FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。投資歴20年以上。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家。ロジックとエビデンスを大事に、運と不確実性を愛しています。

資産運用の考え方

どんなスタンス、ポリシーで投資を行うのか、投資一般について考えたこと。

積み立て投資と一括投資 シーケンスリスクをどう見るか

株式のリターンは安定していないので、少しずつ積み立てることで、変動リスクを抑えることができる。そう考える人が多いでしょうし、実際そんな説明がされてきています。しかしそれは本当でしょうか? 逆に、資金を一括して投資する方法と比較してみます。積…

分散投資、長期投資は危険 書評『マネーの公理』

投資の名著として名高い『マネーの公理』を読みました。いくつか注意点はありますが、たしかに名著でした。しかも、投資に関する心構えに関する内容なので、初心者から上級者まで、何かしらの学びがあるのではないかと思います。 マネーの公理 作者:マックス…

投資初心者のありがちな疑問に答えてみる 期待値編

偉そうに「投資初心者」に向けて記事を書くというのもおこがましいのですが、きっとこういうことなんじゃないかな? という思いのもと、ぼくならこうするよという回答を考えてみます。の第2弾です。 www.kuzyofire.com 今回は期待値編です。 つみたてNISAだ…

投資初心者のありがちな疑問に答えてみる 手法編

投資の初心者ってなんだ? と考えると意外に難しいもので、実はぼくはほんの数年前まで、板を見ることもなければまともな指値をしたこともありませんでした。ひたすら米国株のETFを買っていたためで、日本の株式市場に関する用語もチンプンカンプンでした。 …

投資におけるロジカルとエビデンス

このところ投資手法についても「ロジカル」とか「エビデンス」とか、そういう言葉を聞くことが増えました。一昔前までは、投資は「大人のギャンブル」という感じで、出てくる言葉は相場師の格言的なものがほとんどだったのですが、だいぶ雰囲気が変わってき…

「なんだ、また投資を煽る内容か」ふつうの人が投資を訝しむ理由

資産運用関係の記事についたコメントを見ていると、大きく3つに大別されます。1つは、「そうそう早くみんなやろうよ」という投資クラスタ的な内容。2つ目は「そんなこと言われても投資するお金なんてないよ」という現実派。そして3つ目は、「なんだ、また投…

株主優待は「給料の代わりの現物支給」なのか

株主の利益は企業が生み出す利益であり、それを配当として出せばインカムゲイン、内部留保していればキャピタルゲインになります。では株主優待はどうなるのでしょうか? 企業が配当として現金で出せばいいものを、品物で株主に出すわけですから、「給料の代…

株価が25%上がる確率の反対は、「25%下落」か「20%下落」か

よく、「株価が50%下げた場合、再び50%上がっても元の価格には戻らない」といいます。これ自体は事実なのですが、この解釈はさまざまです。「だから一回下げたら戻るのは難しい」という説明もよく聞きますね。でも、確率的に考えた場合、50%下がる確率と5…

良い投資は退屈なもの

「良い投資は退屈なもの」。こういったのは、かの有名な投資家であるジョージ・ソロスです。この言葉はシンプルでありながら、深い含蓄を含んでいるように思います。おそらく、投資リテラシーには3段階くらいあるのではないでしょうか。 『もし投資が楽しい…

債券を入れるとリターンはどれだけ改善するか

インデックス投資というと、「すべて株式でいい」という意見があります。シーゲル教授なども、株式は長期的に見ると最高の資産だと言っていますね。一方で、資産運用は分散が大事で、互いに相関のない資産を組み合わせるべき、というのがポートフォリオ理論…

利益相反に気をつけろ あなたの損は相手の得

投資や資産運用には、いろいろな誘惑があります。「この株は上がるから買い!」「この商品を買えば儲かります」「この証券会社がオススメです」etc。いろいろな情報があふれるなか、いったい何を信じたらいいのでしょうか?今回は、その見極め方の考え方を。…

「レバレッジETFの減価」は順張りリバランスが犯人

よく「レバレッジETFは減価する」ので損という話があります。この減価とはどういう意味なのか、少し考察してみます。 レバレッジETFの仕組み 米NASDAQのQQQとTECLでは? なぜ素直に2倍、3倍にならないのか リバランスしない先物レバレッジなら? リターンが2…

過去1年の日本株リターン 個別株とインデックス

「インデックスは儲からない」。Twitterなどでこんな話をよく聞きます。確かに、セミリタイアを目指すのであれば、少なくとも1億円以上は資産が必要でしょうし、入金力が少なければ、それをインデックスで実現するのはけっこう大変です。つまり、平均6%程度…

インデックス投資で考えるべき3つのこと

ぼくが投資を始めたころは、まだインデックス投資は市民権を得ておらず、知る人ぞ知る投資法でした。でもいまや、インデックス投資は、手法の一つとして定着してきています。ただし、一口に「インデックス投資」といっても、そこにはバリエーションがあり、…

時間分散活用なら、若いうちはレバレッジ投資 書評:ライフサイクル投資術

時間分散を活用するなら、若いうちはレバレッジを掛けて株式に200%投資しよう――。こんな一見過激なことを提案する本がありました。「ライフサイクル投資術」です。しかし、読み進めると、とても理にかなっているように思います。その方法とは。 ライフサイ…

