Xで興味深いポストが流れてきました。「資産1億円が一番楽しくて、資産が5億を超えてくると幸福感が著しく低下する」というのです。その理由は? で九条はどう思うのでしょうか。
資産1億が一番楽しい?
くだんのポストはこちら。
【資産1億円が一番楽しい!?】
— CÄ$H不老のヨーダ🌔 (@Monkswagger1) 2025年9月13日
資産が5億円を超えてくると「基本」どんな物でも気にせず買える。
だが何でもお金を出せば買えてしまうがために幸福感は著しく低下する。
資産1億だとまだ少し頑張らないと買えない物もまだ沢山あるためお金によって幸福を奪われることがあまりなくなる。
続↓

なぜ1億が楽しくて、5億と超えると幸福感を感じないかというと、「何でもお金で買えるようになってしまうから」だということです。いつでもなんでも簡単に買えるよりも、仕事で稼いだりときに奮発して良いものを買うというのが、バランスよい幸福の領域では、という意見でした。ふーむ。
対して、実際に5億を超えているFIER生活中さんは、「別に幸福感は低下しない」とコメント。
私の実感としては5億を超えても幸福感の低下は感じません。資産が増えても気分は大して変わらない(横ばいもしくは微増)と感じますが資産増と幸福感の逆相関説には疑問があります。ホントに低下するならお金を物理的に燃やすか捨てれば済むわけで。
— FIRE生活中 (@FIRE201745) 2025年9月14日
幸福感の低下は主に加齢の影響ではないかと。 https://t.co/vIzwZXwRNo
さらにぼくは、次のようにリポストしました。
僕も、資産が1億のときが一番楽しかったとか、ないですね〜
— セミリタイア九条 🌐📈☀ (@kuzyofire) 2025年9月14日
お金で買える幸福なんてたかが知れてて、幸福を消費に求めてないからかもしれませんけど
じゃ資産は何のためにあるか?というと、時間と自由を買うため。モノは幸福をもたらさない https://t.co/agCKMiNnnl
資産は何のためにあるのか?
資産があれば、いいモノやいいサービスが買えます。「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」。このMastercardの名コピーは、逆説的に世の中のほとんどのものがお金で買えることを示しています。
ただ、高いブランド品とか豪華な外食とか、お金はそういうものを得るために使うものだ――と考えると、資産がたくさんあることの意味はあまりないかもしれません。こうしたものを、何かのご褒美だと考えるなら、それが頑張った結果手に入るべきで、簡単に手に入ったらご褒美感ないですものね。
一方で、お金は何か贅沢品をご褒美で買うためのものだけではありません。ぼくが考える資産の最も意味ある使い方は、自由と時間を買うというものです。
時間を買うというのは、例えば歩く代わりにタクシーを使うとかが最もシンプルな例でしょう。でも、この概念をもう少し進めると、お金を得るために仕事をしなくてはいけない時間を、お金で買うところに行き着きます。よく、年収1000万円の人は時給5000円だ、みたいに言うことがありますが、裏を返すと、1000万円あれば年収1000万円の人の1年間をまるまる買うことができるのです。
この最たるものがFIREです。働かないでいい時間を資産で買うのが究極のFIREのの意味合い。だから。よくある「◯億円あればFIREできますか?」という定番の質問は、年収1000万円の人なら1億円あれば10年分買えますよ? という意味だったりします。
もう一つの自由というのは、資産によって購入するというよりは、資産があることで得られるものというのが近いでしょう。世の中、「◯◯しなくてはならない」いろいろなことがあります。日常のことから人生の大問題まで、不確実ながら起こる◯◯には枚挙の暇がありません。病気になれば医療費がかかりますし、子どもが進学すれば授業料がかかります。長期旅行に行きたければ会社を休まなければいけませんし、旅行先でほしいお土産を見つけてしまうかもしれません。
これらはお金で買えないものもありますが、その多くをお金で買うことができます。実際に買う、買わないは将来のことなので分かりませんが、必要になったときにお金で解決できる。それだけの資産がある。その状態は、一つの自由を得たと言えるのではないでしょうか。