「このDMを受け取ったご本人限定」という、auカブコムからの案内が来ました。こういう内容は、多くの場合、大したことのない勧誘の場合が多いのですが、開けてみてびっくり。
株券10単元入庫で1万円
なんと、株式を10単元移管すれば1万円をもれなくプレゼントするというのです。これ、確か以前にもありましたよね。
このときの効果が良かったのでしょうか? 内容は前回とほぼ同様です。株を移管するだけで1万円というのはたいへん美味しい。エントリーなども不要です。期間が9月30日まで、つまり判定日が9月末ということで、ちょっと先なのが面倒です。
移管を忘れてしまい逃すことだけは避けなければなりません。
どの株を10単元入庫するか?
前回は手持ちのETFを10単元入庫しましたが、戻すのがちょっと面倒でした。書類手続きになるからです。ならば、適当な10単元を楽天証券で購入して、それをカブコムに移管し、売却してしまうというのが簡単そうです。
対象期間中、入庫株式を売却しても判定に影響はありません。
とあるので、出庫さえしなければいいということですね。
あくまで1万円ゲットが目的なので、下落リスクの大きいものは避けるべきです。またここに費やす資金はできるだけ小さい方が望ましいですね。低位株を10単元買うのもありですが、低位株はだいたいにおいて不安定な値動きなので、ここは1単元が小さいETFを考えてみます。
しかもカブコムは売買手数料無料のフリーETFとして100銘柄を取り揃えているので、売却時のことを考えると、そこから選ぶべきですね。株式はなしとして、単元が1株単位で、債券や金などを考えると次が候補です。
- 1326 SPDRゴールド・シェア 1万8350円
- 1540 純金上場信託 6050円
- 1482 iシェアーズ・コア 米国債7-10年(為替ヘッジあり) 2520円
- 1487 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)1万9720円
こう見ると、これは価格がもっとも安い1482で決まりかもしれません。楽天証券で10単元購入し(楽天証券でもこれは手数料0円銘柄です)、移管。カブコムに移ったらすぐに売却という流れですね。これで、ノーコスト、売却までの価格変動リスクだけで1万円をゲットできることになります。
しかしなぜ僕に?
しかし、この案内をなぜ僕に送ってきたのでしょうか? カブコムの口座を開けたのはけっこう昔で、一時はメイン証券会社でした。その後、楽天証券に移ったわけですが、そのために休眠顧客としてリストアップされている可能性があります。
こうした行動をベースに、さまざまなマーケティングを仕掛けてくるのがこれから証券業界でも増えるのかもしれませんね。