昨日、毎年恒例の自動車税を支払いました。税金は現金で払う以外にクレジットカードで支払える場合が増えてきていますが、別途手数料がかかります。東京都では、1万円ごとに税込み78円の手数料が必要なので、最大で0.78%のコストとなります。
- 電子マネーnanacoならクレジットカード手数料不要
- nanacoチャージでポイントが付くクレジットカードは限られる
- センター預かりを使い5万円の壁を突破
- モバイルnanacoはセンター預かりが使えない
- とはいえ高還元カードに勝るものなし
電子マネーnanacoならクレジットカード手数料不要
1%以上のポイント還元が可能なクレジットカードを使っていれば差し引きでプラスとなりますが、できればコストをかけたくないですね。電子マネーのnanacoを使ってセブンイレブンで支払えば、クレジットカードのポイントを獲得しつつ、手数料無料で税金を支払えます。
- クレジットカード(ポイント還元)→nanaco(手数料無料)→税金払い
ただし、注意点がいくつかあります。
nanacoチャージでポイントが付くクレジットカードは限られる
nanacoにチャージしてポイントが付くクレジットカードは年々減少と改悪が続き、現在の最有力候補はリクルートカード(還元率1.2%)になります。ただしこちらもポイントが付くのは月間3万円までとなっています。
自動車税のように年間1回の支払いであれば、毎月3万円ずつnanacoチャージをしていけば、合計で年間36万円分のnanacoでクレジットカードのポイントを獲得できることになります。
センター預かりを使い5万円の壁を突破
nanacoにはセンター預かりという仕組みがあります。nanaco本体はプラスティックカードなので、ネットなどで得たキャンペーンのポイントやネット経由でクレジットカードチャージしたものはすぐには反映されず、センター預かりとなります。
その後、店頭で「残高確認」を依頼したり「現金チャージ」を行うと、そのタイミングでカードに電子マネーが反映されるという仕組みです。
nanacoカードには5万円分しかチャージできませんが、このセンター預かりにも最大5万円をチャージできるため、最大で10万円のnanacoを持つことができます。
店頭で5万円以上の税金を支払う場合*1、まず「nanaco払いで」と伝え、「残高が足りません」と言われたらいったん5万円分を支払い、「残高確認お願いします」と伝えるとセンター預かり分がカードに反映されて残りも払える流れになります。
モバイルnanacoはセンター預かりが使えない
ところが、Androidアプリの「nanacoモバイル」は、アプリからクレジットカードチャージを行った場合、センター預かりを経由せず、いきなりAndroidアプリにチャージされます。これでは5万円の壁を超えられません。
そのため、ここではいったんアプリではなくWebからnanacoにログインし、Webからクレジットカードでチャージするという流れを取ります。すると無事にセンター預かりとしていったんチャージされるので、その後、セブンイレブンの店頭で「残高確認」を依頼し、モバイルnanacoにセンター預かりの金額を移し、支払いを行います。
とはいえ高還元カードに勝るものなし
今回は「税金払いならnanaco」ということで、一度試してみたく、このような手順を踏みましたが、実はあまりプラスになっていません。ぼくは新規発行停止してしまったリクルートカードプラスのユーザーなので還元率は2%となっています。
クレジットカード手数料を払いつつリクルートカードプラスで支払った場合、624円のコスト+1528円のポイント → 904円のポイント還元 となります。
一方で、リクルートカードでnanacoを経由した場合、993円のポイント還元となります。その差89円。いろいろと手をかけた割にはぱっとしません。
最近ではkiigoを使いnanacoギフトカードをクレジットカードで購入することで、リクルートカード以外の高還元カード(ただしVISA、Masterのみ!)でもnanaco経由の税金払いが可能になっているようなので、次はこの方法を試してみたいと思います。
*1:自動車税は排気量2.5Lを超えなければ5万円を超えないだろう?という話がありますが、僕の車は残念ながら税金が高く。。