
このところずっとGoogle製Androidの「Pixelシリーズ」を使っていたのですが、このたび「iPhone 17 Pro」を購入したのを機に、メイン端末を久しぶりにiPhoneに変えました。改めて思った、AndroidよりもiPhoneのほうがいいところ、悪いところとは?
- iPhoneのターン
- 楽天証券のパスキー運用がホント楽
- カメラのシャッター音が鳴らない
- カメラボタンと録音ボタンがいい仕事
- FaceIDが小気味いい
- カーソルとペーストボタンがない
- タッチ決済は甲乙つけがたい
- UIが改築温泉旅館化してないか?
iPhoneのターン
ぼくはiPhone3G、そしてNexus Oneの頃から、iPhoneとAndroidの2台持ちを行い、交互にメイン端末を変えていました。直近では2022年の秋に、iPhone 14 ProからPixel7に乗り換えました。
その後、iPhoneのほうはiPhone 14 Pro→iPhone 15 Pro→iPhone 16eと変えてきて、PixelのほうはPixel7→Pixel8→Pixel9 とアップグレード。ただしメイン端末はずっとPixelで通してきました。それを今回iPhone 17 Proにバトンタッチするわけです。実に3年ぶりのメインiPhoneです。
かなりPixelは気に入っていたのですが、さすがにそろそろ真面目にiPhoneを使わないとマズイだろというのが一つと、今回香港版のiPhone 17 Proを買ったので、せっかくなら使い倒そうというのが狙いです。
日本版のiPhoneは17からすべてeSIMとなり、ちょっと運用上の課題を感じていました。ところが香港版は物理SIM+eSIMなんですね。というわけで香港版を買った次第です。そういえば海外版のスマホを使うのも結構久しぶりな気がします。カバーが付いててわかりにくいですが、SIMスロットが見えるでしょうか。

楽天証券のパスキー運用がホント楽
メインをiPhoneに変えて、おおっ!と思ったのは実は楽天証券へのパスキーログインです。Androidの場合、PCで楽天証券を開き「パスキー」のボタンを押すとQRコードが表示されるので、それをスマホで読み取ってBluetooth接続→生体認証というステップを踏む必要があります。
これがSBI証券だと、パスキーをBitwardenに保存すればスマホでもPCでも同期され、PC WebではBitwardenのパスキーを呼び出して選択するだけでログインが完了。こりゃ便利だと思っていたのでした。
さて、メイン端末を変えるということは、パスキーを保存する端末も変えるということです。楽天証券にパスキーでログインして、パスキーを削除。再度パスキーを設定するとパスキーを保存する端末を変更できます(何度も電話番号認証が必要でかなり面倒)。
iPhoneの場合、パスキーの保存先として「iCloud」がメジャーで、そのほかにBitwardenなども選べます。今回iCloudを選んでみたら、これが便利。僕のPCはMacなのですが、Mac側でもパスキーが自動同期され、スマホを取り出すことなくパスキーログインができるようになりました。

