FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

千葉銀行は0.9%でマイカーローンを貸している

久しぶりにクルマを買おうかと思って、試乗などいろいろとやっています。買うクルマが決まってきたら、並行して必要なのが金策です。今回、銀行のカーローンを使おうかと思い、いろいろなところに打診してみました。

高金利ディーラーローン→現金派へ

クルマは数百万円する高い買い物なので、金策が必要です。ぼくの場合、選択肢は次のようなものがありました。

  1. 現金で買う
  2. 証券担保ローンで買う
  3. ディーラーローンで買う
  4. 銀行のカーローンで買う

最初にクルマを買ったときはディーラーのローンを何も考えずに使いました。当時の金利は5.55%。今考えると驚きの金利ですね。5年、ボーナス併用の60回払いでけっこうな金額を返したのを覚えています。

 

実はその1回以外は、すべてクルマは現金で買っています。最初の1台が30万+諸経費、次がディーラーローン、3台目が350万円くらい、4台目は無償譲渡、5台目は千数百万、6台目は120万。ディーラーローンの高金利に懲りて、マネリテ的に「ローンなんて金利の無駄!」と思ったのが、現金派へ趣旨替えした理由でした。

 

ところが、いままたローン派へとスタイルを変えようとしています。

クルマを買うなら銀行のカーローン

というのも、キャッシュは運用することでリターンを生み出せます。もし借りる金利よりも運用益のほうが大きいなら、借りるほうがベターでしょう。

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では、運用益よりも低い金利で借りられるのはどこか。それが銀行のカーローンです。ちなみに、ディーラーローンの場合、完済するまでクルマの名義はローン会社のものになってしまいますが、銀行ローンなら最初から自分名義。また新車購入時だけでなく車検などにも利用できるなどのメリットもあります。

複数銀行で見積もりしてみた

というわけで、複数の銀行でカーローンの条件を見積もってみました。「カーローン」で検索すればたくさん広告やアフィリエイトサイトがヒットします。カーローンに力を入れている銀行はたいていこういうところに出ているので、そこから仮申し込みする形です。

 

いずれもWeb完結で、クレカの申し込みよりも簡単です。仮申し込みで入力するのは、住所氏名年齢などの基本情報のほか、勤務先や自己申告の年収情報など。この時点では本人確認書類や収入証明書類は不要です。また借りたい額と返済期間を入力します。今回は借りたい額は650万円、返済期間は最長(だいたい10年)を選択しました。

 

個別に申し込んだ銀行だけでなく、複数の銀行に一斉に仮申込ができるクラウドローンも使ってみました。

通常、地銀は営業地域が決まっていて、東京に住んでいたら東京を営業地域としている地銀しか利用できません。ただクラウドローンの場合、ネット支店扱いなのか下記のように遠隔地の地銀にも申し込みができるのが面白いところです。

ちなみに、クラウドローンは申込みの最中にヘルプが常時表示されるちょっとユニークなUIです。例えば、「希望借入額」の画面では、「いくらまで借りられるの?」という目安が表示。一般的に年収の1/3が目安と出てきました。え!?年収1000万円で333万円? そういわれればそんな気もしますが、今回余裕で年収以上の金額を借りようとしています。果たして貸してくれる銀行はあるのやら。。。

貸してくれる銀行、貸してくれない銀行

さてGW中でしたが明けてすぐに各行結果を送ってきました。1営業日くらいで出すようですね。驚きの結果はこちら。

まずクラウドローン経由では4行が条件を提示してくれました。ただしいずれも貸せる上限は300万円だとしてきています。さらに金利もけっこう高いですね。

 

続いて北関東をメインの営業地域とする常陽銀行は審査落ち。けっこう厳しいですね。常陽銀行さんは法人でお付き合いがあってけっこう借りているのですが、法人は法人、リテールはリテールということで、あんまり加味しれくれないみたいです。

 

今回、やはり強いなと感じたのが、関東の地銀の雄である千葉銀行と横浜銀行。いずれも650万円満額回答です。その上で、ほかのどこよりも低い金利を提示してきました。

 

なかでも面白かったのが千葉銀行です。新車のみですが、ガソリン車とEV/FCV、HEV(ハイブリッド)で金利を明確に変えています。要するにEVだと極端に金利が下がります。

ぼくは今回BEVを狙っているので、650万円の借り入れだと1.95%。なお借入額が900万円を超えると0.9%まで下がるそうで、ついもう少し高いクルマにしようか?とか思ってしまいました。

1.95%は高いか安いか

さてまだ仮申し込みの段階で本当にこの条件で借りられるのかは正式に申し込んでみないとなんともいえませんが、この1.95%をどう評価しましょう。

 

まず野村Webローンが1.9%なので、それよりもわずかに高い金利です。ただ、正直、僕の持っている太陽光や不動産のローンはこれよりもっと金利が高いんですよね。つまりカーローンで借りて別のローンを繰り上げ返済したほうがメリットがあるくらいです。

 

運用金利を上回れるかどうかについては、低リスクで恒常的に運用できる案件がだいたいこんな金利のイメージになります。

  • 普通預金(松井バンク) 0.41%
  • 個人向け国債(変動10年) 0.93%
  • クラファン(Funds) 2〜3.5%
  • 長期米国債ETFヘッジなし(1656) 3.83%※設定来

もちろん株式などに投資しても10年間という期間の中ではプラスとなるでしょう。制度信用の買い金利が2.8%前後であることを考えても、信用取引よりも有利だということもできます。

 

もし本当に1.95%で貸してくれるなら、ぼくはぜひ借りたいというのが今の結論。ただし変動金利なので、もし金利が急上昇したら繰り上げ返済してしまいます。手元にキャッシュはあるので。

 

あとは本申し込みをするとともに、どのクルマを買うのかを決めて進めるという感じですね。

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