投資家であれば、その人がいったいどんな銘柄をいつ買って、いつ売っているのか気になると思います。というわけで、2024年の九条の売買を振り返ってみましょう。
2024年年初のポートフォリオと年末のポートフォリオ
対して2024年末(正確には2024年11月末)のポートフォリオがこちらです。
まず、資産評価額上位5位までが大きく変わりました。
- 不動産アパート
- VT(全世界株式インデックス
- IVV(S&P500インデックス
- BTC
- ETH
これが、↓のようになりました。
- BTC
- VT(全世界株式インデックス
- 不動産アパート
- ETH
- IVV(S&P500インデックス
仮想通貨が大きく伸びて、株高が進んだことがよく分かります。また、買い増しの影響としては年初1.4%だったeMAXIS Slim全世界株式ことオルカンが、年末には4.1%まで比率を増しています。12月の積立もあるのでさらに増えると思いますが、いい感じの比率増加です。
1月
- オルカンスポット買い 新NISA
- Meta売却
- クレカ オルカン積み立て
1月は、一気に新NISA枠を埋めた月です。ちなみにその後も毎月つみたて投資枠で100円ずつ積み立てていますが、それは省略しています。
また1月にはMetaを1/3ほど売却しました。これはMetaの業績云々ではなく、比率がたいへん大きくなったためリバランス的に調整のための売却です。とはいえ、売却直後の急騰し、その後も上がり続けたことをみると、後知恵ですが馬鹿な売却をしたものです。
2月
- クレカ オルカン積み立て
2月は1月に引き続き、クレカによるオルカン積み立てだけです。現在は下記のようにそれぞれ10万円ずつ積み立てていますが、それは3月に金融庁の方針変更があって上限が10万に上がったから。当初は下記のような感じでした。
- tsumiki証券(エポスカード) 1月から10万円に
- 大和コネクト証券(セゾンカード) 1月から10万円に
- セゾン投信(セゾンカード) 1月から10万円に
- PayPay証券(PayPayカード) 法令改正後、10万円に
- マネックス証券(マネックスカード) 法令改正後、10万円に
- SBI証券(各種カード) 法令改正後、10万円に
- auカブコム証券(au PAYカード) 法令改正後、10万円に
- 楽天証券(楽天カード) カード単体も法令改正後、10万円に
1月時点で引き上げもあったので、ざっくり当時は55万/月くらい。その後は下記のように75万円の積み立てを継続しています。10万円への引き上げに伴い各社は還元率の変更を余儀なくされたのも記憶に新しいところです。
- 楽天証券 15万円(オルカン)
- SBI証券 10万円(オルカン)
- カブコム 10万円(オルカン)
- マネックス10万円(オルカン)
- tsumiki 10万円(セゾングローバル)
- コネクト 10万円(オルカン)
- PayPay 10万円(オルカン)
3月
- クレカ オルカン積み立て
- Meta売却
- TLT買い増し
3月にはTLTを買い増ししました。これは秋と目されるFedの利下げによって長期金利の低下を見込んだものでしたが、これが大外れ。下記のようにFedの利下げは行われたものの、9月をピークに長期金利は上昇してしまい、つまり金の逆に動く長期債価格は大きく下落してしまったのでした。
4月
- クレカ オルカン積み立て
4月はクレカ積み立てだけ。このタイミングまでは70万/月の購入でした。
5月
- クレカ オルカン積み立て
5月は、PayPay証券が5→10万にクレカ積み立て枠を拡大したことで、合計75万/月にクレカ積み立てが拡大しました。
6月
- TOPIX ETF売却
- クレカ オルカン積み立て
6月にはTOPIX ETFを売却しました。これは旧NISAで運用してきたものが2023年末で満期となり特定口座に払い出されたもの。1月の段階で売却するのがセオリーなわけですが、たまには日本株に強気になってみようかと思い引っ張っていたものです。結果的にはまぁ悪くないタイミングで売れたかな? といったところでしょうか。
7月
- 個人向け国債購入
- クレカ オルカン積み立て
7月には個人向け国債を買い増しています。考え方としては、0.31%程度の普通預金口座にキャッシュを置いておくよりも、0.7%程度まで上昇した個人向け国債を購入して、優待クロスなどで現金が必要なときに、野村のWebローンで金利1.65%で借りればそのほうがお得だという発想です。
ちなみに直近の個人向け国債の金利はこんな感じです。
8月
- クレカ オルカン積み立て
8月はクレカ積み立てだけでした。
9月
- クレカ オルカン積み立て
9月もクレカ積み立てだけでした。
10月
- クレカ オルカン積み立て
- 東京メトロ IPO
10月は東京メトロのIPOに参戦。手持ち現金の資金全力で向かいましたが、まぁボチボチといったところ。またこういう大型IPOがあれば参加したいものです。
11月
- クレカ オルカン積み立て
- SUSTEN 売却
11月は運用手法を気に入って購入したSUSTENのGreenファンドを売却しました。3年間保有して、リターンは▲42%。惚れ込んで買ったら少なくとも3年は持ち続けるようにしているのですが、あまりに厳しい結果に損切りです。
12月
- クレカ オルカン積み立て
- Bitcoin 売却
12月はBitcoinを売却しました。こちらも利確ではなく、あまりにBitcoinのシェアが大きくなってしまったので、リバランス的に売却です。とはいえ、雑所得として税金がかかる関係で、売却したのはわずか5%。このペースだと全額売却するのに20年かかるわけで、さぁて、どうしようかな? という感じです。
売買は多い?少ない?
さて2024年の九条の売買は多いと思いましたか? 少ないと思いましたか。月間75万円のクレカ積み立ては、買うばかりで一切売却していません。また、ここには書きませんでしたが、スポットでeMAXIS Slim全世界株式の追加購入も行っています。これのおかげでオルカン比率が徐々に上がっているわけですね。
ぼくは積極的に売買することが投資リターンを上げることはないというスタンスです。実際、2024年の売買を振り返っても、Metaなんて売却後2倍弱まで上昇してますし、1530万円くらいで売却したBitcoinは、今のところ横ばいですが、2025年に入ったらさらに上がるでしょう。はっきり言って何も売らないほうが良い年でしたし、変に債券を買う必要もありませんでした。
とはいえ、結果オーライ。まだ1営業日ほどあるので市況がどうなるかは分かりませんが、いい投資環境だったといえるのではないでしょうか。
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