FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

Grok4に課金 最も安いのは実はAndroid経由

このところ最新AIモデルが続々登場していますが、xAIが満を持して投入したGrok4が、「AGIに最も近いAI」として話題です。そんなわけで、初めてGrokに課金してみました。

ベンチマーク最高数値を叩き出す

生成AIモデルの進歩は日進月歩です。下記の通り、各社は1ヶ月おきに最新モデルをリリースし、そのたびに「なんてすごいんだ!」と話題になってきました。

  • OpenAI o3&o4mini 4月16日
  • Anthropic Claude4(Opus/Sonnet) 5月23日
  • Google Gemini 2.5 Pro 6月18日
  • xAI Grok4 7月13日

肌感的にも後発のモデルのほうがだいたいいい感じで、僕の今の主力はGemini2.5Pro。そしてメインの仕事にはだいたいClaudeを使っています。ChatGPTは、現状お絵かきに使うくらいになってしまうほど、他のモデルが伸びてきています。

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そんな中、登場したGrok4。通常版のGrok4と、多重動作モデルのGrok4 Heavyがありますが、Heavyのほうは各種ベンチの結果を塗り替え、ほとんどでトップに躍り出ています。

なに経由で課金するのが一番安いか

このGrok4、実は無料版では利用できず課金が必要です。有料プランはSuperGrokと呼ばれ、月額40ドルのプランと、Grok4 Heavyが使える月額300ドルのプランがあります。OpenAIのChatGPT Pro200ドルに驚いていたら、さらにその上を来ました。月間4万5000円、年間54万円。なんというか、AIモデルの価格は下がるどころかどんどん上がっています。

とはいえ、課金しないとGrok4を試せないので仕方ありません。ただ、この30ドルというのはWebからクレカ払いをしたときの話。実はほかにも支払い方法はあります。

 

こちらが、クレカのほかGoolePlay、AppleのAppStore経由で払ったときの料金です。クレカは30ドル=147円換算で4410円、GoolePlayが4560円、AppStoreが5000円と、クレカ<GooglePlay<AppStoreという価格になっています。

ただ、ここで気をつけなくてはいけないのは、クレカ払いはドル建てでGoogle/Apple決済は円建てだということ。つまり為替レートの変動で損得が変わります。ざっくり計算すると、現時点でのそれぞれの換算レートは次のようになっています。

  • GooglePlay 152円
  • AppStore 166.6円

つまり、為替が152円を超えるようならクレカよりGooglePlayのほうがお得。さらに166.6円を超えてきたらクレカよりAppStore経由のほうがお得だということです。

GooglePlayを最安にする方法

ただし、ここにさらに別の観点を見る必要があります。還元率です。クレカの場合、まぁ最高に頑張っても2.5%還元(リボ併用プラチナプリファードでIDAREにチャージしてドル決済の場合)がいいところで、さらにIDARE以外では外貨決済手数料が1〜2%くらい取られて還元分が吹き飛びます。

 

一方でGooglePlayは、楽天などでGooglePlayギフトカードを買えば、結構な還元が受けられます。SPUやお買い物マラソンの買い回りなど各自の状況にもよりますが、まぁ10%還元くらいは固い。つまり4560円を支払うものの、その10%=456円くらいは還元されており、実質4104円くらいの支払い額だということです。これは為替レートでいうと136.8円換算になります。

 

つまり、下記のようになり実はGooglePlay経由で課金するのが最も安くなります。

  • クレカ(147円レート) 4410円
  • クレカ(同レート2.5%還元) 4300円
  • GooglePlay(ギフトカード経由) 4104円
  • GooglePlay(通常)、 4560円
  • AppStore(ギフトカード) 4500円
  • AppStore(通常) 5000円

また為替レートは現在が147円なので、10円くらいのマージンがあります。為替が136円くらいまで円高にならなければ、GooglePlayの優位は揺るがないということです。

Grok4の実力

さて、ベンチマークトップ、AGIに最も近いAIとまで言われるGrok4。その性能はどうでしょうか? 今回Heavyが使える上位課金ではないので、素のGrok4についての感想であることはあらかじめお断りしておきます。

 

で、どうかというと、うーん?こんなもん? という感じ。確かに論理性は強く、返答の感じはo3に似ているなぁという印象。ただ文章を書かせたりするとイマイチで、o1とかGemini、そしてもちろんClaudeのほうが深みのある言葉を紡ぎます。

 

じゃあ数学特化の論理専門モデルかと思えば、論理が絡むような分析はいい味を出してきます。たとえば、資料を読み込ませてビジネスモデルを解説させるなどはGrok4はほほーと思うような内容を出してくるんですね。

 

ぼくは現在、ChatGPT Plus(20ドル)、Claude Pro(20ドル)、Gemini Advanced(2900円)に課金していて、ここにGrok4(4560円)が加わる形。そしてだいたいちょっと重めのプロンプトについては、すべてのモデルに投げて、そのアウトプットを比較しています。また、全モデルのアウトプットを統合して利用することもあります。以前からGrokはDeepResearchがけっこうイケてて、速度が早い割にそつない結果を出してきていました。Grok4でもそういう動作には期待しているところです。

 

ちょっとまだどんな用途に使うのがいいか、明確には見えていないところですが、しばらく課金して使ってみたいと思っています。

 

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