株式時価総額加重平均は市場ポートフォリオか? CAPMの課題

いろんな資産を分散して持てば、リターンは落とさずにリスクだけを減らすことができます。複数の資産を分散させて持つということで、一般にポートフォリオ理論といいます。このポートフォリオ理論の中で、最もシンプルな最適解を提示したのが、ウイリアム・…

「暴落回避」の効果と「急騰に乗れない」損失

今回のようなコロナショックでは、パンデミックの兆しが見えた時点で、うまく損切りしてポジションを整理した人たちがいます。ぼくが見ていたTwitterのタイムラインでも、何パーセントかの人は、うまく逃げおおせたようです。しかし、そうした人は、その後の…

「時間分散」の本当の意味 積み立てではないということ

金融庁がよく言うように、長期・分散・積み立てが、投資の王道です。ただし、この「積み立て」については、いろいろと誤解も多く、投資関係の専門家でも「あれ?」というような説明をすることが多いので、改めて調べてみました。 時間分散とは積み立てのこと…

米国株以外だとリバランスは効果を発揮するか

前回、米国株式を例に、長期でリバランス運用をした場合と、バイ&ホールドの場合のバックテストを比較しました。すると驚いたことに、リバランスをするよりもバイ&ホールドのほうが、だいたいの場合、パフォーマンスが良いという結果になりました。 www.ku…

リバランスの頻度でリターンはどれだけ変わるか

今回のコロナショックのように、株価が大きく下がると「下がったときこそ買い」という気持ちになります。これをもう少し一般化してみると、次のようになるでしょう。 株価が下がって、資産全体に対する株式比率が下がったら買い 株価が上がって、資産全体に…

手を出せない波乱相場 最後に笑うのは……

それにしても、凄まじい相場です。過去1年の最高値から20%以上下落したとき「弱気相場」というらしいですが、ダウは最高値の2万9551ドルから2万3851ドルまで下げ、ほぼ20%ダウンです。 ロバート・シラー教授は、 株式市場の「調整」、「弱気相場」という言…

コロナショックで何に追加投資するか(米国編)

連日、株価も為替もジェットコースターのようです。これだけ上がり下がりすると、ロスカットしてポジションを減らしたり、今こそ買い場ということで買い進んだり、何も気にしないとバイ&ホールドだったり、いろいろな考え方があるものです。 ぼくの場合は、…

株式価値の9割は、翌年以降の利益でできている

今回のコロナショックのように事件が起きると、株価が大きく下落します。「これで企業業績が大きく崩れるのではないか」から始まり、「これだけ下がるということはもっと下がってもおかしくない」という気持ちが下げを加速させます。 でも落ち着いて考えてみ…

逆張りのリバランスと、順張りのCPPI

先日の記事で、特に説明もせずに「リバランスする」と書きました。また、株が下がったときに売るのは「トレーダー」とも書きました。でも、もう少し正確にいえば、トレーダーでなくても、株が下がったときには売却する戦略があります。 リバランスは何を意味…

2020年の投資勉強テーマ

いろんな投資手法を勉強中のぼくですが、いま実践を含めてもっと勉強しておきたい(しなくちゃいけない)ものがいくつかあります。自分へのリマインドの意味も込めて、まとめておきます。 宅建士の内容 ボラティリティトレードとしてのオプション 完全リタイ…

連日の株価下落に思う ロスカットか買い増しか

日米ともに連日の株価下落が続いています。「1日としては過去最高の下げ」だとかニュースの見出しには出ていますが、これはどんな状況なのでしょうか。 S&P500と日経平均の推移を見る 今の相場は高いか安いか トレーダーならロスカット 長期投資家なら静観 …

10万を20万にするのと、1000万を1200万にするのはどっちが難しいか

「10万円を20万円にするのと、1000万円を1200万円にするのはどっちが難しいか」。Twitterなどでもたびたび登場する問いです。さて、これをどう考えたらいいのでしょうか? 単純にリターンで考えると? ではなぜ1000万→1200万円のほうが難しそうに感じるのか…

投資手法の宗教論争はなぜ不毛か

ちょうど2年ブログを書いてきましたが、お読みいただいている人の中には、インデックス投資の魅力を言ってたかと思えば、グロース株を持っていたり、高配当に関心があったり、かといえば不動産だの太陽光だのもやっている。さらには、けしからんことに、FXや…

セミリタイア投資家の1日 2020年版

以前、「セミリタイヤ投資家が日常チェックしているもの」という記事を書きました。当時と比べると、何を見ているかもけっこう変わってきましたので、現在の1日をまとめてみたいと思います。 www.kuzyofire.com 何はともあれ為替のチェック 一応VIXの状況を…

こんな投資はしてはいけない(2) 新築ワンルームマンション

たまに、不動産屋からワンルームマンション投資の連絡をいただきます。どこをどう検討しても、投資に値しないのですが、いらないというのに物件案内を送るということで、郵便が届きました。 前回のやっちゃダメ!投資の外貨預金に続いて、今回は新築ワンルー…