
いろんな投資を始めたきっかけ
様々な投資を行なっていますが、始めるときの手掛かりとなった分岐点は今一度振り返ってみてどんなポイントがあったでしょうか?? また、やめてしまった投資もあるかと思いますが、その分岐点はどのようなものでしたか??
こんな質問をいただきました。そう、株式(個別もインデックスも)から債券、FX、オプション、CFD、先物、不動産から太陽光、仮想通貨、金の現物まで、とにかく幅の広い投資がぼくの特徴です。
じゃあ、いつ、何がきっかけでそういった投資を始めたのか。振り返ってみたいと思います。
ざっくりいうと、ホントの初期の初期に「投資ってするよいいらしいよ?」って教えてくれたのは、『金持ち父さん貧乏父さん』のロバート・キヨサキ。そして株式投資というと上がった下がったの鉄火場のイメージが強かった中、海外市場で資産運用するというヒントを教えてくれた『ゴミ投資家シリーズ』の海外投資を楽しむ会→のちの橘玲さんでした。
ぼくを実際の投資に誘ってくれた人は4人います。まずオプション始めデリバティブからARCCなど独特なETF、さらに不動産投資を始めたきっかけは玉川陽介さんです。そして米国株や太陽光などに誘ってくれたのがたぱぞうさん。仮想通貨に投資する勇気を与えてくれた野口悠紀雄先生。そしてインデックス投資に導いてくれたのが、水瀬さんです。
では個別に見ていきましょう。
投資信託
直接のきっかけは、シティバンクで口座維持手数料を避けられる100万円まで貯金したあと、窓口で「投資するなら何を買えばいいですか」と相談したことでした。担当者から「年5%くらいのリターンなら普通に出せると思います」と言われ、ほぼゼロ金利の預金しか知らなかったため驚愕したのを覚えています。そこでハイイールド債の投資信託を購入しました。これが最初の投資信託です。
もう20年ちょっと前のことです。この投信の信託報酬は当時1.6%で、現在は1.55%に下がりましたが、なんというか、こういう時代もあったなぁという手数料ですね。記念にまだ保有しています。
個別株投資
2000年前後の金融ビッグバンで売買手数料が自由化され、イー・トレード証券、カブドットコム証券、マネックス証券などのネット証券が登場したことです。ネット好きだったため、すぐに口座を開設しました。
銘柄選びで影響を受けたのはウォーレン・バフェットと、その師であるベンジャミン・グレアムです。『賢明なる投資家』を読み、「割安な株を買って長期保有すれば、いずれ適正価格に戻る」というバリュー投資に興味を持ちました。
最初に買った日本株として記憶しているのは、武田薬品、トヨタ自動車、NTTドコモです。ただ、未知の企業は怖かったため、実際には割安株というより有名な大型株を選んでいました。値動きへの心理的負担から、いずれも小幅な利益で売却しています。
当時、雑誌でよく見かけたカブコムの臼田琢美氏(る〜さ〜!さん)が、確かダイヤモンドZAiで、投資手法(逆指値とか?)の紹介をしていたのが記憶に残っています。これがあって、メインの証券会社はカブコムでした。
インデックス投資
インデックス投資を始めた直接のきっかけは、2007年7月に『ウォール街のランダム・ウォーカー』を読んだことです。個別株は値動きを追う精神的負担から「個別株投資は自分には無理だ」と感じていました。
そこで出会った『ウォール街のランダム・ウォーカー』や『敗者のゲーム』を読み、その合理性に心打たれるとともに、「インデックスを買って持ち続けるなら自分にもできる」と方針を転換しています。
仮想通貨
仮想通貨に興味を持ったきっかけは、野口悠紀雄氏の『仮想通貨革命』を読んだことです。銀行などの管理者を介さず、アルゴリズムへの信頼によって送金や金融取引ができる仕組みに、金融を変える「次のメガトレンド」の可能性を感じました。
最初の購入は2016年春。Coincheckに5万円を入金し、試しに約0.2BTCを購入、その後Ethereumも買っています。本格的に買い増したのは、ビットコインが急騰し始めた2017年5月でした。GWに田舎に帰っていて、なんかすごいことが起きている!と興奮したのを今も覚えています。
ARCC、VIX、オプション
起点は2017年に読んだ玉川陽介氏のWebインタビューと著書です。それまで知らなかった投資の世界があることに刺激を受け、PFFやARCCを調べ始めました。
- ARCCは平均9%前後の配当利回りに驚き、2017年3月から購入。
- 同じ記事でVIXを知り、独特な値動きと先物のコンタンゴに興味を持ってショートを開始。
- VIXがS&P500のオプション価格から算出されることを知り、仕組みをたどる形でオプションを調べ、実際に銀のプット売りなどを始めた。
太陽光
