恒例のアセットアロケーション報告、2018年8月です。低迷していた自社株が先月比32%も上昇したことが大きく、資産全体でも12%の伸びとなりました。現金比率は変わらず、国内株比率が上昇しています。
YTDだと総資産で+19%です。ただし、ストックオプション行使による増加がありますので、その分を除くとYTDで -2%です。仮想通貨がYTDで −66%となったのが効いています。
債券およびREITはほぼ横ばいでしたが、海外ETFが3%、海外株が5%上昇しました。一方で仮想通貨は22%の下落と本当にぱっとしません。資産全体に占める比率も3%まで下がりました。
資産別の騰落率では、先に述べた自社株のほか、NVIDIAが好調です。+14%も伸びました。好決算でしたが、今後の伸びはかなり鈍化するという発表も出ており、成長銘柄としては終わった、という声もあります。
またAmazonが2000ドルを超えて先月比で+13%です。絶好調ですね。ARCCも7%伸びて単価が17.44ドルまで上がりました。イーロン・マスクCEOの不調を危惧する声もあるTeslaですがmodel 3の生産目標達成もあってか実は+4%と伸びています。暴落に見舞われたFacebookですが早くも上昇基調を取り戻し、4月の水準まで戻っています。
一方で、下落した銘柄でいうと、ひたすら仮想通貨です。bitcoinは14%の下落にとどまりましたが、アルトコインの下落幅は激しいですね。FTSE100も地味に下落しました。指数自体はレンジ相場となっていますが、10倍程度のレバレッジをかけているためにわずかな変化でも影響が大きくなっています。
配当、分配金、貸株、ソーシャルレンディングによる収入は、8月の一ヶ月間で総資産の0.05%でした。米国株から目立った配当がなく、IEF、MBB、PFFだけでしたのでこんなものです。
通貨別ではドルの比率が3ポイントほど減少しました。
今月はたまたま自社株が上昇したことで総資産が増加しましたが、自社株のリスクがそのまま総資産のリスクになってしまっています。次のタイミングで売却し、他の資産に振り分けを行います。
現金比率が、FXアーブに使っているものも合わせると10%程度まできていますが、市況がそろそろ天井の可能性もあります。また現金部分には、資産管理法人への出資金が入っています。こちら、そろそろ太陽光発電所などへの支払いが出てきますので、これも現金比率を押し下げます。現金比率を3割程度まで上げていきたいと思います。
問題は仮想通貨ですね。特にアルトコインが壊滅的状況です。次にアルトコインが上昇したら、売却してメジャー通貨にポートフォリオをまとめることも考えようと思います。
※ポートフォリオ計算上の注意点
・401kや各種貯蓄性保険、また生活資金としての現金は含みません
・日本債券には、ソーシャルレンディングを含みます
・外国債券には、米国優先株式ETF(PFF)とハイイールド債、および投資性のFXポジションを含みます
・オルタナティブには貴金属およびVIX投資を含みます
・現金には、現金、MMFを含みます。証拠金含むFXポジションを含む場合があります
↓前回のアセットアロケーションはこちら。