前回、『元日経記者でもインデックスには負ける』という記事を書きましたが、ふと思ったのは元日経記者がインデックスに負けたということは、ぼく自身も実は負けているのかも? ということでした。
そこで、できるだけ同じ比較になるように、自分自身の投資結果も指数化してインデックスと比較してみることにしました。
- 貯蓄額による資産増加や、ストックオプションによる資産増加を除外する
- 配当額を記録していなかったので、純資産の2%分の配当があったと仮定してそれを投資リターンから控除する
- 原資となる純資産と投資リターン額から、年率リターンに換算する
- 年率リターンを元に、2011年を1(100%)としたその後の資産推移を追う
さて、結果はどうだったでしょうか?
じゃん! 嬉しいことに、この自分自身の投資結果を指数化した「九条指数」はTOPIXやS&P500を超え、素晴らしいリターンをもたらしていました。グラフ下部のオレンジの線は年率リターンの推移ですが、自分で書いていて驚くほどの素晴らしいリターンです。
2011年から2014年までの年率20〜40%に達する素晴らしい伸びは、ほぼGAFAへの投資によるものです。Appleを除く、Google、Amazon、Facebookに結構な額を投資したものが毎年大きなリターンをもたらしました。
2015年からリターンが下がっているのは、GAFAへの追加投資を行わず、現金比率を高めてたり債券へシフトさせたため、GAFAの比率が下がったのが要因でしょう。
それでも2017年にリターンが上昇したのは、仮想通貨がけっこうなリターンを叩き出したところが大きいです。
ただし、この10年ほどのリターンは、基本はインデックスへの投資によって得られたものがベース。そこにGAFAや仮想通貨がうまくいったために追加のリターンが出ていますが、これはまさにたまたまです。銘柄選びやタイミング図りでは、理論的には追加リターンは出ないと考えており、半ばギャンブル的な投資だったといえます。今の所結果オーライですが、今後は利回り10%程度をターゲットにアセットアロケーションを調整していきたいと思っています。