9月末の株主優待といえば、運賃半額となるANAとJALの優待が有名です。ただし、JALについては9月の条件は厳しく、200株で1枚、400株で2枚、600株で3枚、800株で4枚、1000株で5枚と、200株ごとに1枚の付与となっています。
取得価格の大きいJAL
JALの現在の株価3427円から考えると、優待券1枚に対して68万5400円が必要な計算になります。必要資金自体も大きいですが、貸株料も年利1.4%の日興証券の場合で26円/日/200株がかかります。1ヶ月前のクロスだと、815円もかかる計算になります。
ANAは、ほぼ100株ごとに1枚が取得でき、株価も3829円ですから、JALはその倍のコストがかかる計算です。
一般信用売の在庫状況も、この金額を反映してか、ANAが先に売り切れ、JALは連休明けの24日の段階でも数万株の在庫が各社に存在しました。これは、権利確定日の27日直前でも残っているかな? と思っていたら、25日の早朝、各社で在庫ゼロです。
9時直前はキャンセルによる在庫放出がある?
これは粘りすぎた……。26円/日/1枚ならば、もう少し早く仕込んでおけばよかった……と思ったのですが、実はまだチャンスはあります。
経験上、深夜から早朝にかけて在庫がゼロでも、当日の約定直前となる8時30分から9時までの間に在庫が復活することがあります。おそらく、大量に信用売の注文を出していた人が、調整のためにキャンセルするのでしょう。
というわで、9時直前に何度もチェックしていると、はい。出ました。日興証券で1万数千株ほど復活していました。チャンス!と思い、さっそく1000株仕込みです。
注文を出し終わって改めて在庫状況を見ると、すでにゼロになっていました。
オリエンタルランドを取るかどうか
さて、27日は9月銘柄の権利確定日です。つまり26日にポジションを取る必要があります。ということは、25日の夕方から夜が最終チャンスとなります。
今回どうするか検討しているのがオリエンタルランドです。JALと同じく、オリエンタルランドも9月の条件は厳しく、400株ごとにディズニーランドパスポートが1枚付与となります。3月は100株で1枚(2枚取得には800株)できるので、ハードルが高いですね。
株価はなんと1万6500円。400株の取得には、なんと660万円の資金が必要です。日興証券の場合でも、1日あたり250円を超える貸株料がかかります。ディズニーランド株主パスポートの売却相場は4000〜5000円程度。必要な資金額もそうですし、これを取るかは考えるところがあります。
単純利回りは0.05%。資金拘束は数日間とはいえ、定期預金金利か? と思うような利回りですね。でも資金を遊ばせておくよりはいいかもしれません。幸いなことに、さすがにこの利回りと必要資金だと、信用売在庫も最後まで払底することはなさそうです。
9月優待の追加銘柄
さて9月のラストスパートに向けて、前回の報告から追加した銘柄をまとめておきます。終盤だけあって、比較的高額な銘柄を仕込みました。
- モスフード 食事券 200株
- 第一興商 利用券 200株
- FPG 金券 1000株
- 中部飼料 お米 1000株
- JAL 割引券 1000株
- JPホールディングス 商品ポイント 500株
- TOKAI HD QUOカード 600株
- 植木組 QUOカード 100株
これまでに仕込み済みの銘柄は下記のとおりです。全部合計で31銘柄となりました。さすがに9月はたくさんになりますね。
- 東亜DK QUOカード
- カッパクリエイト 食事券3000円
- Jマテリアル QUOカード
- オープンハウス QUOカード
- 平和 商品券
- ANA 割引券
- 新東工 (追加で買い増し)
- ヤマダ電気 400株 商品券
- セントケア 400株 QUOカード
- タカキタ 100株 QUOカード
- 新東工 200株 QUOカード
- CEHD QUOカード 100株
- 前沢化成 200株 お米
- 日信工業 ギフト 100株
- 魚力 ギフト 100株
- ルネサンス 100株 商品券
- ファルコHD QUOカード 100株
- アドバンスクリエ 100株 カタログギフト
- 日本管財 ギフト 100株
- アサンテ ギフトカード 100株
- テクノメディカ お米 100株
- コロワイド 500株 商品券
- プリマハム ギフト 200株
- 丸大 ギフト 200株
さて最後に狙いたいのは下記の2銘柄です。
ただしヨコレイはすでに売り切れ。オリエンタルランドは最後まで残りそうですが、低利回りと高資金がネックではあります。なかなかに楽しめた9月の優待クロスでした。