FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

3年目のFIRE生活 マイルールを設定する


ぼくは7年半前にセミリタイアに踏み切り、2年半前に退職してFIREしました。とはいえ、無職というわけではなく、投資活動の傍ら副業も続けています。FIER後、どんなことを思い、何を感じてきたのかを、節目節目で書いてきましたが、2026年の正月ということで、改めての振り返りと、3年目に入ったFIRE生活をどう活かしていくか、展望を記しておこうと思います。

3年目のFIRE生活

FIREしてから節目節目で、その時の思いを振り返ってきました。

FIREすると「毎日が日曜日」

FIREしてから3ヶ月後の心境

完全FIREから一周年 変わる価値観

FIREから2周年 FIRE初心者へのアドバイス

Q1:FIREして「いちばん価値がある」と実感したものは何?

端的にいうと、自由と家族です。FIRE以前は、セミリタイアとはいっても、仕事のプライオリティが最優先になってしまっていました。仕事とプライベートの事項がバッティングしたら、家族の病気や葬式などの緊急事態出ない限り、仕事を優先するのが当たり前だと刷り込まれていました。

 

でもFIRE後、会社員を辞めると、その優先順位が見事に逆転します。仕事には、お金を稼ぐためのいわゆる「ライスワーク」と、自分のやりたいこと成し遂げたいことを行う「ライフワーク」の2種類があるわけですが、ライスワークを完全になくせると、仕事が最優先という考え方も消えるのです。

 

そしてもう一つが家族です。2025年は多くのFIRE達成者の方々の話を聞いてきましたが、多くがFIREした理由として「小さな子どもとの時間をたくさん取りたい」と言っていました。FIREと定年退職の最大の違いは、子供がまだ小さいうちに、子供のために時間を使えるかどうかです。60歳になってしまうと、子供はもう親から離れてしまっている可能性が高い。でも40代くらいなら、子供が本当に親を頼りにしているときに子供の側にいてあげられるます。

 

ぼくは子供が2人とも小学生のときにセミリタイアしました。子供の夏休みに一週間かけて京都を回ったり、しまなみ海道を自転車で走ったり、琵琶湖を一周したり、FIREしていなければ不可能だった時間をすごすことができました。これは最高の宝物です。

Q2:時間の自由がいちばん効くのはなぜ? 会社員時代に何が奪われていた?

時間の自由を別の言葉で言い換えると、人生の主導権を握れるということです。象徴的なのが会議でしょうか。誰かの都合で呼び出され、1時間とか2時間とかを費やすことを強要される。会社員である以上、途中で抜けることを許されない苦行です。

 

思い起こせば、会社員自体は朝から晩まで会議という日々でした。会議と会議の間は会議の資料を作っていたり、メールの返信をすることで終わる。業績の進捗会議もあれば、戦略策定会議、評価面談、採用面接、etc 会社の業務の多くは会議というコミュニケーションによって回るのです。

 

これを当たり前と考えることもできますが、こういう会議に出なくていいとなると、いかに人生の中で無駄な時間を使っていたかを実感します。

Q3:もう一つの価値、「付き合う人を選べる」は、どんな点で効く?

自由のもう一つの意味は「付き合う人を選べる」ということ。仕事上でどうしてもやり取りしなくてはいけない苦手な人って、誰しもいると思います。こういう人とは仕方なくコミュニケーションを取るわけですが、思い返しても、最大の苦行はこれです。

 

これまで、学生のときから会社員まで、何らかの組織に所属するということは、嫌な相手とも接さざるを得ないということでした。学校よりは会社のほうが、いざとなればその組織から離れられるという意味でまだましなのですが、会社員を辞めるとその自由はさらに大きくなります。

 

ただし会社員から自営業になっても、完全に自由になるわけではありません。会社員よりも収入は不安定になり、仕事をくれる相手への依存は増加し、その人との関係は簡単にはこちらからは切れなくなるからです。

 

ただ生活のための収入を仕事に依存してなければ、また別。これこそがFIREのもう一つの魅力です。

Q4:では、その主権(時間と人間関係)を削る最大の敵は何?

そんな感じでFIRE後の生活を過ごしてきたものの、だんだん生活が安定してくると別の問題がおきます。仕事が増えすぎて、忙しくなるのです。特に2025年はその傾向が強く出ました。

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別にお金のためには働いていません。いまやっている仕事自体も嫌いではありません。ぼくは自分で主導権の握れない仕事と、嫌な人との仕事が嫌いなだけで、仕事自体は好きなんです。

 

ただ忙しくなりすぎると、歪が出てきます。何も仕事が人生の全てではありません。僕は、ゲーム(コンソールもボードも)やらロードバイクやらスキー/ボードやら、登山やら、自動車やら読書やらけっこう多趣味で、かつブログなどの活動もやっています。仕事と合わせてどれがプライオリティが高いというのはないのです。

 

仕事は放っておくと増えるものです。これは、ぼくに依頼したいという人がいるわけですから、ありがたい限りでもあります。ただ増えすぎるのは考えものです。他の活動に支障が出るからです。

Q5:その敵に勝つために、3年目はどんな“ルールで運用する?

FIRE後3年めとなる2026年は、この増えすぎる仕事を抑えることを優先します。自分の興味関心に合わない内容はパスしてきましたが、そこにさらに総量規制を設けるべきです。

 

まず、何にしわ寄せが来たかというと読書量が減りました。2018年には160冊も読んでいたのに、だんだんと冊数が減り、2025年はなんと27冊しか読めていません! これは人生史上最低の冊数ではないでしょうか。

ブログも更新できない日がかなりありました。2025年は計85日、23%が未更新の日でした。ブログ開設当初は毎日更新を必ず守っていたので、これもかなり頻度が落ちました。1月から徐々に更新頻度が下がっていったのが分かります。7月など61%しか更新できていません。

ブログに飽きたとか書くことがなくなったとか、最初はちょっとそんなふうにも思ったのですが、よくよくデータを見ると全くそんなことはありません。12月は23日には仕事納めとしたのですが、その後はブログが書ける書ける。要するに、単に仕事が忙しかっただけだったのです。

 

セミリタイアした直後は、会社員でありながら毎日きっちりブログを更新していまいた。ブログはぼくのライフワークであり、ブログが更新できないというのは、何かしら日常にストレスがかかっていたり、優先順位を誤っているということです。

 

というわけで、2026年のルールは「ブログ優先」です*1。もしブログを書けない日があるようなら、それは副業に時間を割きすぎというアラートです。毎週振り返ってコントロールしたいと思います。

 

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*1:ブログ優先といいますが、もしかしたらYouTubeなども始めるかも。