9月末決算の法人Bについて、決算が締まりました。結果からいうと、増収減益。営業利益と営業キャッシュフローは黒字でしたが、経常利益が3期ぶりに赤字転落。純利益も赤字となりました。
業績不調に見える?
まずはこちらが損益計算書の売上、利益の推移です。あれれれ? 太陽光と不動産だけをやっている会社なんで、売上が横ばいなのは分かります。ではなぜ営業利益、純利益がだんだん下がっているのでしょうか?

こういう会社の費用の多くは減価償却費と支払金利なんで、それは毎年だんだん軽くなるはず。どうして利益が悪化するの? と思いますよね。
まずはこれが販管費の推移です。なるほど、最終損益が黒字だった2023年から、だんだん販管費が重くなっています。ちなみに、費用の内訳は次のようになっています。
- 青 減価償却費
- 赤 地代家賃
- 黄色 租税公課
- 緑 役員報酬
- オレンジ 支払報酬
2024年から販管費が増加した要因の1つは、役員報酬の支払を始めたことですね。

販管費の内訳の推移を見る
ではなんで赤字が拡大したのか見ておきましょう。まず支払金利は営業外費用なので販管費には入っていませんが、ローンの返済に伴い元本が減り、金利も減少しています。もう一つの大きな費用である減価償却費の推移がこちら。
2021年に不動産を買っているので2022年から増加していますが、そこからは定率法の通り、年々償却費は減っています。太陽光は17年、木造である不動産は22年かけて償却していきます。

では何が増えたのか? 販管費の差分を見ると、減価償却費が減っている一方で、地代家賃と支払手数料が大きく増加したことが分かります。

グラフで見るとこんな感じ。まず地代家賃ですが、これは代表の自宅の費用を按分しています。2025年の春に引っ越しをしたため、引っ越し費用がかさみ、それを按分したため一時的に跳ね上がっています。家賃そのものも上がったのですが、一時費用の影響も大きいです。
もう一つが支払手数料。2021年に買った不動産の仲介手数料が乗ったのと、2025年にはローンの借換で銀行に払った手数料が乗っています。

こう見ると、支払金利が減り、減価償却費が減り、地代家賃もある程度減り、支払手数料も大きく減少するので、2026年は再び最終損益は黒字になるんじゃないかな? と考えています。