FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIer(FIRE)を実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

書評

投資関係の本の書評

おすすめ本を紹介しまくる 【ビジネス書編】

おすすめ本を紹介しまくるシリーズ、「投資本編」「小説編」「科学読物編」「社会科学編」と来て、今回はビジネス書編です。ビジネス書は、成功した人が特にロジックもエビデンスもないものの、自分の考えを「ビジネス哲学」という呼び方で語るというものが…

おすすめ本を紹介しまくる 【社会経済編】

おすすめ本を紹介しまくるシリーズ、「投資本編」「小説編」「科学読物編」と続き、今回は社会科学編です。このブログは投資ブログなので、比較的社会の動向に関心の高い読者の方が多いですね。 というわけでその中から10冊ピックアップしてみました。しかし…

おすすめ本を紹介しまくる 【科学読物編】

おすすめ本を紹介しまくる、「投資本編」と「小説編」に続き、今回は「科学読物編」です。このあたりから、けっこうマニアックな内容に入ってきます。というのも、この手の本は数百部スタートだったりして、1万部も売れるなんてほとんどないからです。 ほん…

おすすめ本を紹介しまくる 【小説編】

おすすめ本を紹介しまくる 【投資本編】に続いては、【小説編】です。無ジャンルで本を読むほうですが、小説に限ってはかなりSFに偏っています。いや歴史小説とかも好きだし、ベストセラー系も読みますよ。でも昔からSFが好きなのです。 SFというと、『夏へ…

おすすめ本を紹介しまくる 【投資本編】

先日、「どんなブログネタが読みたいですか?」とTwitterで聞いたところ、意外に「本の紹介」という声が多かったので、まとめてみました。といっても、実は以前Twitterで試験的に連投したものをブログ用に再構成したものです。 Kindleでも読めるものばかりな…

日本の「シン富裕層」 5つのタイプとその特徴

なるほど!と膝を打つ本を読みました。従来とは違う、「シン富裕層」が2017年頃から増加しているとし、彼らがどのようにして資産を築き、どんな行動をしているのかを紹介した本です。 日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか (朝日新書) 作…

2022年の読書分析 40冊 ピッコマからビッグデータ解析まで

年末恒例の読書報告です。2021年は95冊でしたが、22年は数えてみると40冊。あれ? なんか半減ですね。 マンガとかピッコマとか 40冊の内訳は? ビッグデータ エネルギーを考えなおす 物理学のミステリー さらっと紹介 Voicyにハマった マンガとかピッコマと…

なぜリピーターより新規顧客を優遇するのか?

飲食店でも物販でもネットのサービスでも携帯でも、新規加入に対しては無料キャンペーンとか行うのに、長く使っているロイヤリティユーザーとか頻繁に利用するリピーターについては、一切値下げとかしないという話があります。これはなぜでしょうか。 新規顧…

ビジネスマンであるより職業人でありたい 書評『波瀾の時代の幸福論』

もともとはビジネスバリバリの現場でしのぎを削っていた身ではありますが、FIREして少し身を引いてから、企業とかビジネスの在り方について、多少考えるようになりました。そこで感じたのは、世の中「儲かるかどうか」だけで動く人が増えたよね、ということ…

紹介した投資が失敗したら責任を感じるのか?

ビジネスとしてではなく、友人にお勧めの投資法をレクチャーした場合、もしそれが失敗したら責任を感じますか? さらには責任を取りますか? 最近、こんなことを考えさせる出来事がありました。 株式は絶賛下落中 責任を感じるべきところかどうか 『虚像の巨…

書評『つみたて投資の終わり方』取り崩し方考察

良い本が出ました。著名FPカン・チュンド氏の『つみたて投資の終わり方』です。Kindle自費出版本ですが、内容はしっかりしていて、Unlimitedでも読めるので、一読の価値ありでした。 つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信…

年利100%以上で貸していたサラ金とは何だったのか

昨日、『サラ金の歴史』という新書を読みました。いまでは銀行傘下に入ってすっかり存在感をなくしたサラ金ですが、20世紀にはCMの花形であり、社会問題にもなった一大産業だったのです。本書は、否定的立場でも肯定的立場でもなく、成り立ちからファクトを…

デフレの何が問題なのか『物価とは何か』

前回、書籍『物価とは何か』を読み解きながら、「インフレの何が問題なのか」について考察してみました。今回はその続き、「デフレの何が問題なのか」です。インフレは、ハイパーインフレのもろもろが喧伝されるように、その問題はわかりやすいですね。とこ…

インフレの何が問題なのか『物価とは何か』

前回、「物価」というわかりやすそうでわかりにくいものについて、素朴な勘違いを『物価とは何か』から抜き出して説明してみました。「携帯電話料金値下げは本当に物価を押し下げたのか?」「インフレとは現金の魅力低減だが、そもそも現金の魅力はどこから…

え?物価ってそういうことだったの『物価とは何か』

昨今の経済に関する話題といえば、やっぱり物価です。米国の株式不調は、物価高=インフレに対抗するためにFRBが利上げを始めたからですし、そのせいで利上げできない日本では円安が加速してしまいました。 でも、この「物価」という代物はたいへん難しい。…

