米国時間6月12日、SpaceXが上場しました。ぼくは楽天証券で申し込んでおり、4株当選。上場後も想定を大きく超える強さを発揮し、IPO価格から19%も上昇しました。
SpaceX上場
SpaceXがついに上場しました。上場会見で、イーロン・マスクは「SpaceXの使命は、空想科学から"空想"を取り除き、みんなにワクワクする未来を作ることだ」と語りました。
SpaceXが、エルセグンドの倉庫から始まった小さな会社だったことを思うと、いま史上最大級のIPOで上場するところまで来たのは本当に信じがたい。
もし当時の自分に「こうなる」と言う人がいたら、何を言っているんだと思ったはずだ。自分はSpaceXが失敗する可能性のほうが高い、成功確率は10%未満だと考えていた。実際、周囲にも「たぶん失敗する。でも挑戦すべきだ」と話していた。
なぜなら、宇宙に挑む新しい会社が現れなければ、人類は本当の意味で宇宙へ進出する文明にはなれないからだ。既存の航空宇宙企業も良いロケットは作っていたが、人類を多惑星種にするための技術、SFで読んできたような未来を現実にする技術を追求していたわけではなかった。
SpaceXの目的は、SFから「フィクション」を取り除き、誰にとっても刺激的で希望を持てる未来をつくることだ。月へ行きたい人、火星へ行きたい人、太陽系のどこかへ行きたい人、いつかは太陽系の外へ行きたい人まで、連れていけるようにしたい。
それは一部の宇宙飛行士だけの話ではない。これを見ているあなた自身を、月へ、火星へ、そしてその先へ連れていけるようにしたい。いまのSpaceXの素晴らしいチームなら、それを実現できると確信している。
SpaceXが史上最大のIPOで上場。イーロン・マスクがStarbaseで従業員に語ったスピーチが鳥肌モノだった。
— チャエン | デジライズ CEO《重要AIニュースを毎日最速で発信⚡️》 (@masahirochaen) 2026年6月12日
「正直、成功する確率は10%未満だと思っていた」
倉庫から始まった会社が、いま本気で人類を"宇宙文明"に変えようとしている。
・米エルセグンドの倉庫で創業… pic.twitter.com/kZvclKUlQR
公募価格135ドルに対し、初値は150ドル。一時は176ドルまで上昇し、19%高の160.95ドルで初日の取引を終えました。アフターマーケットでは終値を少々上回る水準で推移しています。

終値ベースの時価総額は2.1兆ドルに達し、世界の上場企業のランキング6位。TSMCやTeslaを超える時価総額を叩き出しました。ただ、世界の上場企業時価総額ランキングを見ると、赤字の企業というのはものすごくレアで、SpaceXの特異性が目立ちます(一応時価総額21位のIntelも直近は赤字です)。

業績や財務情報のアップデート
さて、6月3日にSpaceXの財務を簡単に分析した際には、135ドルでもまだ高いという結論をまとめました。そこから上場までの10日間で、けっこう新しい情報が出ましたので、それをまとめておきます。
1つはIPO条件として、新規に5億5555万5555株を135ドルで売り出し、約750億ドルを調達したことです。既存株主の売却ではないので、会社に資金が入ります。今回のIPOは、新たな投資のための資金を得ること、とマスク氏は語っており、まさにそうなりました。現状、年間60億ドル超の赤字で、これからまだ赤字のまま投資がかさむ計画ですが、それを耐える資金力を得たということです。
2つ目はGoogleとのAI計算能力提供契約です。約11万基のNVIDIA GPU、CPU、メモリなどの計算リソースを、月間9.2億ドルで提供する契約です。フル稼働すると年間110.4億ドルのディール。2025年のSpaceXの売上が186.74億ドルだったので、この契約がどれだけ大きなボリュームか分かります。
3つ目はAnthropicへのAI計算能力提供契約です。32.5万基のNVIDIA GPUが含まれ、月12.5億ドルの契約です。フル稼働すると年間約150億ドル。世界最大規模ともいわれるAIデータセンターCOLOSSUSですが、これが年間260億ドルを売り上げる可能性のある収益資産に化けました。
ただ、AI設備への投資は全く小さくありません。2025年に127.27億ドル投資しており、2026年は1-3月だけで77.23億ドルを費やしています。GoogleとAnthropicにフルでAI計算能力を提供しても、投資額は賄えない計画でキャッシュアウトが続きます。
楽天証券で4株ゲット
さて、そんなわけでそこまで前向きではなかったぼくは、SBIでは申し込まず、楽天証券でだけIPOを申し込みました。結果、4株当選1株補欠当選。

補欠当選は外れましたが、135ドルで4株ゲットしているので、初日はそれなりの含み益となりました。SBI証券で100株以上あたっている人もいるので、後知恵でいえばSBIも全力で行けばよかったwww

ただ、正直なところSpaceXの株価はバブル企業の典型のように思っています。ビジネスは魅力的ですが、いかんせん株価が高すぎる。135ドルの株価でも正当化できないのに、160ドルというのは僕には買いたくなる水準ではありません。
今後、株価が巻き戻るタイミングが必ずくると思っています。そのときに、ちゃんとSpaceX株を買いたいなと思っています。そう、ちょうどMetaが上場後大きく株価を下げ、そのタイミングでけっこう仕込んだのと同じようなシナリオですね。