FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

資産運用の考え方

どんなスタンス、ポリシーで投資を行うのか、投資一般について考えたこと。

インデックス投資家であるということ

インデックス投資が最近大流行です。特に、若年層の間でインデックス投資が流行っているようで、「世界株式の半分の時価総額を占める米国の株式インデックス」に、「長期で」「積み立て」を行えば、安定して6〜7%程度のリターンを得られる、というのが基本…

良い借金、悪い借金 無借金経営とApple

Fintechサービスが次々と現れる昨今ですが、中でも少しずつ増えているのがカジュアルな借金を提供するサービスです。単純にお金を貸し出すものもあれば、ECサービスと連携して支払いを遅らせたりするものもあります。個人的に、どうもこれらの印象がよくない…

書評『不確実性 超入門』 リスクの中身を分解する

投資につきものなのが不確実性です。別名、リスクとも言いますね。よく「リスクをコントロールしろ」とか「リスクを取れ」とか言われるわけですが、いったいこのリスクってなんでしょうか? 本書『不確実性 超入門』は金融関連の著書多数である田淵直也氏の…

金融リテラシーって難しい 「金融リテラシー・マップ」を読み解く

「金融リテラシー」という言葉を聞くことが増えました。分かるようなわからないようなこの言葉、実はけっこうハイレベルなことを指しています。金融庁や消費者庁、各金融機関の業界団体が参加する、金融経済教育推進会議というものがあります。ここが、「金…

バフェットが説く、賢い人が失敗する「3つのL」

その手法に賛同してもしなくても、ウォーレン・バフェットは偉大な投資家です。彼には数々の名言がありますが、賢い人が失敗するのは「3つのL」しかない、と言っています*1。 only three ways a smart person can go broke: liquor, ladies and leverage," …

外債不要論は本当か?

ポートフォリオを組む上で外国債券の組み入れは不要という「外債不要論」があります。インデックス投資論者として個人投資家にも人気の山崎元氏が唱えていますね。しかし、本当にポートフォリオに外債は不要なのでしょうか? 山崎氏の「外債不要論」 為替と…

バブルの思い出

コロナショック後、来るぞ来るぞと言われていたコロナバブルがまさに本領発揮です。日経平均は2万6000円を軽く超え2万7000円にも達しそうな勢い。ダウも3万ドルを超えました。そして誰もが思っています。「実体経済はまだだま悪いのに、なんでここまで株価が…

株式は取ったリスクより儲かる? エクイティプレミアムパズルの謎

エクイティプレミアムパズル、あるいは株式リスクプレミアムパズルという“謎”があります。これは、株式に投資すると、取っているリスクを遥かに上回るリターンが得られるのはなぜか? というものです。 リスクを取ればリターンが増える=プレミアム リスクプ…

投資ってしたほうがいいのか、しないほうがいいのか

このところ、投資が市民権を得てきたようで、回りの若者からも「投資ってどうやったらいいですか?」などと聞かれることが増えました。国や会社はあてにならず、自助努力が必要ということと、長期分散積立の金融庁プロモーションの効果か、昔のように投資=…

ゴールド 金投資の方法 ポートフォリオ紹介(4)

不定期連載のポートフォリオ紹介、第4回はゴールド(金地金)です。ぼくのポートフォリオの中で4番目に大きなシェアを持っています。 1位 IVV S&P500 2位 Amazon 3位 EEM 新興国ETF 金(ゴールド)になぜ注目したか 金(ゴールド)の過去10年のパフォーマン…

投資利益の3つの源泉 予測、成長、歪み

投資クラスタの中では、定期的にアクティブ・インデックス論争が起こりますが、それもそのはず。それぞれは投資の利益の源泉として、異なるものを見ているからです。投資に対する根本的な考え方の違いともいえるかもしれません。 トレード、インデックス(イ…

積み立て投資と一括投資 シーケンスリスクをどう見るか

株式のリターンは安定していないので、少しずつ積み立てることで、変動リスクを抑えることができる。そう考える人が多いでしょうし、実際そんな説明がされてきています。しかしそれは本当でしょうか? 逆に、資金を一括して投資する方法と比較してみます。積…

分散投資、長期投資は危険 書評『マネーの公理』

投資の名著として名高い『マネーの公理』を読みました。いくつか注意点はありますが、たしかに名著でした。しかも、投資に関する心構えに関する内容なので、初心者から上級者まで、何かしらの学びがあるのではないかと思います。 マネーの公理 作者:マックス…

投資初心者のありがちな疑問に答えてみる 期待値編

偉そうに「投資初心者」に向けて記事を書くというのもおこがましいのですが、きっとこういうことなんじゃないかな? という思いのもと、ぼくならこうするよという回答を考えてみます。の第2弾です。 www.kuzyofire.com 今回は期待値編です。 つみたてNISAだ…

投資初心者のありがちな疑問に答えてみる 手法編

投資の初心者ってなんだ? と考えると意外に難しいもので、実はぼくはほんの数年前まで、板を見ることもなければまともな指値をしたこともありませんでした。ひたすら米国株のETFを買っていたためで、日本の株式市場に関する用語もチンプンカンプンでした。 …

