
アプリダウンロードしただけで500円分のポイント付与、利用すると最大20%還元……こんな大盤振る舞いの決済サービスが7月からスタートしました。その名も「みなトクPAY」です。
港区で利用できるコード決済
こちらのみなトクPAY、港区内の店舗で利用できるコード決済ですが、誰でも利用は可能です。港区は商店街の振興のためにけっこうな予算(約11億円)を費やしており、うまく活用したいところですね。7月のサービスインに伴い、キャンペーンも実施中。概要は次の通りです。
- 期間:7月1日〜7月31日
- ダウンロードキャンペーン:先着5万人に500pt付与
- 利用者還元キャンペーン
- 区商連加盟の中小個店 20%還元 上限7000円
- 大型店舗及び区商連賛助会員のうち中小個店 5%還元 上限3000円

クレカチャージも可能
みなトクPAYの特徴は、セブンATMやコンビニ店頭での現金チャージだけでなく、クレジットカードでのチャージも可能なことです。地域系コード決済では意外とこれは珍しいかな?
地域系コード決済は、残高を余らせてしまうリスクがあるのですが、現金チャージだと会計直前にチャージできず、事前にチャージしておかなくてはいけないという難しさがありました。1回で1000〜4万9000円まで1円単位でチャージできるので、例えば会計が1万31780円ならその分チャージして払う――なんてこともできますね。
ただしクレジットカードチャージにはマイナンバーカードによる認証が必要です。しかも署名用パスワードを入力して本人であることを証明するという、なかなかレアな使い方。いわゆるJPKIでしょうかね? ただ、マイナカード認証もリアルタイムで行え、クレカチャージもすぐに実行できたので、KYCの方法としてはかなり優秀な印象です。

問題はクレカでチャージしたときにポイントが付与されるかどうかですが、だいたいの場合、チャージ系のポイント付与が問題になるほど多額になったあと、イシュア側でポイント付与の対象外にするという流れなので、気づかれるまでは普通にポイントが付くんじゃないかと妄想しています。わかりませんけど。
またANA Payなどプリペイド型カードからチャージできるか試してみましたが、これは流石に最初から塞がれていました。
使えるお店
還元上限も7000円なので、20%還元なら3万5000円分まで消費できます。となると、どのお店で使えるのか迷うところです。あ、そもそも金券など換金性の高いものやたばこの購入などには利用できません。
では主だった利用できる店舗を見ていきましょう。
まず大型店は5%以下の還元ですが、下記のようなところが対象になっています。スーパーとかドラッグストアでも20%還元のところがあるので、要注目です。
- ピーコックストア(三田、芝浦) 2%
- 成城石井(愛宕グリーンヒルズ、六本木ヒルズ) 2%
- 成城石井(東麻布、麻布十番、西麻布) 5%
- ウエルシア(田町) 5%
- ココカラファイン(白金台) 5%
- ドン・キホーテ(白金台、六本木) 5%
- クイーンズ伊勢丹(白金高輪) 5%
- サミットストア(三田) 5%
- ダイエー(麻布十番)5%
- ビックカメラ(赤坂見附) 5%
- 紀伊国屋インターナショナル(青山) 20%
- スギ薬局(ニュー新橋ビル) 20%
飲食店はみなトクPAYの花形です。新橋、芝三田、港南、白金高輪、麻布、お台場、赤坂・青山の中小店舗が20%還元で並びます。魚河岸日本一はなぜ近くの店舗2つで還元率が違うんでしょうね? 運営もとの差かな? 個人店の寿司屋は多数20%還元。有名焼肉店もちゃんと20%還元です。
- 寿司 魚河岸日本一 新橋駅ビル店(20%)、新橋駅前店(5%)
- CoCO壱番屋(浜松町、御成門、三田) 5%
- 焼肉ジャンボ白金 20%
- 叙々苑(六本木、麻布十番) 20%
- 麻布十番焼肉KINTAN 20%
ちょっと面白かったのが、こちらの書店。え?本が全部20%引き? これすごくないですか。
港区は、ビジネス街から繁華街、住宅地まで幅広い有名な街が揃った区です。僕も週1回くらいは行っています。みなトクPAYのキャンペーンは予算が尽きると早期終了ということなので、うまく活用したいところですね。