FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

資産運用の考え方

どんなスタンス、ポリシーで投資を行うのか、投資一般について考えたこと。

インフレに対抗する投資方法

米国や中国で、原材料などの供給不足を原因としたインフレ懸念が高まっています。いわゆるコストプッシュインフレです。これが一時的なことなのか、大きなトレンドになるのかは分かりませんが、日本においても長らくなかったインフレを想定しておくのは大事…

インデックス投資はタダ乗りなのか?

インデックス投資への批判として、「個別株投資家の判断に乗っかっているタダ乗り投資だ」というものがあります。平均してみた場合、アクティブ投信や個別株投資よりもインデックス投資の方がパフォーマンスが良いことはよく知られてきましたが、それは個別…

5%くらいはリターンが出せる低リスク投資法

最初は日本の個別株から始めて、もう投資を20年くらいやっています。その間、リーマンショック、コロナショックも経験し、相場の大幅上昇と暴落も経験してきました。そん中、さすがに投資の経験値は多少貯まってきたわけですが、1つ分かったことは、どの時代…

「リスク許容度」が分からない 心の問題か投資理論か

ポートフォリオを作るときに必ず出てくるのが「リスク許容度」です。曰く、リスク許容度に応じてリスク資産の組み入れ比率を変えるべき……だというのですが。。 よく言われるリスク許容度 見えるリスク資産と見えないリスク資産 役に立たないリスク拒否度(λ…

うれしい誤算 ストックオプション体験談

7月の総資産は、大きく増加してヒストリカルハイを更新しました。あれ? 相場は微妙だったのに? という感じですが、実はこれはストックオプションの行使によるものです。 ストックオプション うれしい誤算なのですが、以前もらっていたストックオプション(…

金融庁の「資産運用業高度化プログレスレポート」が面白い

異論反論は金融業界からいろいろあるようですが、2015年の森長官以後の金融庁は、「投資商品はこうあるべきだ」という一定の思想をもって運営をしているようです。それが色濃く出ているのが、6月に昨年に引き続き公開となった「資産運用業高度化プログレスレ…

『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第一章 株式と価値

ぼくが投資に目覚めた書籍の一つが『ウォール街のランダムウォーカー』です。読んだのは2007年の7月。第9版でした。それから14年の月日が流れ、本書の教え通り、インデックス投資家として資産を作ってきたのですが、その間にも本書は版を重ね、現在は19年発…

つみたてNISAはするな? その現状と僕が使っていないワケ

えと、タイトルは半ば釣りです。先日、「つみたてNISAはするな。金融のプロは誰もやっていない」という炎上狙いのツイートが話題になりました。というわけで、改めてつみたてNISAについて考えてみます。 つみたてNISAの現状 つみたてNISAをするべきか つみた…

投資とは消費を先送りする行為である

最近、投資熱が盛り上がり過ぎて「消費にお金を使わないで投資にお金を使うべきだ」というような意見を耳にすることが増えました。あたかも、消費=悪、投資=正義、というような感じです。しかし、果たしてそうでしょうか。 お金を増やしたいのか豊かな人生…

投資の唯一のフリーランチ「分散」はなぜ浸透しないのか

投資に関する研究は現在も進んでいますが、理論的また実践的に明らかになってきたことは、「投資にただ飯(フリーランチ)はない」ということです。「There ain't no such thing as a free lunch」(無料の昼食なんてない)という英語の格言で有名なフリーラ…

高まる脱炭素、SDGs——もはや無視できないESG投資

菅首相の「2050年カーボンニュートラル宣言」からこの方、急速にサステイナブルの動きが高まってきているように感じます。果たしてこの動きは投資家にとってどんな影響があるのか、考察してみました。 サステイナブル用語のまとめ 投資家とサステイナブル 投…

なぜ金融業界の人はうさんくさいのか

やっと投資が根付いてきた感のある日本ですが、「銀行がお勧めする商品ではなく、つみたてNISAを使って世界に分散させたインデックスファンドを積み立てましょう」みたいな真っ当な内容の記事でも、「ポジショントーク」「同じ穴のムジナ」なんてコメントが…

毎月のCFは10万円超 オプションから不動産まで手がけるとみますさん:個人投資家ファイル

自分が取材を受けている中で、ぼくもほかの人を取材してみようかな?と思い立ってはじめてみたのが、この企画「個人投資家ファイル」。パイロット版となる第1回は、ブロガーのとみますさん(@20tomimasu)です。 20代会社員からの身銭を切った投資ブログ と…

FIREに至るまでの4ステップ

最近、FIRE≒セミリタイアを目指して投資する人が本当に増えてきたように感じています。では、実際にFIREに至るまでにはどんな段階があるのでしょうか。それぞれのタイミングで、何を目標にしていったらいいのでしょうか。 ブレイクダウンして目標を細分化す…

インデックス投資家であるということ

インデックス投資が最近大流行です。特に、若年層の間でインデックス投資が流行っているようで、「世界株式の半分の時価総額を占める米国の株式インデックス」に、「長期で」「積み立て」を行えば、安定して6〜7%程度のリターンを得られる、というのが基本…

