FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2026年の投資戦略 「どう増やすか」から「どう使うか」へ

みなさま明けましておめでとうございます。このブログも8年目を迎え、投資家としてはもうじき30年、セミリタイアから7年、FIREから2年と少々が経ちました。最近、心境の変化もあったので、それも踏まえて2026年の投資戦略を年初の展望としてまとめておきます。

「どう増やすか」から「どう使うか」へ

2026年の戦略は、「どう増やすか」から「どう使うか」へのシフトです。資産形成を1つのゲームだと考えれば、それはスコアですから終わりはありません。しかし、得られるモノやサービスを先送りした対価として増えたのが資産だと考えれば、その本筋は増やすことよりも使うことにあるはずです。

 

2025年に読んで世界観を少し変えるきっかけとなった『アート・オブ・スペンディングマネー: 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?』がまさにそうであるように、他人との比較ではなく、自分のためにお金を使うことを意識していかなくてはなりません。

 

よくも悪くも50代に入り、人生という意味では後半戦に入っています。よく、人生は3つのシーズンに分かれるといいます。学生期(がくしょうき)・家住期(かじゅうき)・林住期(りんじゅうき)・遊行期(ゆぎょうき)の4つからなり、25歳までの勉強して知識スキルを蓄えるのが「学生期」、家庭を持ち一家の大黒柱として働く50歳までの「家住期」、そして75歳までが「林住期」、75歳以降が「遊行期」で人生の終焉に向けて準備をする時期だと言われています。

 

ぼくは今、この林住期の真っ只中にいて、資産を増やすことではなく、その資産を使い自分が本当にしたいことをする時期に入ったと実感しています。そしてそれを見つけることが、この時期の入口ではないでしょうか。

私は「林住期」にすることは、すべて「必要」からではなく、報酬とビジネスを無視してやるべきだと考えているのだ。

何をやってもいい。とにもかくにも、それで金を稼ごうなどとは思わないことである。

 

www.kuzyofire.com

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投資に手間と意識を割きすぎないポートフォリオ

そういう観点では、投資について日常的にあまり時間と意識を割きすぎないようにすることが大切です。ただ、ぼくにとって投資は趣味の一つでもあり、重要なのは楽しいことは残してOK。つまらないことやりたいくないことは、できるだけなくすという選択です。

 

例えば、全資産を売却して銀行預金にし、そこから使うだけでも計算上は51年持つわけで、100歳まで生きてもちょうどいいという感じです。ただ、こういうのは全く楽しくありませんし、合理的だとも思えません。インフレが存在するようになった現在、銀行預金というのは安全というよりも自動的に目減りする資産でもあります。

 

ぼくいま、インデックス(投信+ETF)、個別株(AI銘柄中心)、日米国債、暗号通貨、金(ゴールド)、太陽光発電所、収益不動産を所有していて、いずれも長期保有が前提です。はっきり言って、何もしないまま1年経っても問題ないわけで、そういう意味ではすでに時間も意識も割かれないポートフォリオが完成しているともいえます。

ただ最適かというと、そうでもありません。まずもっとシンプルにしたい。インデックスは複数銘柄を持っていますが、極端な話、オルカン+VTでもいいはずです。ここはできる限り、集約を進めていきたいと思っています。

 

資産の有効活用も考え直す必要があります。資産は信用取引の担保にできたり、証券担保ローンの担保にできたり、ある程度の額を入れることで証券会社から特別なサービスを受けたりできます。どこに置いておいても同じだからこそ、どこに置くかが重要になるわけです。

クレジットカードと銀行を考え直す

投資ポートフォリオが長期保有前提で、ほとんどいじらないのに対し、数カ月で状況が変わり、都度調整が必要なのがクレジットカードと銀行です。特に2025年はメインカードを切り替えるなど、大きな変更が必要になりそう。

 

細かくは別記事で詳細にまとめますが、電子マネーチャージが100万円修行の対象外となることを機に、長らくメインカードとして使ってきた三井住友カード プラチナプリファードを解約する予定です。またInfiniteはメインカードとして使うには魅力不足。2026年いっぱい使って初年度で解約を考えています。

 

預金金利がバカにならなくなってきたのが2026年です。各社が0.6%以上の普通預金金利を出してきました。これは1000万円預けて年間6万円もらえる率です。全く小さくありません。基本的に現金は遊ばせないでおく主義ですが、やはり1000万円くらいの現金は手元にあったほうが安心でもあります。銀行選びも別途記事で詳細にまとめます。

リスクに備える

2026年で注意しなくてはいけないのは、AIバブルの崩壊でしょう。AIがバブルかどうかはいろんな見方がありますが、もしバブルで、それが崩壊したら、米国だけでなく世界に波及する大きな恐慌になることはほぼ確実です。すでに米GDPの伸びの半分はAIインフラへの投資であり、日本企業も多くがAI需要の恩恵を受けているからです。

 

とはいえ、長期的にはAI銘柄の凋落は考えられません。AIバブル崩壊といっても巨大な調整と呼ぶべきものになるだろうというのが僕の考えです。AIで巨額の借入を行っているのは、OpenAIを筆頭としたいくつかのAIスタートアップであり、NVIDIA、Google、Microsoft、Amazon、Metaなどは本業で巨額の収益を上げていて、場合によってはAI技術がなくなったほうが投資が減って利益が増えるとさえ言える状況だからです。

 

また大きく長く相場が崩れるようなときこそ、今のポートフォリオの基本戦略であるバケツ戦略の価値が発揮されます。バケツ戦略では、10年も待てば株式市場は復活して高値更新するという過去の経験に基づき、その10年間を耐え忍ぶ資産を債券や現金などで保有し、残りはすべて株など長期的なリスク資産に投じるというストラテジーです。

 

現在は中期バケツ中心のインカムと、副業の収入で生活費を賄えており、取り崩しはしていません。しかし、もう少しインカムの比率を増やし、増えた分を有意義な消費に使ったり、リスクに備えていくというのありかもしれません。

寄付以上の社会貢献

2025年は前年に引き続き、科学技術の発展に資する基礎研究を中心に寄付を行いました。寄付は規模というよりも継続して行うことと、身近で当たり前のことだということを周囲に発信して仲間を広げていくことが重要だと思っているので、2026年も同じように継続するつもりです。

 

ただ寄付以外の社会貢献も考えたいというのが今年の抱負でしょうか。ぼくは、今目に見えて困っている人を助けるというよりも、未来の人類をより豊かにするような取り組みを支援したいと思っていて、でもこうした取り組みには労力もお金も費やす簡単な方法がないのです。というか、僕には見つかっていません。そういった活動を探したり個人的に行ったりすることを意識していきたいと思っています。

 

みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。