1つ目の法人を設立してから半年が経ちました。税理士からは「1年分の経費をまとめて持ってこられると困る」と言われていたので、まずは半年分をまとめてみることにしました。
記帳にはマネーフォワードを利用
法人経費の記帳のやり方はいろいろだと思いますが、僕の場合はマネーフォワードMEを使いました。家計簿をマネーフォワードMEを使って付けているので、同じUIで入力したかったからです。
そのためにはいくつか工夫があります。ひとつは、住信SBIネット銀行の「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」の活用です。マネーフォワードアプリは一つのスマホの中で一つしか使えません。アカウントを分けても、いちいちログイン/ログアウトするのは面倒です。そこで、別アプリである「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」を使いました。
マネーフォワードと連携させたのは、住信SBIネット銀行/ジャパンネット銀行と、法人クレカのオリコEX Gold for Bizです。これで、だいたいの出費は自動で記帳されます。
そのほか、個人のクレジットカードで支払ったものや、現金で支払ったものについては、都度アプリを立ち上げて記帳するようにしました。慣れてくれば、これで容易に記帳が回ります。
マネーフォワードに経費を集約することで、マネーフォワード内でデータ分析も可能になります。今回は、マネーフォワードからデータをCSVで書き出して*1分析してみました。
費用の内訳はこんな感じ
下記の費用に加えて、太陽光発電システムを設置する土地の支払い代金と、東京電力に支払った電力負担金がありますが、これらは資産計上されるものなので、純粋に費用の内訳を見るために除外しています。
家賃地代は、自宅をオフィス代わりにしているので、その一部を家事按分として費用計上しているものです。意外に比率が大きいですね。
消耗品が20%を占めていますが、これはこの法人用にPCを買ったためです。業務委託費はコンサルティング代です。かなり高いですね。旅費交通費がけっこうあるのは、太陽光発電用土地の視察に交通費がかかるからです。さらに、出張規定を作ってあるので出張費用も自分個人に支払っています。
租税公課は、会社設立費用や登記簿謄本の取得費などですね。こちらも結構な額になっています。リース料は、自分個人から自動車を借りているのでその費用になります。支払報酬は、税理士報酬や司法書士への報酬です。
この半年は、設立直後ということもあって、さまざまなコストがかかりました。でも、全体の半分くらいは大きな意味で、法人経費として処理できた家事費用ですね。自宅も携帯電話も、事業に使わなくても払う金額は同じですが、事業用にも使うことでその一部を費用処理できたということです。約25%が広い意味で節税額になります。やっぱりこれはなかなか大きいなと思います。
*1:しかしなぜマネフォーワードはCSV書き出しが月単位なのでしょう? 期間指定してのCSV書き出しができるととっても楽なのに。