日経マネーの2025年12月号、別冊付録「米国株インデックスの研究」にて、取材いただき掲載いただきました。「まだS&P500」のままでいいの? という刺激的な内容です。
均等投資=イコールウェイトETF
記事では「ちょっと変わった米国株インデックスがあれば……」ということだったので、S&P500の500社に均等投資するRSPなどの投信を紹介しました。

通常のインデックス投信といえば、時価総額加重平均といい、大きな企業ほどたくさん組み入れて、小さな企業は少ししか投資しません。例えばNVIDIAだけでS&P500 ETFの8%を占め、M7で35%を占めます。これは積み立て時においては、大きな企業ほど多く買い付けることになるので、いわゆる順張り投資になるわけです。
一方で、全企業を同じ金額だけ保有する均等投資の場合、NVIDIAも小さい企業もいずれも0.2%ずつ保有します。これはいわゆるグロース企業の保有は抑え、市場から評価されていない小さい企業を相対的に多く持つ形になるので、小型株重視、バリュー投資、そして逆張りの投資法になるわけです。

ベータ2倍投信
もう一つ、2倍レバレッジに近い位置づけを持つ「ベータ2倍」投信も紹介しました。これはsustenキャピタルマネジメントが運用する「米国株式アグレッシブ・ポートフォリオ」という投信で、インデックスよりも値動き=ベータが大きい、平均2倍となるような銘柄を入れ込んでいます。

一般的に、ベータが2倍になるとリターンも2倍近くになることが多く、この投信はレバレッジを使わずに、2倍レバレッジに近いパフォーマンスを期待できる内容になります。
なぜ普通の2倍レバレッジではなく、ベータ2倍を選ぶのかというと、NISA口座においてはレバレッジ型商品が対象外となっているからです。このベータ2倍投信ならNISA口座で購入できます。そんな意味で、ちょっと裏技的な投信ですね。
日経マネーはもう10回目の掲載
日経マネーはいろんな投資商品について何回も取材いただきました。ぼくは特筆すべき成績を残しているというわけではないのですが、いろんな商品を保有しているので、その幅広さは重宝されているのかもしれませんね。
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