FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

Fund of the Year 2025 表彰式——運用会社が語った言葉

1月30日、「個人投資家が選ぶ Fund of the Year 2025」の表彰式が開催されました。今年は初の二部制です。結果発表は事前に動画で公開し、表彰式は運用会社との交流に特化した構成となりました。インデックス部門・アクティブ部門それぞれの上位5社が登壇。受賞の喜びとともに、投資哲学や受益者への思いを語りました。

結果概要

投票者総数は292名。今年で19回目を迎えたこの賞は、運用会社でも評価会社でもなく、個人投資家が自らの意思で「良いファンド」を選ぶという、世界でも珍しい取り組みです。

 

九条は3年前から、こちらの運営委員にボランティアとして参加させていただいています。金融系のもろもろは、広告収益効果が大きいので、アフィリエイト関係がとっても盛んな領域ですが、自らの金儲けのためではなく、個人投資家にとってよりよい環境を作ろうとご苦労されてきた運営委員の皆様には本当に頭が下がる思いです。九条も、末席ながら何かしらお役に立てればと思って、やっています。


さて、インデックス部門ではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が圧勝、7連覇を達成しました。アクティブ部門はセゾン・グローバルバランスファンドが1位となりましたが、2位・3位とは僅差の混戦でした。

 

順位の詳細は、下記の公式Webページを御覧くださいませ。

www.fundoftheyear.jp

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心に残った運営会社の言葉

表彰式では、各運営会社の皆様から、コメントを頂きました。その中から、ぼくの心に残った言葉をいくつか。

18年間ずっと調子がいいファンドはなかなかない。AI・半導体相場に乗るテーマ株ファンドではありませんので。ただ、自分たちの哲学を含めて、パフォーマンスに最終的につながるようにしっかり地道にやっていく方針は全く変わりません。

コモンズ30ファンド(コモンズ投信)

アクティブファンドの真骨頂は、やはり長期に大化けする銘柄への投資です。コモンズ投信では、数十倍に化けた投資先についていろいろとお話していました。ぼくはAI・半導体が投資先のメインですが、ほかにも長期で大きく成長する銘柄は数多いはず。この信念はとても共感します。

 

今、日本株にすごく強気です。海外株の比率はもうほぼゼロ。昔は200〜300銘柄に投資していましたが、今日時点で75〜76銘柄ぐらいまで絞り込んでいます。私たちがコミットできる企業、日本の大企業も中小型株も含めて増えてきていると実感しています
ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)

日本株、強いですね。国としての成長性はともかくとして、東証の市場改革によって各社はやっとROE改善などに目を向け始めたようです。ダメダメな市場が少し目を覚ましただけでも、大きくパフォーマンスは改善するものです。

 

株式や債券という伝統的な配分にとらわれず、市場の変化をデータで捉えて大胆に配分を見直していく。それがこのファンドの特徴です。

AIを使うことで、人の感情や先入観の影響を受けないようにする。運用メンバーが変わっても長期的に一貫した運用を行えるようにしたい。

ROBOPROファンド(SBI岡三アセットマネジメント)

ROBOPROはかなり注目のファンドです。実はこの数年、AIが最大限投資先として選定していたのは金(ゴールド)でした。システム的に上限と定めた30%に張り付いた時期がけっこう長く続きました。結果、金に投資した投資家がかなり報われたのはご存知の通りです。

AIとかバランスファンドとかロボアドバイザーとか、いろんな概念がありますが、ROBOPROのキモは金や不動産を投資対象に組み入れていること。そして1つのアセットクラスを最大50%(金はなぜか最大30%!)まで入れられるという、バランスというよりもかなり張っている投資を行うことです。

 

2年前、『皆さんのブログを見て育った、皆さんの弟子みたいなもんです』とお話ししました。その弟子がガイアの夜明けに出て『オルカンニキ』なんてあだ名がついたりして(笑)。普通の社会人ではできないことを経験させてもらっています。

eMAXIS Slim 米国株式 S&P500(三菱UFJアセットマネジメント)

「オルカンニキ」こと村松祐介さんの言葉です。ファンドマネージャーの村松さんは2年前にも登壇しており、その間の変化を振り返ってくれました。運用会社というとけっこう敷居が高いと感じるかもしれませんが、今回のファンドオブザイヤーの交流会ではビール片手にいろんな話題を村松さんと話すことができました。

 

まぁ注目の人気者なので、ぼくの後ろには話したい人が列をなしていて、早々に譲らなくてはなりませんでしたが!

 

今、投資といえばオルカン一択!とか、オルカンをまるで貯金の代わりのように語る人がいることに対して「ちょっと過信し過ぎではないか」と村松さん。ちゃんと勉強して自分の中で確信を持たないと、下げ相場のときに保有し続けられないと懸念していました。

 

というと、売らずに持ち続けてほしい運用会社のポジショントークのように思うかもしれませんが、投資、特にインデックス投資は長期で保有し続けるのが成果を出すためのマストなのです。下げ相場だといって、「損切り」という概念はインデックスには存在しません。詳しくはAIにでも聞いてもらえればと思うのですが、倒産リスクは市場競争での敗北リスクのある個別株とは違い、マーケットリスク(β)だけに投資するインデックスでは、価格がゼロになることはあり得ず、大きく下がっても回復する傾向にあるのです。要するに、インデックスでは損切りしてはいけないということです。つまり持ち続けろ!と。

 

そんなわけで、投資家同士の交流もそうですが、運用会社の方々と話ができ、意見も言えるのがファンドオブザイヤーの交流会のいいところ。今回は大入り御礼状態でしたが、来年もまた行いますので、皆様のご参加をお待ちしております。

 

www.kuzyofire.com

 

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