投資におけるロジカルとエビデンス

このところ投資手法についても「ロジカル」とか「エビデンス」とか、そういう言葉を聞くことが増えました。一昔前までは、投資は「大人のギャンブル」という感じで、出てくる言葉は相場師の格言的なものがほとんどだったのですが、だいぶ雰囲気が変わってき…

「なんだ、また投資を煽る内容か」ふつうの人が投資を訝しむ理由

資産運用関係の記事についたコメントを見ていると、大きく3つに大別されます。1つは、「そうそう早くみんなやろうよ」という投資クラスタ的な内容。2つ目は「そんなこと言われても投資するお金なんてないよ」という現実派。そして3つ目は、「なんだ、また投…

株主優待は「給料の代わりの現物支給」なのか

株主の利益は企業が生み出す利益であり、それを配当として出せばインカムゲイン、内部留保していればキャピタルゲインになります。では株主優待はどうなるのでしょうか? 企業が配当として現金で出せばいいものを、品物で株主に出すわけですから、「給料の代…

株価が25%上がる確率の反対は、「25%下落」か「20%下落」か

よく、「株価が50%下げた場合、再び50%上がっても元の価格には戻らない」といいます。これ自体は事実なのですが、この解釈はさまざまです。「だから一回下げたら戻るのは難しい」という説明もよく聞きますね。でも、確率的に考えた場合、50%下がる確率と5…

良い投資は退屈なもの

「良い投資は退屈なもの」。こういったのは、かの有名な投資家であるジョージ・ソロスです。この言葉はシンプルでありながら、深い含蓄を含んでいるように思います。おそらく、投資リテラシーには3段階くらいあるのではないでしょうか。 『もし投資が楽しい…

債券を入れるとリターンはどれだけ改善するか

インデックス投資というと、「すべて株式でいい」という意見があります。シーゲル教授なども、株式は長期的に見ると最高の資産だと言っていますね。一方で、資産運用は分散が大事で、互いに相関のない資産を組み合わせるべき、というのがポートフォリオ理論…

利益相反に気をつけろ あなたの損は相手の得

投資や資産運用には、いろいろな誘惑があります。「この株は上がるから買い!」「この商品を買えば儲かります」「この証券会社がオススメです」etc。いろいろな情報があふれるなか、いったい何を信じたらいいのでしょうか?今回は、その見極め方の考え方を。…

「レバレッジETFの減価」は順張りリバランスが犯人

よく「レバレッジETFは減価する」ので損という話があります。この減価とはどういう意味なのか、少し考察してみます。 レバレッジETFの仕組み 米NASDAQのQQQとTECLでは? なぜ素直に2倍、3倍にならないのか リバランスしない先物レバレッジなら? リターンが2…

過去1年の日本株リターン 個別株とインデックス

「インデックスは儲からない」。Twitterなどでこんな話をよく聞きます。確かに、セミリタイアを目指すのであれば、少なくとも1億円以上は資産が必要でしょうし、入金力が少なければ、それをインデックスで実現するのはけっこう大変です。つまり、平均6%程度…

インデックス投資で考えるべき3つのこと

ぼくが投資を始めたころは、まだインデックス投資は市民権を得ておらず、知る人ぞ知る投資法でした。でもいまや、インデックス投資は、手法の一つとして定着してきています。ただし、一口に「インデックス投資」といっても、そこにはバリエーションがあり、…

時間分散活用なら、若いうちはレバレッジ投資 書評:ライフサイクル投資術

時間分散を活用するなら、若いうちはレバレッジを掛けて株式に200%投資しよう――。こんな一見過激なことを提案する本がありました。「ライフサイクル投資術」です。しかし、読み進めると、とても理にかなっているように思います。その方法とは。 ライフサイ…

株式時価総額加重平均は市場ポートフォリオか? CAPMの課題

いろんな資産を分散して持てば、リターンは落とさずにリスクだけを減らすことができます。複数の資産を分散させて持つということで、一般にポートフォリオ理論といいます。このポートフォリオ理論の中で、最もシンプルな最適解を提示したのが、ウイリアム・…

「暴落回避」の効果と「急騰に乗れない」損失

今回のようなコロナショックでは、パンデミックの兆しが見えた時点で、うまく損切りしてポジションを整理した人たちがいます。ぼくが見ていたTwitterのタイムラインでも、何パーセントかの人は、うまく逃げおおせたようです。しかし、そうした人は、その後の…

「時間分散」の本当の意味 積み立てではないということ

金融庁がよく言うように、長期・分散・積み立てが、投資の王道です。ただし、この「積み立て」については、いろいろと誤解も多く、投資関係の専門家でも「あれ?」というような説明をすることが多いので、改めて調べてみました。 時間分散とは積み立てのこと…

米国株以外だとリバランスは効果を発揮するか

前回、米国株式を例に、長期でリバランス運用をした場合と、バイ&ホールドの場合のバックテストを比較しました。すると驚いたことに、リバランスをするよりもバイ&ホールドのほうが、だいたいの場合、パフォーマンスが良いという結果になりました。 www.ku…