FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIer(FIRE)を実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

投資テクニック

投資手法全般

寄付クロスで大失敗 なぜ指値信用売りは失効したのか

昨日、楽天証券の大口優遇を久しぶりに達成しようとして大きなミスをしました。クロスがうまくいかず、片側だけが約定してしまったのです*1。なぜこんなことが起きたのでしょうか。何に気をつけるべきだったのでしょうか。 大口達成クロスの流れ 空売り規制…

楽天「かぶミニ」はネオモバ移行先に最適か? 意外と安いコスト

楽天証券が単元未満株(端株)取引サービス「かぶミニ」を発表しました。スタートは2023年春。こちらいろいろと特徴があるのですが、ぼくはネオモバ終了における移行先として候補になるんじゃないか? と考えています。 かぶミニの概要 売買コストを比較する…

マネフォの「資産運用アドバンスコース」がちょっとコレジャナイ

愛用しているマネーフォワードMEが、新機能として投資家向けの機能をリリースしました。「資産運用アドバンスコース」です。ウリは、配当金が集計して見られるということと、業種別やタグ付けでポートフォリオを組めるということ。そして料金はなんと980円/…

【2023年】クレカ積立の攻略法 現在6証券で5万円ずつ

この数年で使い勝手がよくなったことといえば、やはりクレジットカードを使った投信積立です。楽天証券急成長のドライバーともなったこのクレカ積立、ベストプラクティスはどんなものか考えていきます。 クレカ積立とは? クレカ積立のメリット クレカ積立を…

SBI証券クレカ積立を三井住友プラチナプリファードに変更する

年末に申し込んだ三井住友カードプラチナプリファードが到着しました。こちらのカード、年会費が3万3000円もするプラチナカードですが、SBI証券のクレカ積立の還元率がなんと5%にアップします。ゴールドカードは1%なので、+4%。年間最大で2万4000円分の…

新NISAをどう活用すべきか? おそらくさよならiDeCo

間もなく税制大綱に記載されるであろう新NISAのリーク報道が話題です。恒久化され枠も大きく拡大する新NISA。さて、どんなふうに活用するのがいいのでしょうか。 分かっていること、不明なこと とにかく全力で枠を埋める。しかも最速で 生涯投資枠1800万は、…

ChatGPTでAIに「投資について」聞いてみた

ディープラーニングで、AIが猫を見分ける!とか、将棋とか囲碁で人間に勝った!と騒いでいたのが大昔のようです。文字を入れればお絵かきをしてくれて、人間の下手な絵をキレイに清書してくれるAI。それどころか、新たに登場したChatGPTは、日本語で質問すれ…

GAFAの4割を売却しました

タイミングが良かったのか悪かったのか。11月はいろいろな取引をしたのですが、その中でも大きかったのが保有しているGAFA銘柄――Google、Amazon、Facebookの計4割を売却しました。 保有量は半減 2022年に入って少しずつGoogle、Amazon、Facebookの株式を売却…

利回り4%超の米国債を担保に野村Webローンで1.5%で金を借り、また4%超の米国債を買う研究

昨日、ちょっとおもしろいメールが届きました。野村Webローンの担保に米国債が使えるようになった、というものです。 現在米国債の利回りは4%超。そして野村Webローンの金利は1.5%。つまり、1.5%の金利で金を借りて4%の国債を買えば、2.5%まるまる儲かるの…

ヘッジファンドの投資戦略

最近はすっかり聞かなくなりましたが、一時一世を風靡したのがヘッジファンドです。最近有名なのはレイ・ダリオのブリッジウォーターで「世界最大規模のヘッジファンド」なんて呼ばれますが、その戦略として話題になるのはリスクパリティでトラディッショナ…

NISAの新制度、金額拡大と恒久化で何が起きるか?

金融庁が岸田首相の「資産所得倍増プラン」に乗って、NISAの変更要望を出すようです。ポイントは、金額拡大と恒久化。まだ要望を出す予定というだけで、これがどこまで自民党内の税制改正で受け入れられるかはわかりません。ただ、一部でも実現した場合のイ…

離れて暮らす家族にどんな投資法を紹介すべきか

SNSやブログで投資法を紹介するのだって揉めることがあるのですから、友人や家族に投資法を紹介するときは、慎重にならざるを得ません。それでも、「今の方法よりはマシだろう……」と思って、提案することもあります。 親にどんな投資法を紹介すべきか ネット…

楽天キャッシュ投信積立の最適攻略、POSAがミニストップで売っていない

楽天キャッシュ決済による投信積立がスタートしました。こちら、電子マネー楽天キャッシュを使って毎月5万円まで投信を積み立てられるというもの。一応、公式な説明では、楽天カードから楽天キャッシュにチャージすれば0.5%ポイント還元となっていますが、実…

研究:米国株信用取引をどう活用するか?

