FIRE:投資でセミリタイアする九条日記

FIREを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

書評

投資関係の本の書評

書評:都市は人類最高の発明である

新型コロナがもたらした社会的変化の1つは、「あれ、出社しなくても仕事できるじゃん」という発見です。リモートワークに強制的に慣れたということですね。このことから、コロナ以後になっても、安くて環境のいい郊外に住むようにライフスタイルが変わる、な…

Kindle投資本、再び50%オフ 28日まで

Amazonが、Kindle本の50%ポイント還元キャンペーンを実施中です。投資や経済の名作をまとめてみました。期間は28日までです。 臆病者のための億万長者入門 生涯投資家 フラッシュ・ボーイズ 行動ファイナンス入門 隷属なき道 資本主義の終焉と歴史の危機 ぼ…

投資本50%オフ「ランダムウォーカー」も「敗者のゲーム」も 5月10日まで

「「日経の本」統合記念ポイントアップキャンペーン」として、Amazonで日経のKindle書籍50%オフキャンペーンが実施中です。本日5月10日まで。高額な投資本も多数ラインアップです。『ウォール街のランダム・ウォーカー』や『敗者のゲーム』など古典的名作も…

時間分散活用なら、若いうちはレバレッジ投資 書評:ライフサイクル投資術

時間分散を活用するなら、若いうちはレバレッジを掛けて株式に200%投資しよう――。こんな一見過激なことを提案する本がありました。「ライフサイクル投資術」です。しかし、読み進めると、とても理にかなっているように思います。その方法とは。 ライフサイ…

グリークのイメージを掴むために 書評『実戦のためのオプション』

久々にオプションの本を読みました。 著者は、英国証券会社で長年デリバティブのトレーダーだった田中勝博氏。ブラック・ショールズ式の解説なども交えていますが、学者のオプション解説とは違い、実戦を想定した一冊です。 実戦のためのオプション (金融職…

「必要な支出」を削って「欲しいもの」を買え と森博嗣は言った

家計相談をファイナンシャルプランナー(FP)などにしたときに、よく言われるのが、「必要なものだけにお金を使って、欲しい物は我慢しましょう」という言葉。そして、その買いたいモノが本当に「必要」なのか、よく見極めましょう、と続きます。でも、昔か…

「貨幣は鋳造された自由である」とドストエフスキーは書いた

「貨幣は鋳造された自由である」という名言が、たびたびブログやTwitterに登場することがあります。なるほど、セミリタイアを志す人間にとっては、まさにそのとおり。自由とは何なのかの本質に迫る言葉です。 死の家の記録 (新潮文庫) 作者:ドストエフスキー…

取り崩しの考え方は積立の逆 書評『定年後のお金』

人生を通して資産とどう向き合っていくかを考えると、働いて給料から積み立てていく資産形成期、 積み立ては終了するが運用で徐々に増やしていく資産維持期、そして最後に資産を取り崩して生活費に充てる資産活用期となります。 従来、いかに資産を積み立て…

書評:『資本家マインドセット』に見るセミリタイア棺桶リスト

セミリタイアには、人生で実現したいことをまとめた「棺桶リスト」(Backet List)という考え方があります。やりたいことを書き出すことで、実は残り少ない人生の時間を有効に使おうという考えです。 『資本家マインドセット』という本を読んでいたら、それ…

金持ちの税率をもっと上げるべきか? 書評『金持ちは税率70%でもいい vs みんな10%課税がいい』

以前も累進課税について考えてみましたが、なかなか税制というのは難しいものです。そこで、前から気になっていた 『金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい: 1時間でわかる格差社会の増税論』を読んでみました。 金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%…

2019年の読書分析 92冊

正月休みなので昨年に引き続き、19年1年間の読書記録を振り返ってみたいと思います。数えてみたら、19年に読了したのは再読したものも含めて92冊でした。18年の6割にも満たないのですが、重い本軽い本とありますので、冊数にそれほどこだわらないようにしま…

GDPは世界のP/Lだが、B/Sはどこにある? 書評『幻想の経済成長』

『幻想の経済成長』を読みました。現在、経済成長というのはGDP成長と同義です。GDPとは何か? その歴史をさかのぼり、GDPの限界とその弊害を綴ったルポ的な本になります。 幻想の経済成長 作者:デイヴィッド ピリング,David Pilling 出版社/メーカー: 早川…

富裕層ってけっこう普通の人だと思う

最近、富裕層の生き方についての本がそこそこ出回っています。それらをちょっと読むと、すごい人格者で、勤勉で、時間を大切にして……という話がいろいろと書いてあります。だけど、実際のところ、富裕層の人ってけっこう普通の人だよね? と思っています。 …

ブログの目的は、金融資産か人的資本か社会資本か 『幸福の資本論』から

なぜブログを書くのか、は人によって全く理由が違うと思います。が、それがお金儲けのためなのか、知識欲のためなのか、ファンづくりのためなのかで分けて、考えるとしっくり来ます。 ほえタコ氏のブログにあったように、金融資産か人的資本か社会資本か、こ…

ROEとは実質的な金利である 書評『デフレの真犯人』

7年ほど前の本ですが、JPモルガンのストラテジストだった北野氏の『デフレの真犯人』を読みました。金融緩和を行っても景気が回復しないのは、企業にとってROE要望が実質的な「金利」として重しとなっているからだという論です。なぜROEが実質的な金利となる…

