FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

セミリタイア

ある程度の経済的独立を果たして、やりたい仕事だけをしていく「セミリタイア」について。

資産取崩で最も長生きするレバレッジポートフォリオの探求(3)

FIRE後の取り崩しを乗り切るポートフォリオを考察するシリーズ、第3回は、インフレやシーケンスリスクなどのストレスをかけた状態でも、最も長生きするポートフォリオの探求です。 序章として、FIRE後の取り崩し期にはキャピタルゲインではなくインカムゲイ…

FIRE後の資産取崩に有利なポートフォリオ(2)

FIRE後の取り崩しを乗り切るポートフォリオを考察するシリーズ、第2回は、シーケンスリスクに続き、取り崩しの重大リスクであるインフレを加味したポートフォリオのシミュレーションです。 このシリーズは、FIRE後にインカムゲインの安定収入は必要なのか? …

FIREムーブメントが必然だった理由

最近まさにブームの様相を帯びてきた「FIRE」。これは、「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的自立と早期リタイアの意味ですね。でも、早期リタイア(アーリーリタイア)については定期的にブームになります。ちょうど20年ほど前にも、早…

FIRE後の資産取崩の「生き残り率」をシミュレーションする(1)

先日、「FIREにインカムゲインの安定収入は必要なのか」という記事を書きました。FIREすると、その後は入金がなくなり、資産を取り崩して生活することになります。そのとき、株式100%のポートフォリオがいいのか、それとも高配当株などを持って配当金で生活…

FIREして取り崩しの際の、PortfolioVisualizerのモンテカルロシミュレーションの使い方

資産の推移のシミュレーションというと、株式の期待リターンが6%くらいだから、100万円の資産を株式100%で運用すれば、20年後には320万円になっている……というようなシンプルな手法が主流です。 ところが実際の相場は毎年6%なんてことはなく、ある年は20…

FIREにインカムゲインの安定収入は必要なのか

FIREしました——という話を投資家として話すと、必ず聞かれるのは「どのくらい月の配当収入があるんですか?」ということ。こちらは何も言っていないのに、「リスク性資産から、高配当株式などに移し替えたんですね」とか、言われたりします。 なぜFIRE=イン…

FIREと仕事の関係 仕事をしてたらFIREじゃない?

FIREといえば、文字通り「経済的に自立して、早期に引退する」ことを指すわけですが、Financial Independent=経済的自立はまぁいいとして、問題になるのがRetirement Early=早期引退のほうです。果たして、FIREしたら全く仕事をしないということなのでしょ…

高年収でFIRE志望の人ができる節税法

最近、世帯年収2000万超なんて人でも「FIRE目指してます」という話を聞くようになりました。となると、FIRE実現のためにしっかり入金して運用して、資産を構築するわけですが、年収が多いととんでもなく洒落にならないのが税金です。 破壊的な累進課税 当然…

FIREなどしないで「使命」を全うすべきなのか?

FIREという言葉が人口に膾炙するにつれて、その反対派も増えてきました。曰く、「一番大事なことはお金ではなく自由だという考え方ですが、これが間違っています。一番大切なことは使命を全うすることです。」 なるほど。筆者のこの考えに対していろんな意見…

FIREの4%ルールとトリニティ・スタディ

FIRE(セミリタイア)の概念の中で、中核をなすものの1つに4%ルールがあります。これは、ざっくりいうと「資産の4%を取り崩して生活するなら、死ぬまでもつ」というものです。この理論的な背景と実証的研究である「トリニティ・スタディ」について、概要を…

FIREに至るまでの4ステップ

最近、FIRE≒セミリタイアを目指して投資する人が本当に増えてきたように感じています。では、実際にFIREに至るまでにはどんな段階があるのでしょうか。それぞれのタイミングで、何を目標にしていったらいいのでしょうか。 ブレイクダウンして目標を細分化す…

やりたい仕事だけをやるためにFIREするということ

最近、FIREブームですね。これまで「定年前働いて当たり前」「定年前勤め上げれば老後は賄える」と考えられてきた常識が変わってきていて、「定年まで働きたくない」「定年まで働いても老後が不安」という世の中になってきたからでしょう。 しかし、世のFIRE…

FIRE=セミリタイア実現ガイド

最近FIRE=セミリタイアへの世間の関心が高まっていることを感じます。メディアの取材を受けることも増えてきたのですが、主題はもっぱらFIRE=セミリタイアです。このブログでも、セミリタイアについてもろもろ書いてきましたが、かなりの数の記事があるの…

日本人は平均して3000万円を残して死んでいる

FIREを目指すときに気をつけなくてはいけないのは「お金の貯め過ぎ」です。え? と思う人もいるかもしれません。そもそもFIREできるだけお金を貯めることが問題。確かにそれはそうですね。でも順調に貯められたとしても、必要以上に貯めてしまうということも…

退職するのに適した月は? 住民税編

前回、基本的な知識として「何日に退職するのがいいのか?」について調べてみました。今回は、何月に退職するのがいいか、住民税の観点からチェックしてみます。 前年所得で決まる住民税 1〜4月末に退職 5月末退職 6−12月退職 住民税非課税を考える 住民税非…

