
8月2日に、イベント「FIRETalk2025夏」を開催しました。いやぁ楽しかった! これだけちゃんとしたイベントになるとは、当初は思いもしませんでした。いらっしゃった40人の参加者と、運営をお手伝いたいただいた皆さま、そして会場をお貸しいただいたMONEY INSIDER編集部に感謝です!
- イベント「FIRETalk2025夏」
- 悩む会場探し
- 最も大変な集客
- 悩むプログラム
- FIRE済みの方、多すぎ!
- 米国FIRE事情は面白い
- 大質問大会は対談形式にした
- 交流会はもっと時間があっても良かった
- 個別株投資家がほとんどいない
- すごく大変だったけどやってよかったイベント
イベント「FIRETalk2025夏」
投資家オフ会をやりますんで、お声がけしてもいいよ!という人は記入してください――ということで、1年ちょっと前からエントリーシートを用意しています。
入力いただいた人の中からテーマごとに絞ってお声がけし、6〜10人程度のオフ会を何度か開催させていただきました。これはこれでとても面白く、素敵な方々にたくさん知り合うことができたのですが、課題もありました。
- オフ会開催よりもエントリーシートの増加のほうが多い
- お声がけできていない方がたくさんいる
- 単なる飲み会ではなくセミナー希望の声も
実はエントリーいただいた方はもう250人を超えており、10人くらいのオフ会ではお声がけもできない感じになってきていました。また、オフ会といえば飲み会での交流なのですが、そうではなくセミナー形式で話を聞きたいというコメントもいくつかいただきました。
ならば……ということで企画したのが、今回のイベントです。これまでお声がけできなかった皆さんにも全員来ていただこう! そう思っていました。
悩む会場探し
こういうイベントは、別の機会でも何度か関わったことがあるのですが、何より大変なのが会場です。そこで、まずは日程を仮ぎめし、会場を探すところから始めました。希望としては、30人くらいは入れてプロジェクターがあり、お酒も飲めるというところ。セミナー形式なので、土曜の午後かな? ということで探しました。
が、この条件でかつ交通の便もいいとなると、本当に見つからない&高いんですね。ちょっといい感じの部屋だと1万円/時くらいします。準備も入れて12時から5時くらいで考えると、それだけで5万円。ドリンクなども考えるとなかなか大変です。また、会議室然としたところではなく、もう少し膝つき合わせて話せるところがいいじゃないですか。
運営を手伝っていただけませんか? と相談したMeeさん(@Mee_Matatabi)ともいくつか部屋をあたってみたのですが、これだ!というところが見つからず。
そんな中で、そういえば……と思い出したのが、FIRE達成者へのインタビューを寄稿させていただいていたMONEY INSIDERさんのイベントスペースです。駅チカ、きれい、広いと完璧。「土曜の午後とか、貸してもらえないでしょうか? しかも無料で」と無理をいったところ、なんと快諾していただき、開催に漕ぎ着くことができました。ほんと、ありがとうございます!

最も大変な集客
会場と日程が決まり、次に考えなくてはならないのが、イベント運営とプログラム内容です。イベント運営というのは、受付をどうするか支払いをどうするとかどんな飲み物や食べ物を用意して、どこに座ってもらい……といった細々としたことを決めて、当日実行すること。
今回ここはMeeさんに最初から最後までお任せしっぱなしで、本当にお世話になりました! Meeさんは会社員時代にも大きめのイベントを仕切った経験が何度もあるそうで、ネームカードの用意から当日の流れ、導線、ゴミの処理、飲み物おやつの手配まで、素晴らしい手際で進めてくれました。ほんとMeeさんがいなければ、今回のイベントは成り立っていません。
MONEY INSIDERさんには会場だけお借りするつもりだったのですが、使うのであれば……とイベント担当の方に参加していただき、打ち合わせから当日の運営(なんと休日出勤!)まで、汗をかいていただきました。有線マイク、ワイヤレスマイクの用意から音響の運営、プロジェクターの切り替えまで、まさに本物のイベントのプロの技で行われたのが今回のイベントだったのです。ほんと、MONEY INSIDERさんにも頭が上がりません。
では九条は何をやっていたのかというと、集客とプログラムづくりです。今回「25人くらいはいないと賑わい感は出ませんよ」と言われていたので、そのあたりを目標に。かつ6人かけのテーブル6つあるので、36人くらいをターゲットとして集客を目指しました。イベントの集客をやったことがあれば、その大変さは分かると思います。言い忘れたのですが、今回のイベントは有料、3000円。ドリンク代とかネームホルダーとかの実費ですが、それほど安い値段でもありません。
まずはエントリーシートに記入していただいた方宛てにご連絡し、それで埋まらなかったらぼくのXやブログでも募集告知、さらにMONEY INSIDERさんのほうでも募集をかけてくれるというお話で集客をスタートしました。
開催約一ヶ月前あたりから、メールとXのDMでご連絡を開始。小規模なオフ会だとメールよりもXのDMのほうがやりやすいので、「エントリーシートはXのアカウントしか受け付けません!」としたのですが、これが裏目に出ました。一人ひとりにDMを送るのははっきり言って苦行です。さらに、アカウントによってはブルーバッジを付けていない人からのDMは受け取らない(?)設定にされている方もいるようで、せっかくエントリーいただいたのにDMが送付できないという方もいました。ほんとごめんなさい!
