%還元

最後に最も応用範囲が広いプラスチックカード決済については、プラチナプリファード→IDAREというルートで、IDAREのリアルカードを使います。ただIDAREにチャージしたからといってプラチナプリファードの還元率がアップするわけではなく、2.5%のまま。ではなぜわざわざIDAREルートを通すかというと、IDAREにチャージしておいておけば年率2%相当のポイントが得られることと、外貨決済が最安に近い金額で決済できるからです。

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なおプラチナプリファードが2.5%還元になるからくりは次の通り。年間100万円ボーナスは最大400万円利用まで適用なので、けっこう使っても安心です。

  • 通常還元 1.0%
  • 年間100万円ボーナス 1.0% (最大400万/年)
  • リボ払い特典 0.5% ※2024年6月末で新規申し込み終了

ただサブスクやホテルなどではIDAREが使えないところもあります。予約販売などでは、オーソリと本決済で二重チャージが一時的に発生します。そのため、最も応用範囲が広くて確実なのは、プラチナプリファード自体を利用することです。つまり、最初と最後はプラチナプリファードがガードすることになります。

プラチナプリファードを継続すべきか?

さて、特約店での利用&その他もろもろの最後の砦として使えるプラチナプリファード。最大の問題はSBI証券でのクレカ積立が改悪されたことです。これまで月額5万円・5%還元だったのですが、2024年11月以降、還元率が変更。下記のように年間ショッピング利用額に応じた還元率になりました。

  • 〜300万円 1%還元
  • 〜500万円 2%還元
  • 500万〜  3%還元

一応、500万円を超えて利用すれば3万6000円ptがもらえるわけで、年会費3万3000円を払ってもプラスです。計算すると、年会費込みの還元率は次のようになります(リボ払い+0.5%込み)。

  • 100万円利用 0.4%
  • 200万円利用 1.45%
  • 300万円利用 2.2%
  • 400万円利用 2.28%
  • 500万円利用 2.36%

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正直、十分に高還元なので年間300万円を越える利用があるなら、プラチナプリファードを継続する意味はあるでしょう。またぼくは2025年分の年会費が免除されたので、少なくとも25年中はプラチナプリファードを使い続ける予定です。

2025年のクレカ決済見込み

さて、一応2025年のクレカ想定利用額も計画しておきましょう。

  • プラチナプリファード 500万+120万(SBI積立)
  • 三井住友ゴールドMastercard 100万
  • PayPayカード 30万円程度+120万(Amazonチャージ、PayPay証券積立)
  • 楽天ゴールド 100万+120万(楽天証券積立)
  • au Payカード 120万(カブコム積立)
  • マネックスカード 120万(マネックス積立)
  • エポスカード 120万(tsumiki積立)
  • セゾンカード 120万(大和コネクト積立)
  • JCBカードS 120万(松井積立 5月から) 

年間1020万円のクレカ積立を行うので、それ以外のクレカ決済予定額は730万円程度というイメージですね。

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