FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

企業分析

祝!大谷選手結婚で、大谷工業を買ってみた

昨晩、大谷翔平選手が結婚を発表しました。大谷選手といえば日本人全世代の人気者。各所でおめでとう!の嵐です。これはご祝儀だということで、試しに大谷工業を買ってみました。 ストップ高気配…… 約定した! が…… ストップ高気配…… 大谷選手と大谷工業は何…

すっかりAIとクラウド企業になったMicrosoftを買った

OpenAIからサム・アルトマンが解任され、Microsoftが迎え入れるというニュースがあったタイミングで、Microsoft株を購入しました。5年に一社くらいしか個別株は買わないのに、今年はNVIDIAに続き2社目です。どんな目論見なのかをまとめておきます。 時代はAI…

時価総額1兆ドル超のNVIDIA、好決算で株価9%上昇

AI企業の筆頭、AIブームにおけるツルハシ製造企業ともいえるNVIDIAの好調が止まりません。8月23日に同社が発表した2023年5-7月期(3Q)の決算は、好調とされていたアナリスト予想をさらに上回る結果となり、株価も反応。アフターマーケットで約9%の上昇とな…

AIブームでNVIDIA爆上げ 強さの秘密はCUDAにあり

NVIDIAの株価がすごいことになっています。いきなり時価総額27%アップ。つまり株価が1夜で27%アップです。5月24日の会社からのアナウンスで、翌期の売り上げがアナリスト予想の1.5倍となったことが好感されました。 ここまで上がるとアレなのですが、さてN…

ChatGPTなどのLLMの進化は量なのか質なのか 2つのシナリオ

前編ではChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)の概要から、ビジネスの可能性についてざっと概観してみました。中編ではLLMのビジネスモデルを検討しました。今回は、LLMの進化の未来の可能性について考えてみます。 LLMの未来は? LLMはリニアに性能が上…

ChatGPTなどLLMに投資するにはどの株を買えばいい?(中編)

前編では、ChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)の概要から、ビジネスの可能性についてざっと概観してみました。後編では、ではこのLLM革命に乗っかるためには、どこの株式を買えばいいのか? について考えてみます。 www.kuzyofire.com LLMのエコシステ…

ChatGPTなどLLMに投資するにはどの株を買えばいい?(前編)

2022年11月の公開からChatGPTがブレイクしています。3月には新モデルGPT-4も公開され、圧倒的な認知とユーザー数となってきました。テクノロジー系投資家としては、ここに投資しない手はないと考えているのですが、はて、どの企業の株を買うのがいいでしょう…

GAFAの4割を売却しました

タイミングが良かったのか悪かったのか。11月はいろいろな取引をしたのですが、その中でも大きかったのが保有しているGAFA銘柄――Google、Amazon、Facebookの計4割を売却しました。 保有量は半減 2022年に入って少しずつGoogle、Amazon、Facebookの株式を売却…

ボロボロGAFAMの決算と株価 MetaはYTD 73%下落

10月末に発表されたGAFAM各社の決算はあまりよろしくなく、利上げに伴う不景気が来ていることを実感させます。それにともない株価も大幅下落しました。 GAFAMの株価 Amazon 増収も伸び鈍化、利益は大きく減少 Google 減速するも好調なGoogle Microsoft 増収…

パタゴニア創業者、全株式NPOに譲渡 会社の新しいカタチかも

パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードが、4000億円超といわれる同社の株式をNPOに譲渡しました。今後、パタゴニアの利益を気候変動対策に充てると宣言しています。 forbesjapan.com パタゴニアの精神 地球がパタゴニアの株主 企業は何のためにあるのか …

Meta急落 一夜で27%安

2月3日の米株式市場で、Meta(旧Facebook)が凄まじい急落となりました。株価は一時、27%安となり、ブルームバーグは「史上かつてない急落」と評しました。失われた金額は時価総額にして2300億ドル。これはさすがにスゴイ落ちっぷりです。 GAFAMの株価 メタ…

すべての道は金融に続く テスラ保険とECより儲かる決済収益

先日、面白いブログを読みました。「ECと統合したFintechでは物販より決済のほうが大きくなる」というものです。一方で、Tesalのイーロン・マスク氏は「今後、自動車事業のバリューの30~40%が保険事業になるだろう」と話しています。金融が第2のデジタル化…

Teslaの自動運転は何がすごいのか 「シャドーモード」で学習

今や自動車メーカーで世界最大の時価総額を持つ米Tesla。EVの雄としても有名ですが、その技術力が存分に発揮されているのは自動運転の領域でしょう。最大の特徴は「シャドーモード」です。 自動運転の作り方 実車でデータを収集するTesla データを制したもの…

Google、国内金融サービス参入の狙いは何か

Googleがpringを買収して、国内金融サービスへ参入することが話題になっています。では、これで何がどう変わる可能性があるのか。考えてみます。 pring買収は資金移動業登録を買った? 資金移動業ができること Googleの狙いは? pring買収は資金移動業登録を…

レベル3の意味とは 自動運転の一覧と比較【2021年】

ホンダがレジェンドでレベル3の自動運転者を販売することを発表したことが話題になりました。では、各社の自動運転車の状況はどうなっているのか、一覧で比較してみます。 自動運転一覧とレベル トヨタ 「Advanced Drive」レベル2だがレベル3を見据える 日産…

