FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

資産運用の考え方

どんなスタンス、ポリシーで投資を行うのか、投資一般について考えたこと。

相場下落で「資産運用を継続すべきか?」と思ったときに

株価の下落が続いています。そうなると、そこら中で出てくるのが「資産が減り続けるので売りたい」という叫びと、それに対する「長期投資なんだから売るなんてもったいない」「安い今こそ買うべきだ」という反応です。さて、どう考えるのが良いのでしょうか…

落ち目の投資先こそ、狙い目だったりするよ? SPYDから考えるレバナス

最近、レバナスやビットコインなどが叩かれていますね。曰く「リスクが高いことをしっかり伝えないで煽ったインフルエンサーが悪い」とか「金融庁も高リスクだって言ってる」とか。でも、こう叩かれる背景は簡単です。価格が下落したからなのです。 落ち目に…

投資家はお金が好きなのか嫌いなのか

お金というのは不思議なもので、ほんとうは自分の人生を豊かにしてくれるはずのものなのに、お金に振り回されて人生を壊してしまう人もいます。これはお金がなくて人生が苦しくなるというだけでなく、お金があったせいで人生がおかしくなるってこともありま…

投資の“最初の一歩”のハードルをどう越えるか

投資に関しては、いくつかの落とし穴と超えなくてはいけないハードルがあります。その内、最も高いのが「最初の一歩」ではないでしょうか。自分自身の経験から、どうやって最初の一歩を超えるかを考えてみます。 投資の最初の一歩 背中を押してもらう 太陽光…

生涯年収と4分の1の法則

ながら聞きができる音声コンテンツが好きで、前からポッドキャストはよく聞いていたのですが、最近はまっているのがVoicyです。要は課金機能付きポッドキャストなのですが、著名人を集める活動をしたせいか、なかなか面白いメンツと更新頻度になっています。…

投資の目標額を掲げるべきなのか?

Twitterで「投資を始めました!」というアカウントをしばしば目にするようになりました。そのプロフィールには、「サイドFIRE目標」などと並んで、「1億円を目指します」といった投資の目標額が書かれていることがしばしばあります。 意外かもしれませんが、…

10条のアドバイス 『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第12章

『ウォール街のランダムウォーカー』の中でも、12章はFPが語りそうなアドバイスの章です。米国民が対象に書かれているため、日本人にとっては関係ない話も多いのですが、そのいくつかは普遍的なマネーリテラシーとして参考になります。 第1章 株式と価値 第2…

リスクパリティとは?導師も認めるレバレッジ 『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第11章(2)

今回の『ウォール街のランダムウォーカー』再読は、スマートベータに続き、リスクパリティについて。 第1章 株式と価値 第2章、第3章 バブル 第4章 仮想通貨バブルは史上最大のバブル 第5章 テクニカル分析とファンダメンタル分析 第6章 テクニカル分析がう…

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021にVTを投票しました

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021に投票しました。投票した場合、証跡としてブログにエントリを用意する必要があるので、こちらがそれになります。 ぼくはインデックスブロガー なぜインデックスか? なぜVTか? ぼくはインデックスブロガー マル…

初心者に「どう投資したらいいか?」を説明するなら

たまに若い人から「どう投資したらいいの?」と聞かれることがあります。これは意外とシンプルな答えで済むものの、よくよく考えると難しい問題です。改めて、もし聞かれたら、ぼくならこう答えるという内容をまとめてみたいと思います。 前提は長期投資 何…

インフレに対抗する投資方法

米国や中国で、原材料などの供給不足を原因としたインフレ懸念が高まっています。いわゆるコストプッシュインフレです。これが一時的なことなのか、大きなトレンドになるのかは分かりませんが、日本においても長らくなかったインフレを想定しておくのは大事…

インデックス投資はタダ乗りなのか?

インデックス投資への批判として、「個別株投資家の判断に乗っかっているタダ乗り投資だ」というものがあります。平均してみた場合、アクティブ投信や個別株投資よりもインデックス投資の方がパフォーマンスが良いことはよく知られてきましたが、それは個別…

資産取崩で最も長生きするレバレッジポートフォリオの探求(3)

FIRE後の取り崩しを乗り切るポートフォリオを考察するシリーズ、第3回は、インフレやシーケンスリスクなどのストレスをかけた状態でも、最も長生きするポートフォリオの探求です。 序章として、FIRE後の取り崩し期にはキャピタルゲインではなくインカムゲイ…

FIRE後の資産取崩に有利なポートフォリオ(2)

FIRE後の取り崩しを乗り切るポートフォリオを考察するシリーズ、第2回は、シーケンスリスクに続き、取り崩しの重大リスクであるインフレを加味したポートフォリオのシミュレーションです。 このシリーズは、FIRE後にインカムゲインの安定収入は必要なのか? …

FIRE後の資産取崩の「生き残り率」をシミュレーションする(1)

先日、「FIREにインカムゲインの安定収入は必要なのか」という記事を書きました。FIREすると、その後は入金がなくなり、資産を取り崩して生活することになります。そのとき、株式100%のポートフォリオがいいのか、それとも高配当株などを持って配当金で生活…

