FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。投資歴20年以上。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

企業分析

iPhone 12で考える、イノベーションって何だ?

14日早朝にAppleがiPhone12を発表しました。何年かぶりにリアルタイムで発表映像を見たのですが、ワクワクするところもありつつ、はてイノベーションって何だったけ? と思ったのも事実です。iPhoneの歴史を振り返るとともに、イノベーションについて考えて…

2つのGoogle GOOGとGOOGLの違い

GoogleことAlphabetには、2つの株式、ティッカーがあることはよく知られています。Class Aの【GOOGL】とClass Cの【GOOG】です。この2つの違いはどこにあって、なぜ価格に乖離があるのか調べてみました。 3つの株式 発行数と議決権 Class AとClass Cの株価 …

バフェットのポートフォリオは44%がApple

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイといえば、数々の伝説を残してきている投資ファンドです。「ハイテクは分からない」「よく知っているものにだけ投資する」と、以前バフェット本で読んだ記憶がありますが、このところのバフェットのポ…

Amazon テンバガー銘柄 ポートフォリオ紹介(2)

不定期連載として、現在保有しているポートフォリオの中身を紹介していきます。S&P500インデックス連動ETFのIVVに続き、2番めに大きなシェアを持つのがAmazonです。 いわずと知れたAmazonの歴史 金融危機後に爆発的に上昇した株価 2008年に購入したAmazon株 …

GAFAの議会証言とデュオポリー

7月29日、GAFAの4人のCEOが米議会に呼ばれ証言しました。4社が「独占的な地位を利用して、適正な競争を妨げている」という批判に対して答える内容です。 解体か制約か Duopoly状態のGAFA 対中国を気にせざるを得ない 株価に見る強いGAFA 解体か制約か 各社の…

時価総額の正体 トヨタを抜いたTesla

TeslaがGMやフォルクスワーゲンのみならず、トヨタの時価総額を抜いたことが話題になっています。「新時代の到来だ」というような声もある一方で、「時価総額で比較しても意味がない」なんてことを言う人もけっこういますね。では、「時価総額」とは何を意味…

バフェット、株売ったってよ

驚愕のニュースです。「買った株は永久保有」を標榜していたバークシャー・ハサウェイ。そのバフェットが、5月2日の年次総会で、航空株をすべて売却したことを明かしました。 www.nikkei.com 米4大航空会社の株を手放す コロナで世界は変わったか 米4大航空…

分配金の多くを占める利益超過分配金 インフラファンドの検討(3)

市場全体の暴落によって、収益が安定しているインフラファンドの株価も大きく下落しました。結果、配当利回りは6%前後まで上昇しました。これまでインフラファンド自体のビジネスは大丈夫なのか、各インフラファンドの違いはどこにあるかをチェックしてきま…

コロワイド 優待を2倍増量 2万円+1万円に

3月末優待銘柄のコロワイド【7616】が優待の増量を発表しました。500株あたり、飲食ポイントが通常1万円のところ、なんと2倍の2万円分です。これは2020年3月末分だけの特別措置になります。合わせて、3月31日期限の優待ポイントの期限を延長して、6月30日ま…

分配利回り6から7%に上昇 インフラファンドの検討(2)各投資法人比較

前回の記事で、太陽光発電という基本的には景気などに影響されない安定した事業を営むインフラファンドの概要をまとめました。今回は、では具体的にどんなファンド(投資法人)があって、どのような特徴を持つのかを考察してみます。 www.kuzyofire.com 2016…

分配利回り5から6% インフラファンドの検討(1)FITの状況

メインの投資口座には高利回り投資は入れていませんが、家族の資産運用については、実は高配当/高分配金をメインとした投資ポートフォリオを組んでいます。米国REIT、日本REIT、ハイイールド債、新興国債券に分散したポートフォリオで、家計総資産に対して…

配当5%後半に エクソン・モービル(XOM)を分析してみる

エクソンモービル(XOM)の株価や配当水準が話題です。この1年で、高値の82.9ドルから現在は59.8ドルへと28%も下落。配当利回りも5%後半まで上昇しています。 続く増配。業績は厳しい局面 原油価格と連動する業績 株式投資のリターンはEPS。伸びに期待する…

GAFAじゃなくて、MAGAだって

GAFAといえば、言わずとしれたハイテクIT大手、Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字。米国では The Fourとも言うようです。ここにMicrosoftを入れて、GAFAMとか言ったりもしますが、トランプ大統領が新たに「MAGA」という呼び方を付けたようです。 1兆…

GAFAの決算が出揃った 財務諸表から見る4社の違い

日本時間2月4日朝にGoogleが決算を発表し、GAFA各社の決算が出揃いました。これを機に、各社の決算状況をまとめてみたいと思います。 明暗分けた決算直後の株価 売上を比較する 純利益を比較する EPSを見る PERを見る 最後にROEを 各社異なるビジネスモデル …

手放したTeslaが、VWを抜いて自動車メーカー世界第2位に

Teslaの株価が急騰していることがニュースになっています。ちょっと前には、GMとフォードの時価総額を上回ったとニュースになっていましたが、ついに世界第2位のフォルクスワーゲン(VW)を抜いて、トヨタに次ぐ、自動車メーカー世界第2位に躍り出ました。 …