孤高の高配当 ARCC ポートフォリオ紹介(9)

不定期連載のポートフォリオ紹介、第9回はARCCです。一般にはあまり馴染みがない銘柄だと思いますが、これは米国のBDC企業「Ares Capital(エイリスキャピタル)」という企業の株になります。現時点の時価でポートフォリオ内シェアで、Facebookに次ぐ額を占…

今でもチャレンジャーFacebook ポートフォリオ紹介(8)

不定期連載のポートフォリオ紹介、第8回はFacebookです。同社は2012年2月にNASDAQに上場しましたが、ぼくは同年11月に買い付けを行い、約10年間保有しています。当時の思惑から今後の見通しについて、まとめておきます。 S&P500 ETF IVV Amazon テンバガー銘…

未来の勝者 Google ポートフォリオ探訪(7)

不定期連載のポートフォリオ紹介、第7回はGoogleです。いわずと知れたWebサービスの王。こちらの銘柄を2008年から所有しています。どんな経緯で購入を決めて、いまどう考えているのかを振り返っておきます。 S&P500 ETF IVV Amazon テンバガー銘柄 新興国 ET…

iPhone 12で考える、イノベーションって何だ?

14日早朝にAppleがiPhone12を発表しました。何年かぶりにリアルタイムで発表映像を見たのですが、ワクワクするところもありつつ、はてイノベーションって何だったけ? と思ったのも事実です。iPhoneの歴史を振り返るとともに、イノベーションについて考えて…

2つのGoogle GOOGとGOOGLの違い

GoogleことAlphabetには、2つの株式、ティッカーがあることはよく知られています。Class Aの【GOOGL】とClass Cの【GOOG】です。この2つの違いはどこにあって、なぜ価格に乖離があるのか調べてみました。 3つの株式 発行数と議決権 Class AとClass Cの株価 …

バフェットのポートフォリオは44%がApple

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイといえば、数々の伝説を残してきている投資ファンドです。「ハイテクは分からない」「よく知っているものにだけ投資する」と、以前バフェット本で読んだ記憶がありますが、このところのバフェットのポ…

Amazon テンバガー銘柄 ポートフォリオ紹介(2)

不定期連載として、現在保有しているポートフォリオの中身を紹介していきます。S&P500インデックス連動ETFのIVVに続き、2番めに大きなシェアを持つのがAmazonです。 S&P500 ETF IVV Amazon テンバガー銘柄 新興国 ETF EEM ゴールド 金 全世界株式VT 総合債券…

GAFAの議会証言とデュオポリー

7月29日、GAFAの4人のCEOが米議会に呼ばれ証言しました。4社が「独占的な地位を利用して、適正な競争を妨げている」という批判に対して答える内容です。 解体か制約か Duopoly状態のGAFA 対中国を気にせざるを得ない 株価に見る強いGAFA 解体か制約か 各社の…

時価総額の正体 トヨタを抜いたTesla

TeslaがGMやフォルクスワーゲンのみならず、トヨタの時価総額を抜いたことが話題になっています。「新時代の到来だ」というような声もある一方で、「時価総額で比較しても意味がない」なんてことを言う人もけっこういますね。では、「時価総額」とは何を意味…

バフェット、株売ったってよ

驚愕のニュースです。「買った株は永久保有」を標榜していたバークシャー・ハサウェイ。そのバフェットが、5月2日の年次総会で、航空株をすべて売却したことを明かしました。 www.nikkei.com 米4大航空会社の株を手放す コロナで世界は変わったか 米4大航空…

分配金の多くを占める利益超過分配金 インフラファンドの検討(3)

市場全体の暴落によって、収益が安定しているインフラファンドの株価も大きく下落しました。結果、配当利回りは6%前後まで上昇しました。これまでインフラファンド自体のビジネスは大丈夫なのか、各インフラファンドの違いはどこにあるかをチェックしてきま…

コロワイド 優待を2倍増量 2万円+1万円に

3月末優待銘柄のコロワイド【7616】が優待の増量を発表しました。500株あたり、飲食ポイントが通常1万円のところ、なんと2倍の2万円分です。これは2020年3月末分だけの特別措置になります。合わせて、3月31日期限の優待ポイントの期限を延長して、6月30日ま…

分配利回り6から7%に上昇 インフラファンドの検討(2)各投資法人比較

前回の記事で、太陽光発電という基本的には景気などに影響されない安定した事業を営むインフラファンドの概要をまとめました。今回は、では具体的にどんなファンド(投資法人)があって、どのような特徴を持つのかを考察してみます。 www.kuzyofire.com 2016…

分配利回り5から6% インフラファンドの検討(1)FITの状況

メインの投資口座には高利回り投資は入れていませんが、家族の資産運用については、実は高配当/高分配金をメインとした投資ポートフォリオを組んでいます。米国REIT、日本REIT、ハイイールド債、新興国債券に分散したポートフォリオで、家計総資産に対して…

配当5%後半に エクソン・モービル(XOM)を分析してみる

エクソンモービル(XOM)の株価や配当水準が話題です。この1年で、高値の82.9ドルから現在は59.8ドルへと28%も下落。配当利回りも5%後半まで上昇しています。 続く増配。業績は厳しい局面 原油価格と連動する業績 株式投資のリターンはEPS。伸びに期待する…