2024年は総資産が29%増加し過去最高額を更新しました。増加額も過去最高となる一年でした。では、どんな銘柄が伸びを牽引したのか。今回は銘柄別に振り返ってみます。まずは株式を中心とした長期バケツの銘柄別リターンから。
- 総資産が29%増加した2024年
- 長期バケツの中身
- 長期バケツ全体の年間リターンは40.7%
- 売買金額は均すとほぼゼロ
- 資産増にもっとも貢献したのはBTC
- 年間リターントップはNVIDIA
- 2024年の雑感
総資産が29%増加した2024年
2024年は総資産が29%増加しました。そこから入出金を調整した運用リターンは31.2%*1。まぁまぁリターンが大きかった年でした。
この伸びを牽引したのは総資産の75%を占める長期バケツです。今回は、この長期バケツの中身について、銘柄個別のパフォーマンスを振り返ります。
長期バケツの中身
まず長期バケツの中身は下記のようになっています。半分がインデックス、クリプトが2割ちょい、個別株が15%といったところ。
銘柄別に見ると、実はBitcoinがもっとも比率の大きい銘柄になります。
最初に12月単月の銘柄別リターンを見ておきましょう。大きな伸びを見せたのはGoogleでした。実に18%の増加。これはGoogleが12月10日に発表した超高速量子チップ「Willow」をうけてのものです。AIブームの昨今ですが、もう一つの大きな技術的なトライが量子コンピュータ。この面でもGoogleがトップランナーの一人であることを知らしめました。
長期バケツ全体の年間リターンは40.7%
さてこの長期バケツですが、入出金を加味した年間のリターンは40.7%でした。まぁかろうじてS&P500のリターンには勝ちましたが辛勝。ちなみにS&P500指数には配当は含まれていませんが、ぼくの長期バケツのパフォーマンスにも配当は計算に入っていません。不動産や高配当のARCCなど、配当系の銘柄がある分不利だとはいえます。
売買金額は均すとほぼゼロ
では何を買って何を売ったのか。この通り、ETHとBTCとMetaを売り、そのお金でひたすらオルカンを買った年となりました。
この1年、クレカ積み立てだけでもけっこうな額を購入に充ててきたのですが、その割にお金が減りませんでした。いったいどこからお金が湧いて出てきたのか? と思っていたのですが、こういうことでした。
資産増にもっとも貢献したのはBTC
次にどの銘柄がどのくらい増えたのか。増加額をグラフにしたのがこちら。圧倒的にBitcoinで次がEthreum。そして大きく減って、IVV(S&P500 ETF)でありVT(全世界株式ETF)でした。個別株ではMeta、Amaon、Google、ARCC、NVIDIAの順。保有額ではNVIDIAは少ないのでこれだけの伸びに貢献したのは流石です。
年間リターントップはNVIDIA
最後に銘柄別の年間リターンです。これはアドベントカレンダー企画のマイ・ベスト投資商品でも書いた通りNVIDIAでした。実に208%増。まさにAIの申し子です。
そこにBTCとETHの仮想通貨2大巨頭が並び、次にAmazon、Meta、Googleとテックジャイアントが続きました。50%超の株価の伸びとなっていて、現代を牽引する企業であることが分かります。
その下はIVV(S&P500ETF)やオルカンなどのインデックスですが、それらも27〜37%増と十分なリターンを出しました。
2024年の雑感
2024年の株式市場を振り返ると、2023年のトレンドであるAIの強さが継続した年だったと感じています。またトランプ氏の大統領当選もあり、半減期を超えたBitcooinの想定通りの爆上げもありました。
さらに進むようでなかなか進まない米Fedの利下げ、そして上げたいけれどもなかなか上げられない日銀の利上げもあり、為替も結局のところ円安に振れています。このことも海外株式を中心に保有するぼくのPFにとってはプラスに働きました。
次回は、債券系を中心としたインフレ対応バケツである中期バケツの運用成績を振り返ります。
*1:総資産の伸びよりも運用リターンのほうが大きいというのは、入金額がマイナスだったということです。