なぜかたまにログインに失敗したり、どうやら楽天証券はスマホでQRを読み取る以外の手法は非推奨っぽいのですが、まぁログインできるほうが正しいパスキーの仕様かと思います。
カメラのシャッター音が鳴らない
今回香港版にして良かったことの一つは、カメラのシャッター音が鳴らないことです。実は、スマホのシャッター音が必ず鳴るのは日本と韓国くらいで、しかも法律などがあるわけではなくメーカーやキャリアによる自主規制です。ほかの国のスマホでは基本、シャッター音はなりません。
盗撮防止という観点ではまぁいい仕様なのでしょが、音を立てずに撮影したいというシーンは多いもの。これはかなりいいですね。
カメラボタンと録音ボタンがいい仕事
iPhone 16からだったでしょうか? Proにはアクションボタンとカメラコントロールボタンが追加されました。アクションボタンはサイレントスイッチをボタン化したもので、別の機能を割り当てることができます。機能の種類はあまり選べないのですが、僕は「ボイスメモ」を選びました。
- 消音モード
- 集中モード
- カメラ
- ビジュアルインテリジェンス
- フラッシュライト
- ボイスメモ
- ミュージック認識
- 翻訳
- 拡大鏡
- コントロール
- ショートカット
- アクセシビリティ
またカメラコントロールボタンは、基本的にはカメラを起動できるボタンですが、半押しして左右にスライドすると、露出を変えたりズームインアウト、被写界深度の調整など、カメラっぽい操作ができます。
こういう単機能ボタンはよくありますが、悪くないですね。
ちなみに電源ボタンは長押しでApple Intelligenceの起動、ダブルクリックでウォレットが起動します。
FaceIDが小気味いい
久々にiPhoneを使って気持ちいと感じたのが顔認証のFaceIDです。チップ速度のアップもあって、認証速度が非常に高速。ほとんど認証ステップを感じさせません。
Pixelは液晶部分の指紋認証+カメラを使った顔認証でした。この指紋もスピードがアップしていてマスクをしているときでも使えるなど便利なのですが、いかんせんFaceIDのほうが高速です。ここはとても快適です。
カーソルとペーストボタンがない
一方で、iPhoneなんとかしてほしいと感じたのがカーソルとペーストボタンです。このところ、二段階認証なども増え、メールから数字をコピーして貼り付けるなんて操作が日常的に発生します。
Androidはキーボードの上部にコピーした文字列をペーストできるボタンが表示されます。さらに、Googleの文字入力Gboadを使っていればクリップボードの履歴を保存してくれるのです。これがめちゃ便利なんですね。


クリップボードとは?AndroidやiPhone、PCでの使い方
ところがiPhoneの場合、ペーストするのにいちいち長押しをしなくてはいけません。そろそろAppleにはこれをどうにかしてほしいところ。
それから、Androidの場合、文字のカーソルを1文字ずつ動かせるボタンがあります。これがまた便利。iPhoneだとまたまた長押しして調整しなくてはなりません。
タッチ決済は甲乙つけがたい
さて、もう一つはタッチ決済です。前にも書きましたがiPhoneは改札用のエクスプレスカードは何もしなくても使えますが、店頭決済などはウォレットを開いて(電源ボタンダブルタップ)決済方法を選択しなくてはなりません。
一方Androidは、タッチ決済、QUICPay、iD、交通系など決済手段ごとに優先カードを設定しておけば、読み取り設定に応じて自動的に選択されます。画面ロックだけ解除されていればかざして決済できるので、かなり手軽なんですよね。
ただ、Pixelはタッチしてもソフトの問題かハードの問題か「1枚だけかざしてください」とエラーが出ることが非常に多い。結局、何度かタッチしたり、ウォレットを開いてかざし直すという操作が必要になります。最悪、何をやってもタッチで決済できないなんてこともありました。
その点、iPhoneの安心感は半端ないです。14 Proあたりの経験ですが、タッチ決済で失敗したことは一度もありません。
UIが改築温泉旅館化してないか?
最後に一つ。わずか3年でiPhoneのUIがかなり複雑怪奇に変わっていました。それは多機能を整理したというよりも、既存のUIに新しい機能を積み重ねたまるで改築を重ねた温泉旅館のようです。iOS26から、透明なUIに刷新したことをうたっていましたが、そんなことよりもUIの根本を整理し直さないと、使いにくくないのでしょうか?
ついでに、マイナー機能にはかなりバグがあるのがiPhoneのソフトなんですよね。例えばペアレンタルコントロールとか。あとは、何をどうやってもいまだにiCloudにバックアップが取れません。みんなどうしてるんだろ。
その点Androidは、まだ1本筋が通ったUIになっているように感じています。なんだろうね。UI全体を監修している人が存在するのか、またはガイドラインが論理的なのか。一昔前は、AppleのUIに対するこだわりはすごくて、アフォーダブルで分かりやすくて、かつ例外を許さないガイドラインで、さすがだなぁと思っていたのですが、これももう今は昔のようです。
さてさて、というわけで、またしばらくはiPhoneをメイン端末として使っていきたいと思います。実は家族はみんなiPhoneなんで、AirDropとかiMessageとか使えるのは地味に便利ですしね。