FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

優待クロスなら、楽天証券と日興証券のコストはどっちが得か

優待クロスを手掛けていると日興証券の強さが目立ちます。信用取引手数料が無料で、一般信用の期間も長く、金利も1.4%。諸経費もかからず、在庫が豊富だからです。でも多くの人がこれを狙って早くから信用売を行うため、早期に在庫が切れてしまう傾向にあり…

IRRに影響する要素 借入期間、レバレッジ率、そして金利

前回、公庫で安い金利で借入が決まったものの、IRRが心配だという記事を書きました。簡単にいえばIRRとは、その事業の利回りを、定期預金金利と比較したらどれくらいに相当するかを表すものです。これを試算してみました。 Equity IRRとProject IRR Equity I…

公庫の融資が決定した 金利1.51%の10年固定(太陽光)

これまで何度も足を運んできた政策金融公庫から、ついに融資決定の連絡が来ました。金利は想定を上回る好条件の1.51%。10年返済固定金利です。 これまでの公庫申込みの流れ 返済10年金利1.51%とは これまでの公庫申込みの流れ 思い返せば、最初に公庫に相談…

取り崩しの考え方は積立の逆 書評『定年後のお金』

人生を通して資産とどう向き合っていくかを考えると、働いて給料から積み立てていく資産形成期、 積み立ては終了するが運用で徐々に増やしていく資産維持期、そして最後に資産を取り崩して生活費に充てる資産活用期となります。 従来、いかに資産を積み立て…

27日の株安で、他の資産クラスはヘッジの役割を果たしたか

週明けの27日月曜日、日米ともに株式は大幅安となりました。S&P500は前週末比でマイナス1.6%、ダウも同じくマイナス1.6%です。こんなときに、債券や金や仮想通貨を持っているのは、ヘッジの役割を期待してのこと。果たしてちゃんとヘッジとして働いたのでし…

株価が落ちついているので週末にVIXロングしてみた

VIX

なぜ? というくらい株価が堅調に上がり続けていたので、VIXも12ドルギリギリまで落ちてきました。さすがにこのまま落ち続けることはないだろう、ということで、VIXのロングポジションを取ることにしました。24日金曜日の夜、米国市場が開く直前でした。 購…

ステルス型サブスクリプションに注意

ステルス型サブスクリプションなんて、名前を付けてみましたが、要は知らず知らずのうちに定期的に支払われているサブスクリプションサービスのこと。先日、ドコモショップに行って、最近のプランのことを聞いていたら、契約明細をみてびっくり。「dエンジョ…

なぜアセットアロケーションが重要なのか FIREに向けて(5)

前回まで、FIREに向けて必要な資産額はどのくらいで、どんな方針で運用すればいいのかを確認してきました。6%運用を長期的に実現するには、株式インデックスに投資すればいい、ということも過去のエビデンスからまとめました。 今回は、その効率性、確実性…

書評:『資本家マインドセット』に見るセミリタイア棺桶リスト

セミリタイアには、人生で実現したいことをまとめた「棺桶リスト」(Backet List)という考え方があります。やりたいことを書き出すことで、実は残り少ない人生の時間を有効に使おうという考えです。 『資本家マインドセット』という本を読んでいたら、それ…

アルファ(α)から、リスクプレミアム+アノマリーのファクター投資へ

資産運用、特にアセットアロケーションの文脈でよく出てくるのが「アルファ(α)」です。これは市場平均(ベータ、β)に対して、それを上回る超過の収益を指す言葉です。 www.kuzyofire.com それはアルファなのか、単なるリスクプレミアムなのか アクティブ…

手放したTeslaが、VWを抜いて自動車メーカー世界第2位に

Teslaの株価が急騰していることがニュースになっています。ちょっと前には、GMとフォードの時価総額を上回ったとニュースになっていましたが、ついに世界第2位のフォルクスワーゲン(VW)を抜いて、トヨタに次ぐ、自動車メーカー世界第2位に躍り出ました。 …

全世界株式インデックス MSCI(ACWI)とFTSE Global All Cap Indexの違いとは?

ETF

パッシブインデックス投資家にとって、1つの王道は全世界株式に投資することです。ところが、一口に「全世界株式」といっても、微妙な違いがあります。多くのファンド/ETFは、世界株式指数の代表である、MSCI All Country World Index(ACWI)か、FTSE Glob…

経済的独立(FI)に達して「好きな仕事で長く働く」と橘玲氏

当ブログは、敢えてアーリーリタイアではなく「セミリタイア(F.I.R.E.)」をうたっています。これは金融資産が足りないから続けて働くということではなくて、生きがいや社会とのつながりを維持していくためには、完全に退職するよりも、「趣味としての仕事…

LINEポイント現金化手段

LINE証券の「3株無料でもらえる」キャンペーンを活用したり、LINEスマート投資の「ワンコイン投資」で2%のLINEポイントをゲットする方法を実践しています。となると気になるのは、こうした投資先、またポイントをどう使うかです。ここでは、最もお得に現金…

リアルアセットセグメント:2020年の運用方針

2020年から、資産の運用を5つのセグメントに分けて把握していきます。株式セグメント、債券セグメント、ヘッジセグメント、オルタナティブセグメント、リアルアセットです。最後は、投資というよりも事業に近い、リアルアセットセグメントの運用方針について…

