FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

10銘柄57個 ロイホや物語を取る裏技 2025年6月末の優待クロス

6月末の優待クロスは10銘柄57個。だいたい制度ですかいらーくだけは早めに一般。そしてロイヤルホストや物語コーポレーションはちょっとした裏技でとりました。

獲得したのは10銘柄

6月、獲得したのは次の10銘柄です。アシックスは端株保有中。高値の40%割引券を獲得するには3年以上の保有が必要ですが、今回25%引き券が来るか30%引き券が来るかで長期認定の有無が分かる見込みです。

 

すかいらーくは一般で。日興+SBI+GMOという組み合わせでとりました。一時、楽天でも出ていて、長期楽天は安いので乗り換えようとしたのですが、なんと、一般信用売りのハズが、一般信用買いをしていて、慌てて反対売買です。何やってんだろ。

裏技サクソバンク

さて、物語コーポとロイヤルHDは、逆日歩の可能性があまりに高く制度では買えないし、相当早くないと一般での購入もできません。そこで、裏技サクソバンクの登場です。以前も書きましたが、個別株CDFをショートして、信用売りの代わりに使います。

 

さて、FXとかCFDとか、そういえばあんまり使っていなくて、肌感がなくなってきていました。で、何が起こったかというと、強制ロスカットです。

 

サクソバンクのCFDの場合、購入時にそのポジションを立てるための証拠金額が記載されます。下記のサンプルでは必要証拠金は52万6400円となっています。ロイヤルHDの株価は2640〜2645円なので、1000株で264万円。約20%の証拠金が必要な形です。

この必要証拠金分を入れればとりあえず発注はできポジションを立てることはできます。ただしこれは本当にギリギリの証拠金で、もし株価が上昇しこのポジションで含み損が発生するとどうなるかというと、いきなり強制ロスカットされるのです。

 

そう、信用取引ならば追証ですね。たいてい翌日昼くらいまでに追加のお金を入れればOK。しかしFXとかCFDのような差金決済では、証拠金が足りなくなるといきなり強制決済されるのです*1

 

もう一つ、サクソバンクで気をつけなくてはならないのは、下記のようにたくさんの口座があって、現金も手動で動かさなければいけないということ。総合証拠金みたいなものはないようなのです。

そのため、「あ、証拠金を追加しなくちゃ!」と思って入金しても、その後「個別株CFD」に資金を振り替えないと証拠金比率が回復しないのです。いやー、久しぶりでFXとかCFDのお作法を完全に忘れていました。で、9:35分。下記のように全ロスカットされたわけです。

その後、慌ててポジションを建て直したわけですが、気配値よりも低い指値を入れているのにショート注文が約定しません。いらついて成行に変えたら、恐ろしいほどのスプレッドで約定するじゃないですか。ロイヤルHDはいきなり▲2万円の含み損です。むむむ。結局、気配値より5円くらい低いところで粘っていたら、しばらくして約定しました。東証の板で注文していると約定しないなんてないのですが、CFDのような証券会社と相対の取引では、約定力ってのが如実に現れます。

 

個別株CFDは基本的にユーザーに不利な条件で約定する感じなので、これは板寄せが行われる寄付や引け以外ではあまり注文したくないですね。

 

閑話休題。それでも一般品切れ、制度逆日歩地獄でも、サクソCFDショートなら簡単にクロスを建てられるのはいいポイントです。ただ信用取引とも違うお作法がCFDにはあるので、そこは少し先に勉強しておいたほうがいいですね。

逆日歩答え合わせ

さて制度で建てた銘柄の逆日歩結果です。

  • アシックス(7936)
    • 差額配当(184)− 手数料(21)− 逆日歩(0)→163 
    • 総合利回り4.3%
  • アイスタイル(3660)
    • 差額配当(15)− 手数料(3)− 逆日歩(275)→▲263 
    • 総合利回り0.8%
  • コーア商事(9273)
    • 差額配当(490)− 手数料(8)− 逆日歩(0)→482 
    • 総合利回り1.1%
  • 日本マクドナルドHD(2702)
    • 差額配当(0)− 手数料(36)− 逆日歩(25)→▲61 
    • 総合利回り0.4%
  • ラウンドワン(4680)
    • 差額配当(207)− 手数料(27)− 逆日歩(15)→165 
    • 総合利回り0.4%
  • パンパシ(7532)
    • 差額配当(383)− 手数料(29)− 逆日歩(155)→199 
    • 総合利回り0.4%
  • アルペン(3028)
    • 差額配当(766)− 手数料(29)− 逆日歩(3000)→▲2263 
    • 総合利回り-0.2%

半分くらいの銘柄が差額配当でプラス。いくつかの銘柄はマイナスですが、優待価値で取り戻せる内容でした。ただアルペンだけは大失敗。2000円の優待券を2263円で購入することになってしまいました。まさかアルペンがね……。

 

というわけで、次回7月は大した銘柄がないお休みの月。資金を何に使おうかな? と思うところです。

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*1:そのくせ、フラッシュクラッシュのような急激にポジションが悪化した場合、強制ロスカットは執行されず、あとになって追加入金を求められるのですが。