登録制から免許制 パターナリズムとはなにか

ミルトン・フリードマンといえば、一般的にはマネタリズムの主張者として有名です。しかし、自由をこの上なく愛すリバタリアン界隈では、新自由主義の精神的支柱ともいえる人物でもあります。 そのフリードマンの著書『資本主義と自由』から、自由主義の敵で…

ロンパチ、ロンフィク FXの時間帯 書評『ロンドンFX』

FX関係の書籍というと、チャートを見てどこが買いのタイミングだとかそういうものが多くて敬遠していたのですが、ふと手に取った『ロンドンFX』が濃い内容のいい本でした。 松崎美子のロンドンFX (金融の聖地で30年暮らしてわかった 日本人が知らない為替の…

税金的に損でも配当を出す企業を選ぶわけ 『株式投資の未来』より

シーゲル教授の『株式投資の未来』はたいへん刺激的な本です。中でも、「高配当株を買え!」という説明は、世間一般の常識を止揚したところで議論が展開されます。 株式投資の未来?永続する会社が本当の利益をもたらす 作者: ジェレミー・シーゲル,瑞穂のり…

「成長の罠」とは? なぜ高成長企業はリターンで負けるのか:書評『株式投資の未来』

投資家のバイブルであるシーゲル享受の『株式投資の未来』を読んでいます。本書は、豊富なデータを元に投資家の収益の源泉がどこにあるかを分析するのですが、その結果、世間で言われている常識とは全く異なった結論がたびたび出てくるのが魅力です。 株式投…

『効率的な利他主義宣言!』に見る、目の前の人を助けるか、多くの人を助けるか

先日、『効率的な利他主義宣言!』を読みました。慈善活動、つまり人助けというのは世界を良くするという意味でも、自分自身が幸福になるという意味でも大切なことです。では、どうしたら最も合理的に慈善活動を行えるのか? という問いへの答えを示した本に…

年金は破綻するのか? 『人生100年時代の年金戦略』その2

たびたび週刊誌などが「年金破綻」について書きますね。それはどこまでリアルなのかも『人生100年時代の年金戦略』では書いています。前回に続き、本書の内容を読み解いていこうと思います。 人生100年時代の年金戦略 作者: 田村正之 出版社/メーカー: 日本…

書評『人生100年時代の年金戦略』 年金のIRRを計算する

『人生100年時代の年金戦略』を読みました。年金というと、「2階建て」がどうだとか制度の仕組みの話が多く、結局よくわからないことが多かったのですが、本書はなかなか分かりやすく、良書でした。 人生100年時代の年金戦略 作者: 田村正之 出版社/メーカー…

日経のkindle投資本が50%オフ お勧め5冊ピックアップ

本日からAmazonが「タイムセール祭り」を始めています(23日まで)。最大8.5%、5000円分まで のポイントが還元されるというキャンペーンです。ちょうど同じタイミングで、日経新聞がkndle版書籍の50%ポイント還元キャンペーンをはじめました。 www.amazon.c…

マイベスト投資本 入門から上級編まで

インデックス投資家の多くが、その理論的な背景と心の支えを書籍におっています。何に投資してどのように売買するのかという投資哲学を、書籍から学んできたわけですね。ぼくも同様に、素晴らしい書籍から投資を学んできました。マイベスト投資本を紹介して…

参考書籍一覧:野口悠紀雄『金融危機の本質は何か ファイナンス理論からのアプローチ』の次の一冊

野口悠紀雄氏の『金融危機の本質は何か ファイナンス理論からのアプローチ』に、次の一冊としてのオススメ書籍が紹介されていました。自分の読んだ本のチェックも兼ねてまとめておきます。(随時更新) www.kuzyofire.com 初級入門書 中級教科書(要初歩数学…

書評『金融危機の本質は何か ファイナンス理論からのアプローチ』はオプション本だった

2009年に出版された『金融危機の本質は何か』は、タイトルだけ見るとリーマンショックが起きた理由を解説する本のように見えます。実際そうした内容も入っており、背骨の一つなのですが、実は野口悠紀雄流のファイナンス理論の入門書でした。 金融危機の本質…

書評『日銀破綻 持つべきはドルと仮想通貨』ハイパーインフレに備える

元JPモルガンの敏腕トレーダーである藤巻氏の最新著書を読みました。日本の財政が厳しい状態にあり、破綻は不可避。で、どのように破綻するかというと、ハイパーインフレが起き、日銀が倒産して、新日銀が誕生するというシナリオではないか? ということを記…

書評『世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方』

「エコノミスト」が教えるということで、ちょっと眉唾でしたが、読んでみるとたいへん良い本でした。『世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方』です。 世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方 賢明なる投資家…

意識は脳のバグなのか? 『ホモ・デウス』が示唆するもの

意識は複雑な神経ネットワークの発火によって生み出される、一種の心的汚染物質だ。意識は何もしない。ただそこにあるだけだというのだ。 ホモ・デウス 上下合本版 テクノロジーとサピエンスの未来 『サピエンス全史』の著者が送る新作『ホモ・デウス』を読…

書評:『エンダウメント投資戦略』ガンマロングを目指す

『エンダウメント投資戦略』を読みました。エンダウメントとは、米国の大学財団を指します。特に、イェール大学、ハーバード大学ですね。以前に記事で書いたとおり、インデックスを大きく上回るパフォーマンスを上げているのが、このエンダウメントです。 ku…