
7月の総資産の変化は+1.7%でした。何がそれを牽引したかというと、証券担保ローンで借りていた資金の一部で不動産ローンを返済したため、これまで相殺されていた現金にプラスが残ったというちょっとテクニカルな要因なのですが、実は長期バケツも中期バケツも増加しています。
- M7の四季報風解説
- まずはApple
- 続いてMicrosoft
- そしてAlpabet
- Amazon
- 続いてMeta
- 最後にTesla
- 長期バケツは+0.41%
- 中期バケツは▲0.09%
- 7月の売買と今後
M7の四季報風解説
7月はAmazonやMicrosoftといったハイテク大手が伸びました。どんな感じの決算内容だったか分かるように、NVIDIAを除く6社の決算を四季報風に書いてみました。
まずはApple
決算発表の7月31日は前日比7.4%安。増収増益より、粗利を約2ポイント押し上げた関税還付の一時性が意識されたとみられます。
【続 伸】26年9月期はiPhoneとMac、サービスが二桁伸長。関税還付の一時益は反復せず。サービス増収と端末基盤拡大で営業増益。全地域で需要堅調。ただ部品供給制約から期末は増収率鈍化。
【Siri AI】端末内処理と自社クラウドを組み合わせ、個人情報保護を前面。新OSに搭載し端末更新促す。開発者試験を開始。対応アプリを広げ、収益化急ぐ。対応国・地域の拡大が課題。
続いてMicrosoft
決算発表の7月30日は前日比15.5%高。Azureの43%増収と、27年6月期も二桁増収増益を見込む会社方針が好感されました。
【続 伸】27年6月期はAzureが供給増を即時収益化。Microsoft 365 Copilotも課金数拡大。AI基盤の償却負担こなし二桁営業増益。28年6月期もクラウド主導で増益続く。採算も維持。
【AI基盤】データセンター増強し供給制約緩和急ぐ。GPUに加え自社CPU、推論最適化で処理効率向上。Copilotの利用拡大を収益化し、巨額投資の回収を急ぐ。需要超過続く。
そしてAlpabet
決算発表の7月23日は前日比7.1%安。クラウドの急成長より、AI設備投資の増大と本業外の巨額評価益が意識されたようです。
【好 伸】26年12月期はAI検索で広告伸長。クラウドも企業向けAI需要で急拡大。設備投資計画は1950~2050億ドルへ増額。減価償却増を織り込んでも営業増益。持分証券評価益の下期反復は見込まず。
【AI検索】AI検索が利用回数押し上げ。Geminiは企業導入拡大。データセンター投資急増、供給増と償却負担の均衡が焦点。Waymoは走行地域を広げ、自動運転の商用化急ぐ。
Amazon
決算発表の7月31日は前日比15.3%高。AWSの37%増収と営業益64%増、強い7~9月期営業益ガイダンスを好感しました。
【快 走】26年12月期はAWSがAI需要で急伸、広告も伸長。北米通販は配送速度向上で採算改善。設備投資増でも営業大幅増益。投資先評価益は下期に反復せず。物流効率化も寄与し営業利益率上昇続く。
【衛星買収】衛星通信Globalstarを買収へ。Amazon Leoと直接端末通信を一体運用。規制承認待ち。自社AIチップは大型顧客獲得、外販拡大。衛星事業拡大狙う。
続いてMeta
決算発表の7月30日は前日比8.0%安。広告成長より法務・人員削減費用とAI設備投資の増大が重荷と受け止められたとみられます。
【微増益】26年12月期はAI広告最適化で表示数、単価とも二桁増。だが法務費用と人員削減費用、AI基盤の償却増が重い。一時費用こなし営業益微増。広告成長で費用増を補う。純益は一過性税効果で膨張。
【独自AI】Superintelligence Labsで独自モデル開発を加速。広告最適化や企業向けAIへ展開。若年層関連訴訟の損失リスク残る。新製品の早期投入を急ぐ。
最後にTesla
決算発表の7月23日は前日比14.5%安。26%増収でも営業利益が57%減り、AI・工場投資による収益性悪化を嫌気されました。
【急 減】26年12月期は車両販売と蓄電、サービスが伸長。だが値下げで車両採算悪化。規制クレジット減、AI開発費、株式報酬、販管費増が重く営業大幅減益。評価益除く純益低調。下期も費用負担続く。
【ロボタクシー】Cybercab生産開始。無人配車を米主要都市へ拡大。Optimus初期ラインも年内稼働予定。投資先行で収益化時期はなお不透明。量産体制と安全認可が焦点。
長期バケツは+0.41%
さて、そんなわけで、長期バケツは0.41%増と悪くありませんでした。BTC/ETHという暗号通貨が反発したのと、あとはAmazonやMicrosoftといったハイテク大手が伸びました。Microsoftは苦しい時期が続いたのですが、一気に跳ねましたね。

Microsoftが伸びたといっても、これまでの不調が影響し、ぼくのポートフォリオ内ではこれっぽっちしかありません。順調に育ったNVIDIAとは月とスッポンです。

AmazonとMicrosoftの上昇もあり、クリプトと個別株の比率がそれぞれ1%ポイント増加しました。

中期バケツは▲0.09%
中期バケツは、先月大きく下がった金が戻りました。一方で債券は下落。米10年債利回りは7月1日の4.48%から31日の4.75%へ27bp上昇。30年債は4.97%から5.27%へ30bp上昇しました。
7月はイラン情勢絡みで原油が急騰しインフレが懸念されたこと、7月のFOMCでは金利据え置きでしたが、3人が0.25%の利上げを主張し、市場が利上げの可能性を織り込みました。またAI関連の設備投資がさらに加速し、実質金利が上昇。「悪いインフレ」と「強い設備投資」が同時に金利を押し上げた形です。


太陽光については評価手法を再調整しましたが、合算の金額はさほど変わらず。中期バケツについては約半分が太陽光です。

7月の売買と今後
7月の売買は、定例のオルカン65万円+セゾングローバル10万円のクレカ積み立てが一つ。それから、三井住友銀行のOliveプラチナプリファードを使ったクレカ外貨積み立て10万円を継続中です。幸いこのところまた円安に振れて、1万ドルちょっとの外貨預金はプラスです。
さて、今日はGoogleの人事で激変です。あのデミス・ハサビスがGoogleDeepMindのCEOを追われ、生きる伝説と呼ばれるジェフ・ディーンもGoogleを去ります。いろいろな見方がありますが、この1年パッとしないGemini開発に対して業を煮やしたAlpabet経営陣による組織再編という見方が強いかな。
Metaを見てもAI開発はうまくいってなくて、Googleも苦しい。結局、AIを開発するには大企業ではダメで、スタートアップでなくてはいけないのかもしれません。今イケてるのは、OpenAI、Anthropic、そしてxAI。中国勢のMoonshotAI(Kimi)、DeepSeek(DeepSeek)、zAI(GLM)、そしてAlibaba(Qwen)という感じでしょうか。こう見るとAlibabaは大企業なのにすごいですね。
Googleは学習データからユーザー基盤、LLM、AIデータセンター、AIチップ(TPU)までフルスタックで保有している唯一の企業です。そしてそのすべてがトップクラス。にもかかわらずLLM開発で苦戦しているわけで、いまの株価をどう見るかは非常に悩ましいです。OpenAIのIPOに向けて資金を確保しなくてはいけないという点でいうとちょっとGoogleを売ってもいいのかもしれません。