九条です。FIRE後の自由な生活をベースに、投資・税制・制度・クリプト・法人運営を考えるブログです。 利回りや還元率の表面ではなく、税引き後の手取り、制度の前提、リスクと不確実性を見ながら、自由を増やす方法を書いています。

法人Aの決算8期目 役員からの貸付が2000万以上ある

法人Aの8期目の決算がまとまりました。黒字化してから3期目、安定した業績が出ています。ただ、今回は減収減益となってしまいました。

安定した業績

下記がPLの推移です。細かくみると、2026年3月期は減収減益になっているのですが、減収はお天道さまの時間が短かったのが理由。減益は、それに加えてひっこして家賃が上がったので、家事按分の家賃もあがり、販管費が増加したのが主な理由です。

 

そもそも減価償却費が年々減っているし、ローンは全部固定金利だし、返済が進んで元本が減っているので、支払利息は減少。コストは減って利益が増えるはずだったのですが、減益になってしまいました。残念。

こちらが営業外費用の推移です。ほぼ支払い利息なわけですが、ちゃんと減少しています。

じゃあ減価償却費はどうかというと、次のように着実に減少しています。ただ減価償却費以外の販管費は多少上下があって、特に今期は家事按分などの増加で、減価償却の減少分を含めて増加になってしまったというわけです。

短期借入金が2000万円以上

ちょっと面白いのは、バランスシートの流動負債の中、短期借入金が2000万円以上あることです。これはどこから借りているのかというと、社長であるぼくから借りています。言い換えれば、法人に2000万円以上貸し付けているわけです。

 

そうは言っても別に2000万もの現金が法人にあるわけではなく、現金は数十万円しかありません。あくまで帳簿上のもの。じゃあこれが何を意味するかというと、法人からぼくに2000万円を入金しても、これは給与支払いとかではなくあくまで「借入金の返済」だということです。

 

借入金の返済だから、受け取ったぼくのほうで税金が発生するわけでもないし、収入としてカウントされるわけでもない。面白いところです。

 

じゃあなぜこんなに短期借入金=役員貸付が積み上がったのか。ソーラーパネル自体はフルローンですから、僕が貸し付けたのではなくローンで貸付られています。僕が貸し付けたお金は、初期は土地の代金や東電の電力負担金=発電所に電線を引っ張る費用に主に使われました。ただ、こうした初期費用は売電によってもう回収済み。それはすでに僕に返済済みです。

 

じゃあなんで2000万円もあるかというと、これは法人の運営に必要なコストを社長である僕が建て替えているため、それが積み上がっていったということです。ローン返済は売電収入から行っているので、ここでいうのはそのほかの販管費。例えば、法人のオフィスは自宅の一部を使っているので、法人が僕に賃料を払わなければなりません。その費用を全額支払えてはいないので、差額が管理借入金=役員貸付として積み上がっていったわけです。

 

太陽用発電は、固定買取期間(FIT)が20年、ローン返済が15年なので、最後の5年になると返済がなくキャッシュフローが倍増します。単純に800万くらいのキャッシュフローが出るので、5年で4000万。このうち2000万円は「借入金の返済」という形で僕に移転できるというわけです。

 

そこから先はキャッシュが法人に溜まってしまい、下手に社長に入金すると、今度は「役員借入金」という形になってしまうわけですが、まぁどこかのタイミングで、退職して退職金という形でぼくに資金を移転する形を取ることになるのでしょう。そのときは退職所得控除も使えるので退職金にかかる税金も小さくて済みますし。

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