FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

ChatGPTだけでない生成AI Gemini、Claude、Grokまで特徴と使い分け


生成AIといえば、GPT-5が出たばかりのChatGPTがその代名詞ですが、そのほかの多くのAIモデルを僕は課金して使い分けています。例えば、Gemini、Claude、Grokなど。なぜ複数に課金しているのか、どう使い分けているのかを、書き留めておきます。

6万→4.2万/月に

この記事は、最初サブスク一覧というテーマで書き始めたので、冒頭に課金の状況が出てきます。現在課金中のサブスク&SaaSの概要は次の通り。前回の春版との大きな違いは、総額が5万9984円→4万2574円と約1.7万円減ったこと。大きな差は、AIへの課金が3万3835円→1万2821円へと半減したことです。

AI課金の取捨選択が重要

AIへの課金が半減したのは、OpenAIのChatGPT Proを解約したため。ChatGPT Proは200ドル=約3万円で、前回はAI課金のほとんどを占めていましたが、現在は20ドルのPlusモデルを使っています。

  • ChatGPT Plus 2860円=約20ドル
  • Claude Pro 2957円=約20ドル
  • Super Grok 4104円=約30ドル
  • Google One 2900円=約20ドル

合計すると約90ドルで、日本円で約1万3000円となっています。

ChatGPT

ChatGPT Proは、o1 Proやo3 Proなど推論系上位モデルが使えるのが利点でした。しかし、ぼくの使い方だとそこまでの価値を感じられなかった。ほんと、最近のAIは使う人のリテラシーを問うものになってきていると思います。

 

また、o3は推論系として優秀だし、ツール利用もすごい(特に画像を元にした推論は驚いた)、出力が箇条書きになりがちで、理系的・機械的。論理的ななにかを説明してもらうときにはいいのですが、いかにも今のAIっぽい出力が出てくるのが鼻につきます。

 

もう少し文系っぽい出力はというと、GPT-4oかGPT-4.5になり、特に4.5の出力は気に入っているのですが、いかんせん推論モデルではないため考えが浅くなることがたまに見受けられます。

 

結局、用途によってモデルを手動で切り替えなくてはいけなくて使いにくいなぁと思っていたのですが、8月8日にGPT-5が登場したことでここが変わりそうです。GPT-5は統合モデルで、プロンプトの内容に合わせて内部的に最適なモデルを使い分けてくれるということなので。

 

Proは解約しましたが、Plusは必須です。特にこれまで、Plusに入らないとポンコツ4oしか使えなかったので。今後、無料版でもGPT-5が使えるということですが、ほんとすぐにリミットがくると思うので、Plusは欠かせません。

Grok

Super Grokは、ベンチで最高性能を叩き出したと話題のGrok4を使うために課金しました。ただ月額300ドルのGrok4 Heavyは日和って申し込めませんでした。

 

XユーザーにとってはGrokは有名どころのAIなのですが、世間的な知名度は極めて低いですね。ほとんどの人はChatGPT=生成AIだと思っていて、会社がAI基盤を提供している場合、Azure OpenAI APIベースのChatGPTもどきか、ChatGPT Teams、またGoogleのGeminiが多い感じ。Grokを使っているのは激レアです。

 

ただ、Grokの性能はかなりいい。Grokの利点は、推論系の中でも速く、またカジュアルでポップな口調でやりとりできるところ。またガードレールが最もゆるく、問に対して「それには答えられません」とされたことがありません。多少際どい質問でもやりとりできるあたり、イーロン・マスクっぽいというか、独特のゆるさがあります。

 

また画像生成の品質もいい。同じようなプロンプトで、ChatGPT、Gemini、Grokに画像を生成してもらうと、ぼくはGrokの画像が最もクオリティが高いと感じます。2つ同時に生成してくれるのもいいし、速度も速い。ChatGPTのジブリ風とかのマーケティングは上手かったですが、Midjourneyなどに別途課金するのでなければ、いまはGrokです。

 

というか、メインで使う画像生成はこんな変遷を辿ってきました。StableDiffusion→Midjourney→ImagineFX→Flux→ChatGPT(DALL-E)→ChatGPT(4o ImageGenerator)→Grok。

 

さて、そういう中でいうとGrokは微妙です。性能はいいものの、GPT-5でもいいじゃん?とかGemini2.5Proでもいいじゃん? という代替性がある。画像のために30ドル払うならMidjourneyのほうがいい。Heavyが30ドルならもう少し考えるのですが、さすがに300ドルは高すぎ。というわけで、Grokの継続は不明です。

Gemini

GoogleのGeminiは、GoogleOneというクラウドサブスクセットに含まれます。ぼくが契約しているのは最安の「Google AI Pro」というプラン。GoogleOneは下記のような機能がセットになっていて、これがうまいんですね。

AI Ultra以外はストレージ容量が基本的な違いになるわけですが、最低額のAI Proでも2TBが付与されます。2TBあると、これまでの15GBに比べて非常に余裕があり、GmailもGoogleDriveもGooglePhotoもほぼ使い放題。逆にいうと、AI Proに加入してしまったら、もう容量を減らすという選択肢はなくなってしまうのです。

 

そしてGeminiはかなり優秀。みんなChatGPTしか使っていないからかGeminiの評判を聞かないのですが、Gemini2.5Proになってから生まれ変わりました。基本的に頭のいい推論モデルで、スピードもまぁまぁ。