良い借金、悪い借金 無借金経営とApple

Fintechサービスが次々と現れる昨今ですが、中でも少しずつ増えているのがカジュアルな借金を提供するサービスです。単純にお金を貸し出すものもあれば、ECサービスと連携して支払いを遅らせたりするものもあります。個人的に、どうもこれらの印象がよくない…

書評『不確実性 超入門』 リスクの中身を分解する

投資につきものなのが不確実性です。別名、リスクとも言いますね。よく「リスクをコントロールしろ」とか「リスクを取れ」とか言われるわけですが、いったいこのリスクってなんでしょうか? 本書『不確実性 超入門』は金融関連の著書多数である田淵直也氏の…

金融リテラシーって難しい 「金融リテラシー・マップ」を読み解く

「金融リテラシー」という言葉を聞くことが増えました。分かるようなわからないようなこの言葉、実はけっこうハイレベルなことを指しています。金融庁や消費者庁、各金融機関の業界団体が参加する、金融経済教育推進会議というものがあります。ここが、「金…

バフェットが説く、賢い人が失敗する「3つのL」

その手法に賛同してもしなくても、ウォーレン・バフェットは偉大な投資家です。彼には数々の名言がありますが、賢い人が失敗するのは「3つのL」しかない、と言っています*1。 only three ways a smart person can go broke: liquor, ladies and leverage," …

外債不要論は本当か?

ポートフォリオを組む上で外国債券の組み入れは不要という「外債不要論」があります。インデックス投資論者として個人投資家にも人気の山崎元氏が唱えていますね。しかし、本当にポートフォリオに外債は不要なのでしょうか? 山崎氏の「外債不要論」 為替と…

バブルの思い出

コロナショック後、来るぞ来るぞと言われていたコロナバブルがまさに本領発揮です。日経平均は2万6000円を軽く超え2万7000円にも達しそうな勢い。ダウも3万ドルを超えました。そして誰もが思っています。「実体経済はまだだま悪いのに、なんでここまで株価が…

株式は取ったリスクより儲かる? エクイティプレミアムパズルの謎

エクイティプレミアムパズル、あるいは株式リスクプレミアムパズルという“謎”があります。これは、株式に投資すると、取っているリスクを遥かに上回るリターンが得られるのはなぜか? というものです。 リスクを取ればリターンが増える=プレミアム リスクプ…

投資ってしたほうがいいのか、しないほうがいいのか

このところ、投資が市民権を得てきたようで、回りの若者からも「投資ってどうやったらいいですか?」などと聞かれることが増えました。国や会社はあてにならず、自助努力が必要ということと、長期分散積立の金融庁プロモーションの効果か、昔のように投資=…

ゴールド 金投資の方法 ポートフォリオ紹介(4)

不定期連載のポートフォリオ紹介、第4回はゴールド(金地金)です。ぼくのポートフォリオの中で4番目に大きなシェアを持っています。 1位 IVV S&P500 2位 Amazon 3位 EEM 新興国ETF 金(ゴールド)になぜ注目したか 金(ゴールド)の過去10年のパフォーマン…

投資利益の3つの源泉 予測、成長、歪み

投資クラスタの中では、定期的にアクティブ・インデックス論争が起こりますが、それもそのはず。それぞれは投資の利益の源泉として、異なるものを見ているからです。投資に対する根本的な考え方の違いともいえるかもしれません。 トレード、インデックス(イ…

積み立て投資と一括投資 シーケンスリスクをどう見るか

株式のリターンは安定していないので、少しずつ積み立てることで、変動リスクを抑えることができる。そう考える人が多いでしょうし、実際そんな説明がされてきています。しかしそれは本当でしょうか? 逆に、資金を一括して投資する方法と比較してみます。積…

分散投資、長期投資は危険 書評『マネーの公理』

投資の名著として名高い『マネーの公理』を読みました。いくつか注意点はありますが、たしかに名著でした。しかも、投資に関する心構えに関する内容なので、初心者から上級者まで、何かしらの学びがあるのではないかと思います。 マネーの公理 作者:マックス…

投資初心者のありがちな疑問に答えてみる 期待値編

偉そうに「投資初心者」に向けて記事を書くというのもおこがましいのですが、きっとこういうことなんじゃないかな? という思いのもと、ぼくならこうするよという回答を考えてみます。の第2弾です。 www.kuzyofire.com 今回は期待値編です。 つみたてNISAだ…

投資初心者のありがちな疑問に答えてみる 手法編

投資の初心者ってなんだ? と考えると意外に難しいもので、実はぼくはほんの数年前まで、板を見ることもなければまともな指値をしたこともありませんでした。ひたすら米国株のETFを買っていたためで、日本の株式市場に関する用語もチンプンカンプンでした。 …

投資におけるロジカルとエビデンス

このところ投資手法についても「ロジカル」とか「エビデンス」とか、そういう言葉を聞くことが増えました。一昔前までは、投資は「大人のギャンブル」という感じで、出てくる言葉は相場師の格言的なものがほとんどだったのですが、だいぶ雰囲気が変わってき…