9月はハイテクもインデックスも総じて良い月となりました。大きく下げたのはBDC銘柄のARCCくらい。細かく見ていきましょう。
- 9月の総資産(バケツ状況)
- 9月の生活費
- 9月の資産からの現金収入
- 9月の資産からのリターン ※本記事
長期バケツは+2.7%
現在の資産は、「長期バケツ」「中期バケツ」「短期バケツ」の3つに区分して運用しています。それぞれの特徴は、長期バケツが株式を中心に構成され、中期バケツは債券を主体に、短期バケツは現金を中心としています。まずは、長期バケツの動きから見ていきましょう。
下記のとおり、GoogleとNVIDIAを筆頭にハイテクは絶好調。インデックスも北米、先進国、新興国、それぞれけっこうな上昇となりました。Googleは好調が続いていますね。

そんな中、8.2%とけっこうな下落となったのがBDC銘柄のARCCです。ARCCはBDCの最大手銘柄ですが、実はBDC銘柄は全体に9月は下落しました。平均で5%ほどの下落です。理由として、米FRBは年内の利下げを織り込んでいますが、BDCは変動金利で企業に貸し出しているため、金利上昇局面では利ざや拡大、下降局面では利ざや縮小が想定されます。これが理由の一つと見られています。
またARCCの4-6月決算は、EPSが0.5ドルと、アナリストのコンセンサス予想である0.51ドルを僅かに下回りました。これも特にARCCが下げた理由と見られます。

現在の長期バケツの中身は、半分がインデックス。クリプトが4分の1で、個別株は15%といったところ。この比率は先月からほぼ変わっていません。

銘柄ごとに見ると、先月からほとんど変化はありません。インデックスはこのままでいいのですが、BTCは少し売却したいところですね。

中期バケツは+2%
3ヶ月連続で中期バケツも増加となりました。金のインゴットが1ヶ月で+14.2%と爆増です。金はグラム2万円を超え、行列ができているというから、話題沸騰ですね。そして債券も久々ちょっとだけ増加です。

保有銘柄としては、金インゴットがほかのダブルスコアとなってしまいました。ほかは大きな変化はありません。


9月の売買と今後
9月は実は大きめの売買をやっています。ドルMMFの大半を使って、短期国債ETFであるSHVを購入しました。狙いとしては、少しでも多めの金利を得ることです。
ドルMMFは、最も金利の高い楽天・米ドルMMFで3.663%。対してSHVの配当金利回りは4.3%です。MMFは売買手数料もかからず、すぐに他の商品を買い付けるのに使えるなど柔軟性と安定性を持っているのですが、60ベーシスの上乗せを今回選んだということです。
そして引き続き、定常オルカン65万円+セゾングローバル10万円のクレカ積み立ても継続中。
今後ですが、やはり米長期金利への不安感が拭えず、超長期債ETFは売却していこうかと思っています。それをSHVかBNDあたりに回そうかと考えています。
8月の運用成績は下記です。