クレジット関係では次第に還元率が渋くなってきているのが実感できるのですが、今回、デビットカードながら常時1.5%還元というなかなかいい具合のサービスが、V NEOBANKから登場です。いろいろ活用先が広がります。
V NEOBANK 住信SBIネット銀行のBaaS
V NEOBANKは旧称「T NEOBANK」。TポイントのCCCが、住信SBIネット銀行のBaaSとしてスタートさせた銀行です。これまでこれといった特徴のない銀行でしたが、今回常時1.5%のデビットカードサービスをスタートしました。
概要は次の通り。
- ブランド Mastercard
- 年会費 無料
- 形態 バーチャルのみ(オンラインショッピングまたはApplePay/Google Pay)
- 還元率1.5%(月間利用金額1000円以上の場合)
- 還元ポイント Vポイント
- 付与タイミング 月末締め、翌月中旬付与
- 使用先条件なし
使用先条件なし、つまり電子マネーは対象外だとか税金は対象外だとか、そういったしばりなく何に使っても1.5%が還元されるということのようです。注意点としては、旧デビットカードは還元は行われず、新カードの発行が必要だということ。アプリから簡単に発行できます。
1500pt付与のキャンペーンも 15%還元
このサービス開始に合わせて、1500ptもらえるキャンペーンも実施します。概要は次の通り。
- 期間 3月4日〜3月31日
- 要エントリー
- 新デビットカードを使用
- 期間中に1万円以上利用 ※
- 付与は5月下旬
注意点は、交通系電子マネーへのチャージは1万円以上利用の対象外だということ。1.5%還元の対象だが、キャンペーンの利用対象には含まれないと記載されています。
Mastercardブランドの使い勝手
さて、デビットカードなので利用する前にチャージ、というか銀行口座への入金が必要です。V NEOBANKの実態は住信SBIネット銀行なので、住信SBIネット銀行および各NEOBANKからの振込は手数料無料です。
今回面白いのはこのデビットがMastercardブランドだということ。最近、Visaに対して手数料がかかったりチャージ不可だったりするサービスがあるので、Mastercardはニッチですが便利です。例えば、下記はMastercardならば制約なくチャージできます。
- JAL Pay :Visaはチャージ時手数料
- au PAY :Visa、JCBはチャージできるブランドは限られる
- REVOLUT:Mastercardクレジット、デビット、Visaデビット以外はチャージ時手数料
ぼくの場合、三井住友ゴールド(Mastercard)→JAL Pay→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ などのルートを使っているのですが、三井住友ゴールドは年間100万円を超えると還元率が低下します(2.0→1.0%へ)。そのため、別のチャージできるカードはないかと思ってたのですが、PayPayカード(STEPクリアで1.5%)、Vカードプライム(日曜なら1.5%)などのような制約なく1.5%還元されるのはありがたい限り。
と思ったら、どうやらJAL Payとau Payへのチャージはできないようです。何度登録してもエラーとなる。残念無念です。
3/6追記:なにやらJAL Payにチャージできるようになった、という情報を聞き試してみるとチャージができました!4日時点ではエラーが出て通らなかったんですけど、なんでだろ。ともあれ、これですごいルートが開通です。
またチャージだけでなく物品の購入に使う場合、デビットカードならではの注意点があるので、そこは注意が必要です。
- ホテル、ガソリンスタンドなど金額が事後に決まる加盟店では利用できない場合がある
- 予約販売の商品だと、予約時のオーソリで全額が引き落とされ、決済時にも引き落とされ、オーソリ分はあとから返還される場合がある