退職するのに適した月は? 日付編

セミリタイアを目指す場合、どこかでやってくるのが退職です。法的には、退職を申し出てから14日で退職できますが、有給休暇が残っていることもあるでしょうし、業務の引き継ぎもあるでしょうから、どのタイミングで退職するかを事前に考えておく必要があり…

資産ゼロで死ね 書評「DIE WITH ZERO」

多くの人が老後に向けた人生設計の中で、最大の課題は「いかに必要な資金を貯めるか」だと考えています。ところが、うまくして投資などである程度の資産を築いた人の最大の課題は、「貯めた資産を使い切らないまま死んでしまう」ことにあります。 本書「DIE …

FIREの誤算と人生プラン(4)

FIREが最近ブームなようで、目指したいという人も増えてきたように感じています。一足先にFIREを達成した身として、このところFIRE関連でよく聞かれる内容について、自分でもまとめておこうと思います。第4回は、FIRE後の人生をどう生きたいと思っているかに…

他のFIREした人を見てどう感じるか FIREの4分類(3)

FIREが最近ブームなようで、目指したいという人も増えてきたように感じています。一足先にFIREを達成した身として、このところFIRE関連でよく聞かれる内容について、自分でもまとめておこうと思います。第3回は、その分類から。 Barista FIRE バリスタFIRE L…

FIRE=セミリタイアの不安(2)

FIREが最近ブームなようで、目指したいという人も増えてきたように感じています。一足先にFIREを達成した身として、このところFIRE関連でよく聞かれる内容について、自分でもまとめておこうと思います。第1回の「思いたった理由」に続き、第2回は不安につい…

なぜFIRE=セミリタイアしようと思い立ったのか(1)

FIREが最近ブームなようで、目指したいという人も増えてきたように感じています。一足先にFIREを達成した身として、このところFIRE関連でよく聞かれる内容について、自分でもまとめておこうと思います。 Q:いつFIRE=セミリタイアしようと思い始めたのか Q…

FIREした梅雨時の午後に思うこと

雨が降ったり止んだり。炎天下で出歩けないのも嫌ですが、こう天候が優柔不断だと、運動不足の解消と思っても、自宅から出るのが億劫になります。そんな昼下がり、もうじきFIRE後2年になろうというタイミングで、いろいろとFIREについて考えてみました。 会…

不合理な命令からの「心の自由」

精神的に所属する場所が変わると、世界の見方が一変することがあります。セミリタイアを実行してから1年半が経ちました。このくらい過ぎると、全身の細胞が新陳代謝で入れ替わるように、心にこびり付いていた考え方も入れ替わっていきます。 資産がもたらす…

セミリタイア(FIRE)に適した年齢

若くしてセミリタイアした人が話題になったりします。自身もセミリタイアした一人として、いったいいつセミリタイアするのがいいのか、考えてみました。 60歳より前のどこか? 50歳は若いかどうか 今やりたいことは消えていく 時間とお金と情熱のトレードオ…

FIRE実践編 唯一のパラメータ、貯蓄率をどこまで上げるか

FIRE、 つまり早期リタイアの実現とは、その後の人生を生きられるだけの資産を用意する必要があります。それはだいたい年間必要生活費の20倍から25倍程度です。これだけの資産を貯めるには、合理的な投資だけでは間に合いません。最も確実に資産を構築する手…

ロックダウンとリモートワークはFIREの試金石か?

現在、東京は強制力は持たないものの自粛ロックダウンの最終です。可能な企業はリモートワークを実施しており、ぼくの勤務先も絶賛リモートワーク中です。こうした自宅軟禁状態だと、「これがセミリタイアの実態だ。憧れる人は耐えられるのか?」ということ…

「必要な支出」を削って「欲しいもの」を買え と森博嗣は言った

家計相談をファイナンシャルプランナー(FP)などにしたときに、よく言われるのが、「必要なものだけにお金を使って、欲しい物は我慢しましょう」という言葉。そして、その買いたいモノが本当に「必要」なのか、よく見極めましょう、と続きます。でも、昔か…

「投資家」ってモテない職業なの?

最近、時とところによっては「個人投資家」と名乗ったりするのですが、どうにも投資家というのはウケが悪いようです。モテるかどうかというより、人として、いわゆる社会的地位が低いんですね。 資産1億円の投資家と年収500万円の大企業社員 ギャンブラーと…

「貨幣は鋳造された自由である」とドストエフスキーは書いた

「貨幣は鋳造された自由である」という名言が、たびたびブログやTwitterに登場することがあります。なるほど、セミリタイアを志す人間にとっては、まさにそのとおり。自由とは何なのかの本質に迫る言葉です。 死の家の記録 (新潮文庫) 作者:ドストエフスキー…

取り崩しの考え方は積立の逆 書評『定年後のお金』

人生を通して資産とどう向き合っていくかを考えると、働いて給料から積み立てていく資産形成期、 積み立ては終了するが運用で徐々に増やしていく資産維持期、そして最後に資産を取り崩して生活費に充てる資産活用期となります。 従来、いかに資産を積み立て…