千葉木更津に予定している太陽光発電所の電力負担金が確定したようです。太陽光発電所の設置にあたっては、次のようなハードルを超える必要があります。
- 設置する土地の確保(普通はEPC業者経由で紹介してもらう)
- 土地が農地の場合、転用申請(農業委員会の認可。降りない場合も)
- 設置する発電システムの確保(これはEPC業者がたくさんあって容易)
- 経済産業省のFIT認定(基本問題ないが時間がかかる場合も)
- 電力会社との連携、電力負担金(負担金の額は不明)
この中で、電力負担金はそれが数万円なのか数百万円なのか、出てみるまでわからないという問題がありました。発電所から最寄りの系統電力へ接続するための工事がこれにあたります。要は、発電所と電線をつなぐわけです。
電線にトランスと呼ばれる灰色のゴミ箱のような設備がなければ、それも新たにつけてもらわなければなりません。電線まで距離があれば、途中、電柱を建てて線をつなぐ必要があります。
今回の電力負担金は、60万7403円でした。100万円くらいの可能性もあるかも……と想定していたので、安くはありませんが予算計画を下回りました。
しかしトランスの位置はそこまで遠くなかったので、もっと安いかなとも思っていたのですが。。。
久しぶりに見た振込伝票
さてこの金額を払うのに、同封されていたのが振込伝票です。相手の振込口座番号などもなく、これは金融機関に持っていって払うしかなさそうです。そこで、久しぶりに銀行の窓口に行きました。今回はみずほ銀行です。
「これはどうやって払うのでしょうか?」
「当行の口座をお持ちであれば通帳から、なければ現金になります」
「手数料はかかるのでしょうか?」
「少々お待ち下さい」
……
「手数料はかからずお支払いいただけます」
「分かりました」
こんな感じで番号札を引きました。この間に現金の用意です。ATMに行って、別の銀行口座から現金61万円を引き出します。と思ったら「1日の限度額を超えています」の表示が。なんと。すかさず銀行に電話して限度額変更を依頼しようと思ったのですが、年末のせいかたいへん混み合っていて、電話がつながるまでに10分以上かかりました。電話番号がフリーダイヤルなのが救いです。
ひさびさに見た60万円超の札束は、ずしりと重く厚みがありました。100万円くらいあるんじゃないか? という感じ。これを封筒に入れて窓口で順番が来るのを待ちます。待つこと30分、やっと番がきました。手続きはすぐで、5分もかからず完了。しかし、窓口は本当に時間がかかります。
これが仮想通貨での振込依頼だったらどうでしょう? 記載のバーコードをカメラで捉えて「送金」ボタンを押せば完了です。24時間いつでもかまいません。数十分後には相手も入金を確認できます。
紙を使って人間が手作業で処理をする、さらにその際に現金を必要とするという無駄をひさしぶりに感じました。そもそも、銀行振込可にしてくれれば、ぼくも楽だし銀行の窓口も不要な作業をする必要はありません。キャッシュレスを推進すると言いながら、キャッシュレスで手続き不能な仕組みを導入している企業がたくさんあるのですから、問題です。