FIRE:投資でセミリタイアする九条日記

FIREを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

資産運用の考え方

どんなスタンス、ポリシーで投資を行うのか、投資一般について考えたこと。

株価が25%上がる確率の反対は、「25%下落」か「20%下落」か

よく、「株価が50%下げた場合、再び50%上がっても元の価格には戻らない」といいます。これ自体は事実なのですが、この解釈はさまざまです。「だから一回下げたら戻るのは難しい」という説明もよく聞きますね。でも、確率的に考えた場合、50%下がる確率と5…

良い投資は退屈なもの

「良い投資は退屈なもの」。こういったのは、かの有名な投資家であるジョージ・ソロスです。この言葉はシンプルでありながら、深い含蓄を含んでいるように思います。おそらく、投資リテラシーには3段階くらいあるのではないでしょうか。 『もし投資が楽しい…

債券を入れるとリターンはどれだけ改善するか

インデックス投資というと、「すべて株式でいい」という意見があります。シーゲル教授なども、株式は長期的に見ると最高の資産だと言っていますね。一方で、資産運用は分散が大事で、互いに相関のない資産を組み合わせるべき、というのがポートフォリオ理論…

利益相反に気をつけろ あなたの損は相手の得

投資や資産運用には、いろいろな誘惑があります。「この株は上がるから買い!」「この商品を買えば儲かります」「この証券会社がオススメです」etc。いろいろな情報があふれるなか、いったい何を信じたらいいのでしょうか?今回は、その見極め方の考え方を。…

「レバレッジETFの減価」は順張りリバランスが犯人

よく「レバレッジETFは減価する」ので損という話があります。この減価とはどういう意味なのか、少し考察してみます。 レバレッジETFの仕組み 米NASDAQのQQQとTECLでは? なぜ素直に2倍、3倍にならないのか リバランスしない先物レバレッジなら? リターンが2…

過去1年の日本株リターン 個別株とインデックス

「インデックスは儲からない」。Twitterなどでこんな話をよく聞きます。確かに、セミリタイアを目指すのであれば、少なくとも1億円以上は資産が必要でしょうし、入金力が少なければ、それをインデックスで実現するのはけっこう大変です。つまり、平均6%程度…

インデックス投資で考えるべき3つのこと

ぼくが投資を始めたころは、まだインデックス投資は市民権を得ておらず、知る人ぞ知る投資法でした。でもいまや、インデックス投資は、手法の一つとして定着してきています。ただし、一口に「インデックス投資」といっても、そこにはバリエーションがあり、…

時間分散活用なら、若いうちはレバレッジ投資 書評:ライフサイクル投資術

時間分散を活用するなら、若いうちはレバレッジを掛けて株式に200%投資しよう――。こんな一見過激なことを提案する本がありました。「ライフサイクル投資術」です。しかし、読み進めると、とても理にかなっているように思います。その方法とは。 ライフサイ…

株式時価総額加重平均は市場ポートフォリオか? CAPMの課題

いろんな資産を分散して持てば、リターンは落とさずにリスクだけを減らすことができます。複数の資産を分散させて持つということで、一般にポートフォリオ理論といいます。このポートフォリオ理論の中で、最もシンプルな最適解を提示したのが、ウイリアム・…

「暴落回避」の効果と「急騰に乗れない」損失

今回のようなコロナショックでは、パンデミックの兆しが見えた時点で、うまく損切りしてポジションを整理した人たちがいます。ぼくが見ていたTwitterのタイムラインでも、何パーセントかの人は、うまく逃げおおせたようです。しかし、そうした人は、その後の…

「時間分散」の本当の意味 積み立てではないということ

金融庁がよく言うように、長期・分散・積み立てが、投資の王道です。ただし、この「積み立て」については、いろいろと誤解も多く、投資関係の専門家でも「あれ?」というような説明をすることが多いので、改めて調べてみました。 時間分散とは積み立てのこと…

米国株以外だとリバランスは効果を発揮するか

前回、米国株式を例に、長期でリバランス運用をした場合と、バイ&ホールドの場合のバックテストを比較しました。すると驚いたことに、リバランスをするよりもバイ&ホールドのほうが、だいたいの場合、パフォーマンスが良いという結果になりました。 www.ku…

リバランスの頻度でリターンはどれだけ変わるか

今回のコロナショックのように、株価が大きく下がると「下がったときこそ買い」という気持ちになります。これをもう少し一般化してみると、次のようになるでしょう。 株価が下がって、資産全体に対する株式比率が下がったら買い 株価が上がって、資産全体に…

手を出せない波乱相場 最後に笑うのは……

それにしても、凄まじい相場です。過去1年の最高値から20%以上下落したとき「弱気相場」というらしいですが、ダウは最高値の2万9551ドルから2万3851ドルまで下げ、ほぼ20%ダウンです。 ロバート・シラー教授は、 株式市場の「調整」、「弱気相場」という言…

コロナショックで何に追加投資するか(米国編)

連日、株価も為替もジェットコースターのようです。これだけ上がり下がりすると、ロスカットしてポジションを減らしたり、今こそ買い場ということで買い進んだり、何も気にしないとバイ&ホールドだったり、いろいろな考え方があるものです。 ぼくの場合は、…

