FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

生涯で20回しか投資できないとしたら?

エッセンシャル思考について聞いたことはあるでしょうか。グレッグ・マキューン氏が提唱した「最小の時間で最大の成果を出す」ための技術です。ポイントは、最も重要な基準を1つ決めて、その基準に照らして0〜100点で採点し、90点未満のものはすべて「0点」とみなして拒否する姿勢にあります。

最優先に集中する

エッセンシャル思考の面白いところは、「できることは全部やる」の対極こそが成功への道だと主張していることです。「たった一つのことしかできないなら何をやるか?」を考え、それにフォーカスすることによって、エネルギーの分散を防ぎ、圧倒的な成果が出せると説きます。

今ひとつピンと来ない人は、受験勉強を思い出しましょう。試験が近づくと、新しい参考書に手を出したくなるものです。あの問題集もやっておきたい、あの参考書も通読しておこう……。でも最高の受験勉強は、使い慣れた参考書を、もう一度やり直すこと。これは、受験をくぐり抜けた人なら誰でも同意することではないでしょうか。

 

いろんなことに手を出すのではなく、1つのことにフォーカスすることは、いろんなことで強さを発揮するのです。

ウォーレン・バフェットの「生涯で20回しか投資できないとしたら?」

同様のことをウォーレン・バフェットが提唱しています。それは「生涯で20回しか投資できないとしたら?」という問いです。「パンチカードの法則(Punch Card Rule)」として知られています。

 

まず投資家は20個の穴しかないパンチカードを持ちます。1回投資を行うごとにカードに穴が開けられ、20個すべてを使い切ったら、それ以上一生投資はできません。つまり、生涯で合計20回しか投資(売買)ができないわけです。

 

そんな時、どんな銘柄を選ぶでしょうか?

「パンチカードの法則」のメリット

「パンチカードの法則」の利点は、次の3つだと言われています。

  1. 確信度の低い投資の排除
  2. 忍耐力
  3. 徹底的な調査

20回しか投資できないなら、上がるかもしれないし下がるかもしれないというような投資先には投資しません。エッセンシャル思考のように、90点未満のものはすべて「0点」とみなして拒否するわけです。これが、高い打率を生みます。

 

そんなことをしていては、投資先なんて見つからないんじゃないか? いえ。そのくらい確信を持てるまでは、投資なんてせずに待ったほうが、結果的にパフォーマンスは上がるのです。何もしないことも投資の重要な一部。特に、これは個人投資家だけに許された特権です。

 

そして、20回という貴重なチャンスを活かすには、徹底的に調査をして極限まで分析精度を高めることに自然となるでしょう。使ってしまったらチャンスはそれだけ減ってしまうからです。

20回の実例

さて、生涯で20回というのは多いでしょうか、少ないでしょうか。ぼくの投資先について振り返ってみましょう。

  1. EFA 北米除く先進国株式ETF …まぁ成功
  2. EEM 新興国株式ETF …まぁ成功
  3. IVV S&P500ETF …成功
  4. Google …成功
  5. Amazon …成功
  6. Meta …成功
  7. GSG コモディティETF …失敗
  8. iRobot(途中で売却) …失敗
  9. Tesla(途中で売却) …失敗
  10. NVIDIA(書い直し) …成功
  11. Microsoft …微妙
  12. ARCC …微妙
  13. 金(ゴールド) …成功
  14. ビットコイン …成功
  15. イーサリアム …成功
  16. ハイイールド債券投信 …まぁ成功
  17. VT 全世界株式ETF …成功
  18. オルカン 全世界株式ETF …成功
  19. 米国債ETF …失敗
  20. 生の米国債 …微妙
  21. TMF …大失敗
  22. VIX …失敗
  23. XLP 生活必需品株式ETF …失敗
  24. 太陽光発電 …成功
  25. 都内アパート投資 …成功

ほかにも途中で売ってしまったものや細かなものもありますが、それなりの期間(1年以上)持ったものについてはだいたいこんな感じでしょうか。

 

そもそも、年に1回、新たな銘柄を買うかどうかというのが僕のスタンスで、基本買ったら永久保有のつもりです。それでもこれだけ失敗するのですから、投資とは難しいものです。ただ確実にいえるのは、徹底的な調査をせずに購入した銘柄は、ちょっとしたことで売りたくなってしまうということです。それが理由で最後まで持ちきれなかった銘柄がそこそこあります。TeslaとかNVIDIAがその例です。

 

人生に20回の投資のチャンスしかないとしたら、本当にそれを買うか? 銘柄が気になったら、これを自分自身に問うことで、より投資の確度を増せるんじゃないでしょうか。

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