5%くらいはリターンが出せる低リスク投資法

最初は日本の個別株から始めて、もう投資を20年くらいやっています。その間、リーマンショック、コロナショックも経験し、相場の大幅上昇と暴落も経験してきました。そん中、さすがに投資の経験値は多少貯まってきたわけですが、1つ分かったことは、どの時代…

「リスク許容度」が分からない 心の問題か投資理論か

ポートフォリオを作るときに必ず出てくるのが「リスク許容度」です。曰く、リスク許容度に応じてリスク資産の組み入れ比率を変えるべき……だというのですが。。 よく言われるリスク許容度 見えるリスク資産と見えないリスク資産 役に立たないリスク拒否度(λ…

うれしい誤算 ストックオプション体験談

7月の総資産は、大きく増加してヒストリカルハイを更新しました。あれ? 相場は微妙だったのに? という感じですが、実はこれはストックオプションの行使によるものです。 ストックオプション うれしい誤算なのですが、以前もらっていたストックオプション(…

金融庁の「資産運用業高度化プログレスレポート」が面白い

異論反論は金融業界からいろいろあるようですが、2015年の森長官以後の金融庁は、「投資商品はこうあるべきだ」という一定の思想をもって運営をしているようです。それが色濃く出ているのが、6月に昨年に引き続き公開となった「資産運用業高度化プログレスレ…

『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第一章 株式と価値

ぼくが投資に目覚めた書籍の一つが『ウォール街のランダムウォーカー』です。読んだのは2007年の7月。第9版でした。それから14年の月日が流れ、本書の教え通り、インデックス投資家として資産を作ってきたのですが、その間にも本書は版を重ね、現在は19年発…

つみたてNISAはするな? その現状と僕が使っていないワケ

えと、タイトルは半ば釣りです。先日、「つみたてNISAはするな。金融のプロは誰もやっていない」という炎上狙いのツイートが話題になりました。というわけで、改めてつみたてNISAについて考えてみます。 つみたてNISAの現状 つみたてNISAをするべきか つみた…

投資とは消費を先送りする行為である

最近、投資熱が盛り上がり過ぎて「消費にお金を使わないで投資にお金を使うべきだ」というような意見を耳にすることが増えました。あたかも、消費=悪、投資=正義、というような感じです。しかし、果たしてそうでしょうか。 お金を増やしたいのか豊かな人生…

投資の唯一のフリーランチ「分散」はなぜ浸透しないのか

投資に関する研究は現在も進んでいますが、理論的また実践的に明らかになってきたことは、「投資にただ飯(フリーランチ)はない」ということです。「There ain't no such thing as a free lunch」(無料の昼食なんてない)という英語の格言で有名なフリーラ…

高まる脱炭素、SDGs——もはや無視できないESG投資

菅首相の「2050年カーボンニュートラル宣言」からこの方、急速にサステイナブルの動きが高まってきているように感じます。果たしてこの動きは投資家にとってどんな影響があるのか、考察してみました。 サステイナブル用語のまとめ 投資家とサステイナブル 投…

なぜ金融業界の人はうさんくさいのか

やっと投資が根付いてきた感のある日本ですが、「銀行がお勧めする商品ではなく、つみたてNISAを使って世界に分散させたインデックスファンドを積み立てましょう」みたいな真っ当な内容の記事でも、「ポジショントーク」「同じ穴のムジナ」なんてコメントが…

毎月のCFは10万円超 オプションから不動産まで手がけるとみますさん:個人投資家ファイル

自分が取材を受けている中で、ぼくもほかの人を取材してみようかな?と思い立ってはじめてみたのが、この企画「個人投資家ファイル」。パイロット版となる第1回は、ブロガーのとみますさん(@20tomimasu)です。 20代会社員からの身銭を切った投資ブログ と…

FIREに至るまでの4ステップ

最近、FIRE≒セミリタイアを目指して投資する人が本当に増えてきたように感じています。では、実際にFIREに至るまでにはどんな段階があるのでしょうか。それぞれのタイミングで、何を目標にしていったらいいのでしょうか。 ブレイクダウンして目標を細分化す…

インデックス投資家であるということ

インデックス投資が最近大流行です。特に、若年層の間でインデックス投資が流行っているようで、「世界株式の半分の時価総額を占める米国の株式インデックス」に、「長期で」「積み立て」を行えば、安定して6〜7%程度のリターンを得られる、というのが基本…

良い借金、悪い借金 無借金経営とApple

Fintechサービスが次々と現れる昨今ですが、中でも少しずつ増えているのがカジュアルな借金を提供するサービスです。単純にお金を貸し出すものもあれば、ECサービスと連携して支払いを遅らせたりするものもあります。個人的に、どうもこれらの印象がよくない…

書評『不確実性 超入門』 リスクの中身を分解する

投資につきものなのが不確実性です。別名、リスクとも言いますね。よく「リスクをコントロールしろ」とか「リスクを取れ」とか言われるわけですが、いったいこのリスクってなんでしょうか? 本書『不確実性 超入門』は金融関連の著書多数である田淵直也氏の…