まず最初に登録してくださった50人に連絡し、参加の登録状況を見ながら、翌日にさらに50人、その翌日にまた50人というふうに追加連絡をしていきいました。25人は大丈夫かな。。。。と思っていたのですが、最初の連絡から4〜5日目には登録がぐんぐん伸びて30人超え。「あ、まずい会場のキャパを超えてしまう……」と思い、受付フォームを閉じたときにはもう40人を超えていました。驚きびっくりの素晴らしい参加率です。
事前に「会場のキャパがあるので先着順です。定員に達したら締め切ります」と書いていたのですが、「家族と予定を調整していたら締め切られていました!」「DM見逃していて、見たらもう締め切りでした」などのご連絡をたくさんいただきました。まさかキャパを超えるとは想像していなかったので、驚くとともに本当に申し訳ないことをしました。すみません!
悩むプログラム
集客とともに決めなくてはいけないのがプログラムです。今回のイベントは、セミナーと合わせて交流してもらうことなので、そのバランスをどうするかが一つの悩みでした。ただ2次会もセットで開催し、8割方2次会にも参加されるこということで、3時間のイベントの時間配分は、次のようにしました。
- セミナー1 九条がなにか話す 30分
- セミナー2 MONEY INSIDERさんに話してもらう 30分
- セミナー3 九条がなにか話す 40分
- 交流会 60分
セミナー1は「FIRE達成の設計図」ということで、「いくらあったらFIREできるのか」「その資産を貯めるのに最も重要なパラメータはなにか」ということを、九条らしくロジックとエビデンスに基づいて話すことにしました。
セミナー2は、MONEY INSIDERさん。MONEY INSIDERは米国のメディアだけあって、米国人のFIREインタビューがたくさんあって、米国でいまFIREがどう見られているのかがよく分かります。これを話してもらうというこで「米国FIRE事情」としました。
そしてセミナー3は、いろんな質問に九条が答えるということで「何でも答えます大質問大会」としました。参加申し込みのフォームに、「なにか聞きたいことはありますか」と聞いて、そこに書かれたことに答えるという形です。
だれか投資やFIREの有名人をお呼びして話してもらうということも考えたのですが、今回は僕のブログやXの読者の方がほぼ全員ということなので、ぼくが表に立つほうがよいかと思い、僭越ながらコンテンツを考えさせていただきました。
FIRE済みの方、多すぎ!
さてさて、自分なりに振り返って評価してみましょう。サラリーマン時代にも大人数を前にしてプレゼンしたり講演したりする機会はけっこうあったので、まぁ何とかなるかな? と高を括っていたのですが、正直もうちょっと練習しておくべきでした。ごめんなさい。
まずセミナー1ですが、ターゲットを誤りました。「FIRE達成の設計図」ということで、FIREにはいくら必要か+それを貯めるにはどうするか? を話したのですが、冒頭、参加いただいた皆さんに資産状況を聞いたら、約半分がFIRE済み、25%がFIは達成しているがREはまだ、25%が現在資産構築中という割合でした。
ええええ!?なんで7割以上もFI済みなの? みんな超ベテランの方々じゃないですか! なんとなくブログを読んでくださっている方々は資産額が多い方が多そうだなぁ……とは思っていたのですが、ここまでとは。これなら、資産構築法じゃなくて、取り崩し法である「バケツ戦略」の話とかをしたほうが良かったと改めて思った次第です。
また、とりあえずこんなことを話そう…と思いながら資料は作ったものの、正直あまりうまく話せた感じがしません。あれ? こんなにプレゼン下手だったっけ? という自己評価。そういえば、ここしばらく取材を受けることはあっても、一人で淡々と話す機会はありませんでした。というか、セミリタイアした2018年以降、一度もないかも? というわけでブランク空きすぎのくせにリハーサルもしないで本番に臨んだのがダメでした。いやー、昔はビデオに向かってプレゼンの練習したのになww
米国FIRE事情は面白い
一方で、米国FIRE事情についてはぼくが聞き手になってMONEY INSIDER編集長に聞くという形をとりました。これは面白かったですね。とてもいい話が聞けました。
個人的にへーと思ったのは次の3つです。
- 米国ではファットFIREが増えている
- 米国ではFIRE達成のインタビューを顔出し本名で行うのが普通
- 米国ではFIRE達成のインタビューで資産額を口座とか見て確認している
日本ではまだまだFIREは日陰者で、本名と顔を出してというのは少ないですね。YouTuberなどを中心に顔を出している方も増えてきてはいますが、どうしても匿名でという場合が多いです。何を隠そう、九条もそうで、顔出し本名出しはしていないわけで。