1月の優待クロス仕込みと2月3月

1月の権利落ち日(29日)が近づいてきました。現在仕込み済みの1月優待クロス状況を紹介するとともに、2月と3月について現状と構想をまとめておきます。 1月は現状東京ドームのみ 2月はそこそこあるが失敗も 3月の状況 1月は現状東京ドームのみ 1月は優待枯…

LINEワンコイン投資で月間8000円ポイントをもらう

LINE証券とは別に、LINEがFolioと組んでやってる投資サービスにLINEスマート投資があります。この中で、面白いのが500円のワンコインから積立ロボアド投資ができる「ワンコイン投資」です。何が面白いかというと、こちらなんと投資がLINEポイントの還元対象…

オルタナティブセグメント:2020年の運用方針

2020年から、資産の運用を5つのセグメントに分けて把握していきます。株式セグメント、債券セグメント、ヘッジセグメント、オルタナティブセグメント、リアルアセットです。今回は最もユニークなオルタナティブセグメントの運用方針について、記載しておこう…

LINE証券で日産3株を無料でゲットした 初株チャンス

野村證券がLINEと組んでスタートさせたLINE証券。19年の年末には「タイムセール」という名前で対象銘柄が最大7%オフで10株まで買えるキャンペーンをやっていましたが、こちらは12月26日に終了。ところが、2020年に入って今度は「初株チャンス」という新規口…

金持ちの税率をもっと上げるべきか? 書評『金持ちは税率70%でもいい vs みんな10%課税がいい』

以前も累進課税について考えてみましたが、なかなか税制というのは難しいものです。そこで、前から気になっていた 『金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい: 1時間でわかる格差社会の増税論』を読んでみました。 金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%…

太陽光発電事業の企業価値を改めて試算 2020年版

毎月、ポートフォリオ報告という形で総資産のチェック(B/S)とインカムの状況(P/L)をまとめています。そしてそろそろ太陽光発電所の一基目が稼働するので、そろそろ再評価を行っておこうと思います。 基本的な考え方はDCF 割引率をどうするか? 期待収益…

裏技生命保険「じぶんの積立」に入ってみた(2)

前回、生命保険控除による利回りを計算した明治安田生命の「じぶんの積立」ですが、実際に申し込みをしてみました。どんな感じだったのか、落とし穴はないのか、状況を解説します。 Webから面談申し込み 歩合のセールスマンと比べるとやっぱり今ひとつ 払込…

直近のキャッシュレスキャンペーン d払い20%とFamiPay5%、PayPay5%

再び散発的にキャッシュレスのキャンペーンが登場しています。主にコンビニ対象ですが、セブンイレブンでd払い20%還元とファミリーマートで5%還元です。 セブンイレブンでd払い20%還元 FamiPayでTポイント10倍還元 ローソンでPayPay、5〜10%還元 セブン…

裏技生命保険「じぶんの積立」に入ってみた(1)

これまで生命保険は入るだけ損という記事を何度か書いてきました。正確にいうと、保障部分の価値はあるけれど、貯蓄部分については損するよ、というものです。ところが、明治安田生命の「じぶんの積立」という生命保険は、裏技的にお得な保険なんですね。 い…

クリレスが優待拡充 株式分割 2020年8月末から

クリレスが株主優待制度の拡充と株式分割を発表しました。これまで100株で3000円の食事券でしたが、1対2の分割後は、100株で2000円となります。200株だと4000円なので、33%増額ですね。 2020年8月末の権利確定から新優待 分割で信用売は強制決済? 分割で株…

ノンリコースローンの不動産投資のメリット、デメリット

不動産融資の手法の一つに、「ノンリコースローン」というものがあります。これは、融資を受けた不動産以外に返済義務がないというローンになります。普通は不動産経営に失敗すると、自分の資産から持ち出しで借りたローンを返済しなくてはならないのですが…

ヘッジセグメント:2020年の運用方針

2020年から、資産の運用を5つのセグメントに分けて把握していきます。株式セグメント、債券セグメント、ヘッジセグメント、オルタナティブセグメント、リアルアセットです。続いてヘッジセグメントの運用方針について、記載しておこうと思います。 www.kuzyo…

2019年の生活費を振り返る

セミリタイアに向けて実は投資以上に重要なのが、生活費の削減です。セミリタイア可能な年数は、資産と生活費の関数だからです。正確な生活費を把握することが、誰にでもできて最も確実なセミリタイアへの道になります。 ぼくの場合、マネーフォワードを活用…

なぜ日本は「安い国」になったのか

昨今、「安くなった日本」という記事を目にすることが増えました。 日経12/12「安いニッポン」日本企業で働くことになった香港人エンジニアは、両親から「日本って給料安いんじゃない?」と心配された。アメリカで働く弟の給料は4倍。「失われた30年を経て、…

債券セグメント:2020年の運用方針

2020年から、資産の運用を5つのセグメントに分けて把握していきます。株式セグメント、債券セグメント、ヘッジセグメント、オルタナティブセグメント、リアルアセットです。続いて債券セグメントの運用方針について、記載しておこうと思います。 目的および…