FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

グロースセグメント:2019年運用方針の目論見書

2019年からは、アセットアロケーションを4つのセグメントに分けて把握していきます。インデックスグロースオルタナティブリアルアセット(太陽光)です。今回はグロースセグメントの運用方針をまとめておきます。

目的および基本的性格

成長する企業への投資を通じて、資産を長期的に成長させることを目指します。効率的市場仮説は限定的であり、継続的なアノマリーは存在するという思想の元、投資先銘柄選別を成長の源泉とします。

 

ベンチマークとしては、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(全世界対象、カバー率98%)を用い、実質の比較対象としてはバンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)を使います。また参考比較対象としてアップル(APPL)も見ます。

投資対象

世界各国の企業の株式を投資対象とします。銘柄によっては米国預託証券(ADR)も利用します。現物への投資を行い、先物および差金決済取引、信用取引は行いません。

運用方針

世界への影響力が今後10年で増加していくであろう企業を発見し、投資します。提供する製品やサービスについて、自ら触れて評価できる企業を中心とします。2倍になる株や10倍になる株を見つけて投資するのではなく、継続的にAppleを凌ぐ成長を果たせるような企業に長期投資するのが目標になります。

 

購入タイミングはある程度図りますが、保有は長期を前提とします。今後の成長期待が薄れてきた場合には売却を検討します。具体的には、ベンチマークを上回る成長が期待できなくなった場合は売却します。売却資金や配当による現金は、本セグメント内で保有し、新規投資資金として使います。

運用体制

基本的に楽天証券を介して取引を行います。ただし、ドル建て取引については、他証券会社を使う可能性があります。取引口座は特定口座を基本とし、NISA口座は使用しません。

投資リスク

投資先企業の業績や先行きの見通しによって株価が大きく変動する可能性があります。また、基本的に為替ヘッジを行わないため、為替変動特に円の価格変動の影響を大きく受けます。

投資資産

2019年1月時点で、総資産の約35%がグロースセグメントです。

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グロースセグメント内のアセットアロケーションは下記の通りです。

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本ポートフォリオのバックテスト結果です。Portfolio 1がグロースセグメント(青線)、Portfolio 2は比較対象のApple(APPL)です(赤線)。ベンチマークとしてVTを起きました(黄線)。月次リバランスを行い、配当は再投資の設定です。自社株はこのバックテストツールで試算できなかったため除いています。ドル建てです。

 

 

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結果的には、Appleに比べてもたいへん素晴らしいパフォーマンスのポートフォリオです。2013年にはTeslaが300%を超えるリターンを上げ、2015年はAmazonが、2016年はNvidiaが、それぞれ100%以上の上昇を見せました。

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このポートフォリオの年平均リターンは37.7%で、リスクは20.8%でした。

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ただしこのポートフォリオが継続的にリターンを生み出すわけではないでしょう。過去において急成長の時期を経験している銘柄であって、逆にいうと旬を過ぎているからです。今後は100%を超えるような成長はないでしょう。

 

ただし、市場平均が7〜8%なのに対し、15〜20%のリターンを取れるのであれば十分に目的は果たしています。このバックテストでは自社株が除外されていますし、ドル建てのみになりますが、今後のアセットアロケーション報告では円建てでもチェックしていきます。

 

【インデックスセグメントの運用方針】

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