 

特に気に入っているのがDeepResearchです。ぼくは何かを調べるとき、各社DeepResearch機能を全部並列で使って調べます。ChatGPT、Grok、Genspark、そしてGeminiです。スピードでいうと、Genspark>Grok>Gemini>>ChatGPTという感じ。ただ内容のクオリティでいうと、Gemini>ChatGPT>>Grok>Gensparkという印象です。Geminiはクオリティが高いだけでなく、スピードもそこそこ速く、バランスもいいんですね。さらに出力結果をGoogleDriveに出力できるので、それをソースとした利用もしやすい。ほんとDeepResearchはGemini一択と言ってもいいです。

 

こちらはGeminiにリサーチさせたドキュメントです。AIがポン出しで書いたものとは思えません。AIの進化がよく分かるアウトプットです。

docs.google.com

Claude

最後がClaude。ぼくが最も使っているAIです。Claudeの魅力は、箇条書きをめったに使わないAIっぽくない(=ChatGPTっぽくない)やりとりと、ベンチマークに現れない短期記憶の良さです。

 

例えば、冒頭のプロンプトで指示したことを、AIはだんだん忘れていきます。数回やり取りすると、最初に言ったことを無視して行動しだすんですね。それが顕著なのがGeminiで、Geminiは何度もやり取りしてブラッシュアップするには向いていないAIだというのが今の僕の結論です。一発だしで評価するべきAI。

 

ChatGPTは比較的記憶力がいいほうなのですが、長くなるとダメ。自我が強いのか、しだいに指示を忘れてしまいます。

 

これはデカいデータを処理させたときも同じで、例えばボリュームのあるテキストを処理させようとすると、Geminiは途中でエラーになったり勝手に要約を始めたりして、なかなかうまくいきません。ChatGPTは、昔から長いインプットを入れても冒頭しか読まないなどのクセがありました。今も、冒頭しか処理を行わず、「続けて残りもやって」といえば進めるのですが、途中で指示を忘れてしまって、別のことをやりだす始末。特にGeminiはコンテキストウインドウ(入力できるプロンプトやデータの大きさ)のデカさを誇っているのに、長いデータを入れるとうまく働かないということがママあります。

 

ところがですよ。Claudeは違います。スペック的にはコンテキストウインドウはGeminiなどにかないませんが、デカいデータを入れても意図を汲んでちゃんと処理してくれるんですね。この指示に対する理解度、その実行の確実さ、ここがClaudeの特徴です。

 

これは検索エンジン代わりにAIを使っていたり、AIと議論をするという人には分からない性能でしょう。逆に、Claude codeのように、コードのような長いデータを着実に処理する場合、Claudeの素質の良さが光ります。

 

そして、Claudeは、長らく続いた3.5の時代から初の推論モデル3.7、そしてOpusも含めた4.0、4.1とバージョンアップして、先の素質が磨かれてきました。3.7の進歩も大きかったですが、今回の4.1はこれまでメインだった中規模モデルSonnetに対して、大規模モデルのOpusでも速度が速い。性能も高くて速度も速いOpus4.1は最良のモデルとなりました。

 

ところが1つ、大きな問題があって、それは内部的な利用量を急速に消費してしまうのです。Claudeは、一定量のやりとりをすると警告が出て、そこから数回のやりとりで利用制限に達し、5時間ほど経たないと容量が復活しません。Sonnet3.7とかSonnet4.0の時代は、そこそこ使わないと制限に達しなかったのですが、Opus4.1はもう1時間も使えばすぐリミットです。これは辛い。

となると、制限が5〜20倍になるというMaxプランが選択肢になってくるのですが、これ月額100ドルなんです。ChatGPT Proの200ドルとかGrok Super Heavyの300ドルよりはましですが、うーん1万5000円か……と思うと、その間の50ドルとかあれば、すぐ入るんだけどなといつも思うわけです。

NotebookLM

もう一つ、パーソナルRAGとしてかなり便利になってきているのがNotebookLMです。こちら、Google OneのAI Proに入ると自動的に有料版のNotebook LM Plusとなります。違いは、

  • ノートブックス数 100個→500個
  • ソース数/ノート 最大50個→300個
  • チャットクエリ数 50件 →500件
  • 音声要約生成 3件→20件

またDeepResearch的な調査を行って追加ソースの提案をしてくれるDiscover Sourcesや、ソース内のドキュメントや記事を短時間で要約する機能もPlusならではです。

 

最近NotebookLMを使い始めて、かなり便利だということがわかったので、もう少し使い込んでみたいと思っています。

AI Studio

さて、ここまでは課金して使っているAIでしたが無料で使えてしかも有料版よりも強力なものもあります。その筆頭がAI Studio。以前もちょっと書きましたが、Geminiのチャットはコンテキストウインドウの大きさをウリにしてるのに、音声とか動画とかが送り込めません。そんなときはAI Studioの出番なわけです。

 

また実は最新のモデルもGeminiのチャットよりAI Studioのほうが先に使えるようになります。そのほか温度(Temperature)を調整できたり推論の有無や深さを調整できたり、ツールの利用の有無を変えられたり、いろいろ工夫できるのがいいところ。ただ全く同じ設定で同じプロンプトでも、たまに「Internal Error」とかいって止まってしまうこともあるので、まぁテスト環境といえばテスト環境です。

www.kuzyofire.com

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