太陽光に至ったきっかけは、ブロガーのたぱぞうさんです。ブログから紹介してもらいました。実際に動き出した直接の理由は、2018年にFIREを決意し、会社員としての年収と与信があるうちに、その信用力を活用したいと考えたことでした。
- FITによって20年間の売電価格が決まっており、売上を予測しやすい
- 空室や家賃滞納がある不動産よりリスクを計算しやすい
- 信販会社などから購入費の大部分を借りられる
- 借り入れによって自己資金に対するIRRを高められる
- 2018年がFIT18円の最後の年であり、会社員として高い年収を維持する最後の年だった
FX
最初に本格的に取り組んだFX取引は、為替の方向に賭けることではなく、FX会社間のスワップポイント差を利用したアービトラージです。同じ通貨を異なる会社で同量ずつ買いと売りにし、為替変動を相殺しながらスワップ差だけを得る方法を知り、「普通預金代わりに、低リスクで年2~3%を得られるのではないか」と考えて始めています。ちなみに、どこでこれを知ったのかは、メモがなくて分かりませんでした。
最速資産運用というサイトに「FX両建てスワップ裁定取引計算ソフト」という、どの業者とどの業者のペアが最適か、またどの通貨で建てると、損失解消日数はどのくらいで、年換算利回りはどれくらいかを簡単にチェックすることができます。
いまとなってはわずか2−3%のリターンしか取れませんが、ぼくが取り組んでいた2018年前後は、普通に4%、ちょっとレバかければ6%超が出る美味しい投資でした。まだマイナス金利の時代でしたしね。
不動産
不動産には、投資を始めた初期に『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだころから関心があり、「いつかは不動産」と考えていました。ただし、多額のローンへの恐怖や物件選びへの不安から、10年以上実行できませんでした。
実際の投資を後押しした要素は三つあります。
- 玉川陽介氏の著書や記事を読み、収益計算や不動産投資の考え方を学んだ
- 太陽光で1000万円単位の融資を何度も経験し、数字を検証できれば借り入れは必要以上に怖がらなくてよいと実感した
- 3年ほど付き合いのあった、強引な営業をしない不動産会社から、条件に合う未公開物件を紹介された
- 最終的には「中古・都心・一棟」という方針を固め、2021年に都内の一棟アパートを購入しました
優待クロス
セミリタイアに向けて株式を売却し、キャッシュポジションを増やしていたため、現金を口座で寝かせずに短期間活用したいと考えたことが優待クロスを始めたきっかけです。
優待クロスの下記の点に魅力を感じました。
- 現物買いと信用売りを組み合わせ、株価変動をほぼ相殺できる
- 資金の拘束期間が比較的短い
- 必要なら優待を諦めてポジションを解消し、現金へ戻せる
- 在庫や貸株料、手数料を考えるゲーム性もある
最初に試したのは2018年8月で、進和のお米券とJINSの商品券を取得。本格的に取り組み始めたのは2019年です。太陽光や不動産の頭金として確保していた待機資金の運用先という位置づけでした。
とらさんの優待クロスを中心としたブログ「改善と成長〜資産の仕組み作りから〜」のオフ会にいって、いろいろ教えてもらったのが本当に懐かしいです!

金地金(ゴールド)
金に注目したきっかけは、当時話題だったレイ・ダリオの「オールウェザー・ポートフォリオ」です。株式と相関が低い金を組み入れることで、ポートフォリオ全体のリスクを抑えられる点に魅力を感じました。インフレへの備えという目的もありました。
実際の購入を決断した直接のきっかけは、2019年10月の消費税率引き上げです。金地金は売買時に消費税がかかるため、税率8%のうちに購入し、将来10%で売却すれば、増税分の2%が実質的な値引きになると考えました。金価格が上昇し始めていたことも背中を押しています。
ETFや投資信託ではこの消費税差を得られないため、現物の金地金を選択。2019年9月30日に三菱マテリアルで購入しました。
本とインフルエンサー、そしてオフ会
こうやって手法ごとに振り返ってみると、実は金融機関がきっかけで始めた投資は最初の投資信託だけで、そこから先は本、インフルエンサー、そしてオフ会がほとんどのきっかけでした。
インフルエンサーにはいろんな人がいますが、ぼくが好きなのはギャンブル性の高い話よりも、理論立ててロジックとエビデンスをベースに説明してくれる人ですね。それからオフ会で得られた情報は、たぶん多くの人の想像以上に大きいです。僕も、オフ会で得た情報はよほど周知の事実でない限りブログには書かないし、表に出ていない情報というのはけっこう多いものです。
あ、インサイダー情報とか「当たる銘柄情報」とか、そういうものじゃないので誤解しないでくださいね。じゃあどんな話だよ? って人は、オフ会のときにでも聞いてください。