株主より雇用を重視する経営者の矛盾

伝統的な日本の大企業の経営者と話をしていると、業績の話の中で、ポロリと本音が漏れることがあります。「でも、海外移転はしない。この場所の経済を守ることが大事」。なるほどと思うこともあれば、その矛盾を感じることもあります。 企業にとってのステー…

経営者とボードゲーム 孫正義のゲーム好き

経営者の中にはボードゲームが好きな人がけっこういます。そして、実はボードゲームで勝てる要素と、経営で成功する要素は似たものがあるのではないか? とも思っています。 経営とボードゲームの関連性 孫正義社長のゲーム好き 孫社長のMGゲーム戦略 経営と…

ROEとは実質的な金利である 書評『デフレの真犯人』

7年ほど前の本ですが、JPモルガンのストラテジストだった北野氏の『デフレの真犯人』を読みました。金融緩和を行っても景気が回復しないのは、企業にとってROE要望が実質的な「金利」として重しとなっているからだという論です。なぜROEが実質的な金利となる…

国益とか日本企業を応援とかに感じる不思議

よく「日本企業に頑張ってほしい」とか「日本の国益に」とか、そういう発言をする人がいます。そのたびに、何かの違和感を感じていたのですが、ちょっとそれを整理してみたいと思います。 日本企業って一体なに? 税金を日本に収めるのが日本企業? イメージ…

人件費を減らすと生産性は上がるのか下がるのか

「生産性」が日本の重要な課題といわれて久しいですね。でもこの「生産性」、使われる場面によって意味がけっこう違うことに注意が必要です。使われ方によっては、全く逆のことを意味する場合があるからです。 例えば、人件費がそうです。給与を削減したり、…

ラウンドワンの株主説明会に行ってきた

先日、優待クロスしたラウンドワンの株主説明会に行ってきました。大阪の会社なので株主総会も大阪(22日)。でも、その後に東京と大阪で別途株主説明会を開催しています。しっかり株主への説明責任を果たそうとするあたり、いい会社ですね。 2割程度はプレ…

Facebookの仮想通貨「Libra」にワクワクする

Facebookが近々発表するという仮想通貨「Libra」が話題になっています。これがどんなものなのか、リークなどで出ている情報をまとめておきます。 5つの特徴 Facebookファミリーで利用可能 21億人 ノード運営は少数の組織 10億ドルを調達 複数国で運用、2019…

GAFA急落▲7%超! 反トラスト法懸念

昨晩は、GAFAが壊滅的に急落するという事態になりました。どうやら、米司法省と連邦取引委員会(FTC)がGoogle、Facebook、Amazonに反トラスト法容疑で操作に入るという思惑からの下落のようです。 www.bloomberg.co.jp Facebookは7%以上も下落 下記はここ…

株主総会に出席すると資本主義の仕組みがよく分かる

そろそろ株主総会のシーズンです。3月末に決算が終わった企業が5月には決算発表を行い、6月には株主総会を開く流れですね。この株主総会、実は資本主義がどんな仕組みで動いているのかを知るのに最適なのです。 株主総会に行くと? 質疑応答が株主総会のキモ…

AmazonとFacebookを一部売却してリバランス

昨晩、AmazonとFacebookの株式を一部売却しました。両者の将来に不安を抱いたわけではなく、ポートフォリオに占める割合が大きくなりすぎてきたので、リバランスの一環です。 冴えなかった1年だが、それでも+7%〜30% ポートフォリオで大きくなりすぎたAma…

ゴーン氏はなぜ強欲だったのか? コストカッターの宿命?

日産のゴーン会長が捜査を受け失脚するという事件が起こりました。クーデターだとか私的流用はけしからんとか、いろいろな意見が飛び交っていますが、ひとつ気になったのは、なぜゴーン氏ほどのお金持ちがここまでケチだったかということです。 それは、ゴー…

TeslaのマスクCEOは訴えられるし、Facebookはデータ流出

ぼくが尊敬し保有を続けている企業の中に、イーロン・マスクが率いるTeslaと、マーク・ザッカーバーグが率いるFacebookがあります。いずれも、ここ数年のIT市場を牽引してきた銘柄で、ここ5年でかなりの伸びを示してきました*1。 ところがFacebookは、欧州GD…

四半期決算か半期かリアルタイムか?

トランプ大統領が、上場企業の決算発表を四半期単位ではなく半期ごとにすべきだと発言したことで、決算発表のあり方について議論が起こっています。 上場企業の決算に関わったことのある人であれば、経営陣がいかに四半期決算にこだわり、数字を「作る」こと…

バフェット vs. マスク モート(堀)かイノベーションか(2)

前回は、バフェット流の「モートを持っている企業」について書きました。今回はその対極、イノベーションで世界を変えようとしている企業です。 kuzyo.hatenablog.com 世界がよりよくなっていくのは、これまでなかったものが生み出され、それが新たな市場を…

バフェット vs. マスク モート(堀)かイノベーションか(1)

投資家として有名なウォーレン・バフェットと、起業家として有名なイーロン・マスク。どちらも大きな成功者ですが、その考え方や行動指針は真逆のところがたくさんあります。 バフェットは、安定して利益が出る成熟したビジネスを行っている企業を、割安なタ…