株式価値の9割は、翌年以降の利益でできている

今回のコロナショックのように事件が起きると、株価が大きく下落します。「これで企業業績が大きく崩れるのではないか」から始まり、「これだけ下がるということはもっと下がってもおかしくない」という気持ちが下げを加速させます。 でも落ち着いて考えてみ…

逆張りのリバランスと、順張りのCPPI

先日の記事で、特に説明もせずに「リバランスする」と書きました。また、株が下がったときに売るのは「トレーダー」とも書きました。でも、もう少し正確にいえば、トレーダーでなくても、株が下がったときには売却する戦略があります。 リバランスは何を意味…

2020年の投資勉強テーマ

いろんな投資手法を勉強中のぼくですが、いま実践を含めてもっと勉強しておきたい(しなくちゃいけない)ものがいくつかあります。自分へのリマインドの意味も込めて、まとめておきます。 宅建士の内容 ボラティリティトレードとしてのオプション 完全リタイ…

連日の株価下落に思う ロスカットか買い増しか

日米ともに連日の株価下落が続いています。「1日としては過去最高の下げ」だとかニュースの見出しには出ていますが、これはどんな状況なのでしょうか。 S&P500と日経平均の推移を見る 今の相場は高いか安いか トレーダーならロスカット 長期投資家なら静観 …

10万を20万にするのと、1000万を1200万にするのはどっちが難しいか

「10万円を20万円にするのと、1000万円を1200万円にするのはどっちが難しいか」。Twitterなどでもたびたび登場する問いです。さて、これをどう考えたらいいのでしょうか? 単純にリターンで考えると? ではなぜ1000万→1200万円のほうが難しそうに感じるのか…

投資手法の宗教論争はなぜ不毛か

ちょうど2年ブログを書いてきましたが、お読みいただいている人の中には、インデックス投資の魅力を言ってたかと思えば、グロース株を持っていたり、高配当に関心があったり、かといえば不動産だの太陽光だのもやっている。さらには、けしからんことに、FXや…

セミリタイア投資家の1日 2020年版

以前、「セミリタイヤ投資家が日常チェックしているもの」という記事を書きました。当時と比べると、何を見ているかもけっこう変わってきましたので、現在の1日をまとめてみたいと思います。 www.kuzyofire.com 何はともあれ為替のチェック 一応VIXの状況を…

こんな投資はしてはいけない(2) 新築ワンルームマンション

たまに、不動産屋からワンルームマンション投資の連絡をいただきます。どこをどう検討しても、投資に値しないのですが、いらないというのに物件案内を送るということで、郵便が届きました。 前回のやっちゃダメ!投資の外貨預金に続いて、今回は新築ワンルー…

太陽光発電事業の企業価値を改めて試算 2020年版

毎月、ポートフォリオ報告という形で総資産のチェック(B/S)とインカムの状況(P/L)をまとめています。そしてそろそろ太陽光発電所の一基目が稼働するので、そろそろ再評価を行っておこうと思います。 基本的な考え方はDCF 割引率をどうするか? 期待収益…

2019年の資産運用を振り返る

2019年も今日で終わりです。この1年間の投資トピックを振り返っておきたいと思います。最初に、なにはともあれ株高だった1年でした。そして、株高だけでなく債券も金(ゴールド)もREITも高いという、まぁ何を持っていても上がった1年です。 全資産が値上が…

6%運用を実現するための投資方法 FIREに向けて(4)

前回まで、セミリタイアに必要な資産の計算方法と、そのために必要な資産の作り方について書いてみました。今回は、その資産を具体的にどうやって運用したらいいのかについて、考えをまとめてみます。 www.kuzyofire.com www.kuzyofire.com www.kuzyofire.co…

NISAは実はハイリスク・ハイリターン

先日、現在TOPIXで運用しているNISAがロールオーバーの時期を迎えたのに対して、今回はロールオーバーしないという結論にしました。では、改めて2020年分のNISA枠ではどんなものを買うのかよいか、考えてみます。 www.kuzyofire.com 実はNISAはハイリスク・…

なぜ自分には「上がる銘柄が当てられる」と思うのか

先日、証券会社に務める知人と話していたら、「インデックスの投資信託やETFを買って5年放っておいて20%上がって喜ぶんじゃなくて、企業の分析情報を見て、ちゃんと投資したいじゃないですか」なんてことを言っていました。 投資はギャンブルか資産運用か …

こんな投資はしてはいけない(1)外貨預金

世の中にはいろんな投資商品がありますが、気になるのは「営業担当がオススメしてくる商品はひどい商品」なことがほとんどだということです。金融庁は「顧客本位の業務運営」を求め、各金融業者も「フィデューシャリー・デューティー」と言っていますが、未…

日本の富裕層(1億円以上)は何で資産を築いた?

以前、世界の超富裕層がどうやって資産を築いたかを紹介しました。では、日本ではどうなのでしょうか? www.kuzyofire.com 日本の富裕層が資産を築いた方法 相続で富裕層の仲間入りした人は何人か? 1億円以上の金額を相続する人数 日本の富裕層が資産を築い…