FIREではなくFIerである 『お金か人生か』

1992年刊行の「FIREのバイブル」とも呼ばれるのが、この『お金か人生か』です。FIREムーブメントを引き起こした本ともいわれます。日本での発売は2021年5月。おくればせながら、読んでみました。 お金か人生か――給料がなくても豊かになれる9ステップ 作者:…

ウォール街に勝つ3つのアプローチ 『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第15章

『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読も、ついに最終章です。この15章では、具体的に投資で勝つための3つの手法について、結構具体的に記されています。 第1章 株式と価値 第2章、第3章 バブル 第4章 仮想通貨バブルは史上最大のバブル 第5章 テクニ…

「足るを知る」なぜ投資家はリスクを取り続けるのか 『サイコロジー・オブ・マネー』

『サイコロジー・オブ・マネー』を読んでいます。こちら、投資に関する本でありながら、投資理論や投資手法の本ではなく、お金に関する向き合い方と、人間心理の話。かといって、昨今流行の行動経済学でもありません。 サイコロジー・オブ・マネー――一生お金…

アセットアロケーションと4%取り崩し『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第14章

『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読も、残すところあと2章まできました。14章は個人投資家に向けた具体的な投資のポートフォリオについてです。 第1章 株式と価値 第2章、第3章 バブル 第4章 仮想通貨バブルは史上最大のバブル 第5章 テクニカル分…

2021年の読書分析 95冊

毎年年末に、1年間で読んだ本のまとめを書いていたつもりでしたが、あれ?2020年は書いていなかったんですね。というわけで、2年ぶりに、この1年間の読書分析です。 95冊読むも、かなりがラノベ 95冊読むも、かなりがラノベ 今年の読書は、マンガを除くと95…

現金をなくすと何がいい? 書評『現金の呪い』

前から読みたかった本『現金の呪い』を読みました。こちら、ホラー小説ではなくて、現金が存在することでさまざまな不都合が起き始めている。これをなくすとどんな良いことがあるか? どうやったらなくせるのか? を書いた本です。 現金の呪い――紙幣をいつ廃…

インフレとの戦い方『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第13章

昨今の経済状況で最も注目されているのはインフレです。日本にいると、インフレという言葉を聞くことは長らくなくて、デフレ脱却という話ばかりですが、米国ではインフレが急加速しています。米国のインフレは、米FRBの金融政策に影響し、それは米国経済に影…

10条のアドバイス 『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第12章

『ウォール街のランダムウォーカー』の中でも、12章はFPが語りそうなアドバイスの章です。米国民が対象に書かれているため、日本人にとっては関係ない話も多いのですが、そのいくつかは普遍的なマネーリテラシーとして参考になります。 第1章 株式と価値 第2…

『ガイトナー回顧録』 金融と金融危機とは?

『ガイトナー回顧録』を読みました。Kidle版で読んだのですが、これがまた長い。書籍版だと678ページにもなります。それでも最後までドキドキしながら読めたのは、ガイトナーが体験した金融危機があまりにスリリングで、対処するために1日1日とギリギリの戦…

リスクパリティとは?導師も認めるレバレッジ 『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第11章(2)

今回の『ウォール街のランダムウォーカー』再読は、スマートベータに続き、リスクパリティについて。 第1章 株式と価値 第2章、第3章 バブル 第4章 仮想通貨バブルは史上最大のバブル 第5章 テクニカル分析とファンダメンタル分析 第6章 テクニカル分析がう…

独学で学ぶということ

何かを学ぼうと思ったとき、学校に行ったりするだけでなくネットやSNS、YouTubeなどでも学べるようになりました。でも、ぼくが好きなのはやっぱり書籍です。単に好き嫌いの問題でもありますが、時間当たりの密度でいえば書籍が最も濃密。内容も致命的なもの…

スマートベータとは何か? 『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第11章(1)

時が過ぎれば人の考え方も変わるものです。昨今の流行は、スマートベータとリスクパリティ。これに対して、『ウォール街のランダムウォーカー』はどう評しているのでしょうか。今回は第11章、「スマートベータ」と「リスクパリティ」です。 第1章 株式と価値…

人生全体のマネープランをどうデザインするか

人生全体のマネープランをどうデザインするか? というと大げさですが、資産形成を進めるに当たって、投資手法とは別に昔から意識していることがあります。今日は、その紹介を。 人はお金のために生きるのではない 人生のトレードオフをデザインする カネを…

仮想通貨が世界規模のアイデンティティ分断をもたらす 『なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか』

米国政治シーンでは「分断」という言葉がよく使われます。白人と黒人、低所得者と高所得者などなど、2つのカテゴリーに物事を分けた対立構造を示す表現です。ところが、日本の政治にも課題はたくさんありますが、あまり「分断」が言われません。これをもって…

次の潮流 行動ファイナンス 『ウォール街のランダムウォーカー』12版再読 第10章

投資理論の歴史を見ると、企業の財務状況を予測する「ファンダメンタル派」、チャートから他人の行動を推測する「テクニカル派」、そして学者中心に分散がフリーランチだという「モダンポートフォリオ派」などが存在します。その中、いずれとも違う、人間の…