資産額とかを確認するというのも面白いところです。日本でもSNSではよく「あの資産額は嘘だ」みたいな話が出てきますが、確かに対面インタビューするならインタビューワーが資産額を確認すれば、みんなハッピーですね。やっているの見たことないけど。
大質問大会は対談形式にした
セミナー3の大質問大会は、事前にたくさんの質問をいただいたので、40分かけてそれに答えるようにしました。ただ、自分で質問を読み上げて答える形に不安を感じた九条は、前日のタイミングで運営を手伝っていただいたTopolonさん(@Topolon_2022)に手伝っていただき、インタビューワをやっていただきました。
個人的にはこれが良かった。いや一人で話すより、聞いていただくとこんなに話しやすいものなんですね。アドリブを挟んでいただいたり、時間をうまくコントロールしていただいたりと、ほんとFIREに至る方ってみんな優秀な方ばっかりなんだなという想いを強くしました。
交流会はもっと時間があっても良かった
今回誇れることは、ほぼ全プログラムがオンタイムで進行し、時間が押してしまい巻で!みたいな話にならなかったことです。今回のハイライトは交流会だと思っていたこともあり、ここの時間だけは削りたくなかったのです。
とはいえ、交流会の1時間は短かったかもしれません。お酒も用意したのですが、食べ物があまりないせいか回る回る。当然ソフトドリンクしか飲んでいない方もいて、交流会の設定も難しいものですね。
交流会が盛り上がらないことを懸念して、こんなカード(これはFIER編。ほかにも投資編とかクレカ編とか30枚くらい)を用意し、1枚引いてもらって会話のネタにしてもらうってこともしたのですが、これらなくてもみなさん盛り上がっていました。

個別株投資家がほとんどいない
ぼくも交流会では空いているテーブルにはいって混じり、2次会では各テーブルを回って話を聞いたのですが、印象的だったのは、投資家のオフ会には珍しく個別株投資をメインでやっている人がほとんどいなかったことです。ひと昔前の投資家オフ会というと、「あの銘柄に目をつけている」「あそこの業績はこうだ」「あの株は◯◯さんが仕掛けようとしてるらしい」といった、主に日本株の話題がメインだったのですが、ホント様変わりしたものです。
ではみなさんが投資しているのはなにかというと、
- 株式インデックス(順当に)
- ビットコイン(案外みんな持ってる)
- 不動産(ほんと多かったです)
といったところ。特に印象深かったのが不動産で、自宅を数年おきに買い替えるいわゆる「タワマンヤドカリ戦略」の方や、土地から仕入れて建物をたて、満室にして売却する「一人デベロッパー」の方など、不動産をうまく活用されている方がけっこういました。
九条への質問でも、太陽光とか不動産とか法人をどうするかとか、そういった与信活用を意識されている方が多く、「株で一発当てたい!」というより高属性を活用して資産構築をブーストさせたいと考えている方が多い印象です。
完全に匿名のオフ会なので、細かなところは分からないのですが、このところお会いするFIRE済の方は、医師の方(医師はアルバイトにしてサイドFIRE)とか、弁護士の方、公認会計士の方、起業してIPOまでされた方、海外赴任経験の多い大企業の方など、ほんと高属性の方が多い感じがしています。または仮想通貨で数億円という20代の方も何人かお会いしました。
またFXをやられている方も多かったですね。レアなところでは日経225のオプション取引とか、レバレッジETF専門の方とか、そういった投資家の方もいらっしゃいました。
すごく大変だったけどやってよかったイベント
そんなわけで、準備から当日まで本当に大変でしたが、本当にやってよかったと思えるイベントでした。あ、開催2日前は台風が接近していて、東京が暴風域に入る可能性は「中」という予報が出ており、強行するか延期するかという判断も必要になりました。結果的に快晴の天気で当日を迎えられたのですが、こういうのもドキドキですね。
また今回完全非営利の形で実施しました。運営に関わっていただいた方々もノーギャランティ。僕も含めて1次会、2次会の会費も払っています。1次会の剰余金が3万円弱ほど出たのですが、こちらは次回に回す予定です。
さて、こんな感じで次回も開催できるかというと、参加されたいという方の熱意にかかっています。セミナーの出来が今ひとつだったので、次回はまた別のテーマでリベンジしたいという気持ちと、もっと交流会を充実させたいという気持ちと両方あるので、何かしらまた開催したいとは考えていますので、よければ、下記のエントリーフォームから登録いただけましたらご連絡するようにします。
下記は記念撮影に入ってもいいよ!と言ってくださった方々とのワンショット。みなさまありがとうございました! また次回のイベントでお会いしましょう!

最後に、Meeさんとともにボランティアで事前の準備から当日の運営までお手伝いいただいたTololonさん、MISAさん、てぃーすさん、たかさんに御礼申し上げます。皆さんのおかげで、本当に素晴らしいイベントにすることができました!