7月1日から米国株の信用取引が始まります。しかし、これをどう活用したらいいのでしょうか? 考えてみました。 米国株の信用取引概要 買いから現引、売りから現渡 税金コントロールに使えるかも 米国株の信用取引概要 米国株信用取引は、日本証券業協会の「…

楽天キャッシュの投信積立が始まった【注意点と流れ】

本日6月19日に、楽天証券で楽天キャッシュを使った投信積立が設定可能になりました。さっそく登録してみたのですが、非常に簡単でした。流れを解説するとともに、注意点をまとめておきます。 楽天キャッシュ積立スタート 楽天キャッシュ積立の注意点 楽天カ…

円高リスクを為替ヘッジ ついでにオプションで利益も狙ってみる

一時131円台まで下落した円ですが、米長期金利の落ち着きを受けてか、このところ円安も一服気味。127円くらいまで円高に振れてきました。となると、気になるのがドル資産の為替差損です。 このところ米株は下落が続いていますが、日本人投資家にとっては同時…

Google、Amazon、Metaを一部売却

米国株の下落が激しいですね。そのこととは全く別の理由ですが、Google、Amazon、Metaの株式を一部売却しました。 売却価格 売却によって変わったポートフォリオ 今回の売却の意図 売却価格 5月6日に、Google、Amazon、Metaの株式を一部売却しました。売却価…

為替ヘッジを、オプションで低コストに行う研究

円安がすごいことになっていますね。昨日は日銀の大規模緩和を継続する方針発表を受けて、円安が再加速。130円を超えて、20年ぶりとなっています。この円安の理由や見通しについては、以前も簡単にみましたが、今回はリスクをヘッジする方法です。 www.kuzyo…

全世界株投資の「オルカン」にロシア株はどれだけ含まれる?

最近、全世界株式インデックスが人気です。「Fund of the Year 2021」でも、トップは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」でした。その一方で気になるのは、ロシアのウクライナ侵攻に伴う株価下落です。オルカンにはロシア株はどれくらい含まれ…

2022最新 クレカ積み立て攻略法:楽天、SBI、マネックス、カブコム……

本日3月2日に、auカブコム証券がクレカ積み立てサービスの開始を発表しました。基本1%還元、auユーザーなら当初12カ月は5%還元と、なかなかのサービス。では現在クレカ積み立てを提供している証券会社はどこがあって、どのように使うのがよいかを概観して…

楽天証券のクレカ積立改悪にどう対応すべきか

楽天証券が発表したクレカ積み立てに関する改悪に、ネットでの反応は騒然としています。改悪内容を簡単にまとめるとともに、どんな対応が取れるのかを考えてみました。 楽天証券のクレカ積み立て改悪内容 やること1:楽天キャッシュ投信積み立て やること2:…

GMOクリックのレバCFDをレバ指数ETFと比較する

昨今、指数にレバレッジを掛ける投資法が流行で、これが熱狂末期の投機的な行いなのか、人的資産の将来価値を含んだ最適ポートフォリオを作るためのレバなのかは分かりませんが、面白い状況になってきています。 ただ、多くの場合、リターンに2倍なり3倍なり…

各証券会社の即時入金可能な銀行一覧【2022年1月】

証券会社は銀行から即時入金できるのが普通になっています。これは、クイック入金といったりリアルタイム入金、クリック入金などいろいろな呼び方がありますが、だいたい同じモノで特徴は3つあります。 即時入金が反映される 手数料はかからない(無料) 対…

auじぶん銀行のドル定期金利10%、為替ヘッジでの攻略法

12月優待クロスの資金が戻ってきましたが、1月は大した優待もなく遊ばせることになってしまいます。この間、何かに軽く投資できないか?ということで見つけたのが、下記、auじぶん銀行の外貨定期預金金利10%キャンペーンです。 外貨定期預金キャンペーン | …

2021年の投資を振り返る 株式編

米国市場は12月31日もやっているので、日本時間元旦の早朝まで相場は動いているわけですが、まぁだいたい1年が終わったという感じです。この1年の株式相場を振り返ってみたいと思います。 右肩上がりだった米国株価指数 ボックス相場になってしまった日本株 …

楽天証券の投信ポイント付与が改悪されたけれど

楽天証券が2022年4月から、投信保有残高に応じたポイント付与を改悪することが話題です。これまで、残高10万円ごとに毎月付与されていましたが、4月からは保有額が「〇〇万円突破で〇〇ポイント」という形になります。 改悪の内容 それほど大きな影響はない…

投資信託のビジネスモデルはどうなっているのか?

いろんな要因があると思いますが、投資信託が活況です。2011年には公募株式投信全体の額は100兆円規模でしたが、この10年で3倍近くに増加し、直近10月の純資産総額は287兆円まで増加しました。では、この投資信託はどこで誰がどのくらい利益をあげているので…

2021年の特定口座損益を事前計算 損失額を見積もる

2021年もあと20日ちょっとで終わり。となると、気になるのが納税です。12月の優待クロスポジションはまだまだあるので、これが完了しないと税金計算も完了しないと思い子で板野ですが、なんと、特定口座の損益計算は約定ではなく受け渡しで計算するんですね…

小口の和製ヘッジファンド? SUSTENのグリーンファンドに投資

ロボアド業界も成熟が進み、基本王道のWealthNaviだけでなく、人間のアドバイス込みのフィデリティの「ザ・ハイブリッド」、またAIによるアクティブ運用を行うFOLIOの「ROBO PRO」などさまざまなものが登場してきました。 しかし、WealthNaviはやっているこ…

ネット世代に向けたプライベートバンクへ望むもの

世の中にはプライベートバンクとかウェルスマネジメントとかいう事業があります。要するに、富裕層に代わって資産運用と管理を代行するビジネスです。ところが、どうにもプチ富裕層のニーズを満たしていないように思うんですね。こんなことをしてくれるなら…