FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

Apple貯金も上限30万円に


本来上限の定めのない電子マネーである前払式支払手段ですが、当局あたりから指導が出ているのか、上限金額を30万円に抑える動きが広がっているようです。アップルのコンテンツからハードウェアまで購入できるAppleアカウント残高の上限が4月30日から上限30万円に制限されました。

Apple製品を10%超割引で購入する

Apple製品は基本的に値引きもされないし、家電量販店などで買ってもポイント付与率が渋いことで有名です。ところが、Appleアカウントの残高を使うと、10%以上の割引が可能になります。どういうことか?

 

まず楽天市場でAppleギフトカードを購入します。これは楽天SPUや楽天マラソンなどの対象となるので、軽く10%超の楽天ポイントが還元されます。これが1stステップ。

a.r10.to

次に、Appleギフトカードを登録するとAppleアカウント残高にチャージされます。Appleギフトカードの有効期限は2年間ですが、Appleアカウント残高にチャージすれば無期限です。

 

そしてAppleアカウント残高は、Apple製品の購入にそのまま使えます。つまりMacとかiPhoneとかiPadなどが買える。しかも最初に10%超のポイント還元を受けているので、実質10%以上の割引と同じだということです。

 

なお、Appleアカウント残高には少し制約もあります。それはリアル店舗のAppleストアでの支払いです。店舗でモノを購入したり修理代金を支払ったりするときは、Appleギフトカードは使えますが、チャージ後のAppleアカウント残高は利用できません。

 

ちなみにAppleギフトカードは一気に大量の額面を購入することはできません。下記のとおり、上限は非公開ですが一定額を超えると購入できなくなります。

つまり毎月…など定期的にAppleギフトカードを購入してApple残高に積み立てて行く行為が必要になります。これをApple貯金と呼びます。

Apple貯金に30万円制限!

これまではApple貯金に上限はなかったので、10万でも50万でも100万円でも貯めることができました。例えばVisionProなどは60万円超なので、Apple貯金をたくさんしておかないと購入できません。

 

いや正確にいうと、Appleアカウント残高で一部を支払い、残りをクレカで支払うことも一見可能なようになっています。がしかし、新製品登場直後などは、なぜかこの組み合わせはシステムエラーが出てしまい、購入できないという事態が多発しているようなのです。

 

ところがです。冒頭に書いたように、ついにAppleアカウント残高に上限が設けられてしまいました。

Legal - iTunes CardおよびiTunesコード - Apple

 

これによると、Appleアカウント残高の上限は30万円です。これを超えてチャージはできないようになるということです。またAppleギフトカードについても最高額面金額は25万円に制限されました。ただ、おそらくですがAppleギフトカードは複数購入できるので、そうすれば実態として上限はないともいえます。ただ、Apple製品の購入時に複数のAppleギフトカードを利用できるのかどうかは不明です。

 

まぁ30万円あれば、たいがいのApple製品は購入可能です。といってもいろいろ値上がりしている昨今、下記の製品は30万円では購入できない例です。

  • M4 MacBookPro 14インチ 24GBメモリ〜
  • M4 MacBookPro 16インチ 全モデル
  • M4 Max MacStudio
  • MacPro 全モデル
  • 11インチ iPadPro ストレージ1T〜
  • 13インチiPadPro ストレージ1T〜
  • Vison Pro

Amazonギフト券も30万制限

そういえば、この春国税の支払いにAmazonギフト券の利用上限が30万円に制限されるとともに、Amazonギフト券の上限自体も30万円に定められました。

 

www.kuzyofire.com

今回、Appleアカウント残高も同じように30万円になり、どうも当局から同じように指導を受けたんじゃないか?という気もしています。

 

なお前払式支払手段自体には法的な上限はなく、発行額の1/2以上を法務局に供託することが定められているだけです。実際、電子マネー事業者の多くは30万円を超えた発行をしており、現在のところAmazonギフト券とAppleアカウント残高が30万円上限を相次いで定めたくらいです。

 

もっともSuicaなどは2万円を上限としており、各発行体の考え方によって上限はさまざまです。それにしても、ちょっと窮屈になってきましたね。

 

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