本日8月24日、初めて立会外分売に参加しました。銘柄は昴(9778)です。結果的に3000円ほどの利益が出ましたが、どんな流れだったのか振り返ってみます。
立会外分売とは?
まず立会外分売とは、大株主などが持つ株式を取引時間外に売り出すことを指します。通常は前日の終値の2〜5%ほど安い金額で売り出すことになります。つまり、ほかの条件が変わらなければ、2〜5%引きでその株を買えることになります。
この分売は、各証券会社が提示し、それに申し込む形で購入できます。希望者が多い場合は抽選となります。
楽天証券で申し込んでみた
今回の昴(9778)は、楽天証券にて申し込んでみました。最大申込み株数は500株でした。売出し価格は、前日終値4620円の2.98%引きとなる4482円です。
このとき、購入時に必要になる現金を口座に用意しておく必要があります。100株あたりで44万8200円ですね。今回は、500株、224万1000円を用意して抽選に臨みました。ちなみに、マネーブリッジを使っていても自動的に銀行から資金は移動されないので、必要な分を自分で移動させる必要があります。
タイムスケジュールは次のようになります。
- 朝8:20 申込み締め切り
- 朝8:45頃 抽選結果発表。即約定。52分に約定通知が来ました
- 朝9:00〜 売買可能に
今回は100株だけの当選です。あとはこれを売れば、2.98%の利益か? と思ったのですが。。。
大きく値を下げた初値
さて売却注文を出そうと思って、板を見てうーむとなりました。前日の終値は4620円。分売買付価格は4482円。ところが、売り注文優勢で、気配としては4500円といったところです。
ここで成行き売りをすると、4500円の値だとしても差はわずかに18円。100株で1800円です。しかも信用売りができない銘柄なので、普通に売却するとなると手数料が300円弱かかります。なかなか厳しいですね。
どうしようか迷っているうちに、さらに値が下がり一時は4485円に。これは利益はわずか300円。手数料を引いたらゼロです。これは困った。ということで、引けの成行売り注文を入れておきました。
結果どうなったかというと、4515円で前場が引け、差は33円。3300円の利幅を取ることになりました。
分売もなかなか難しい
3%引きで買える、となると大バーゲンな気がしますが、意外に難しいものです。数時間の資金の活用ではありますが、利益はわずか3000円。お昼代かな?といった感じです。
今回の売出しは、わずか2万株(200単元)だったうえ、流動性も低く、厳しい分売になるだろうという予想が各所で見られました。分売の目的としては、市場替えのために株主数を増やす目的で行われることも多く、そうした場合は上昇も期待できますが、今回の分売は単純に売却目的のようです。
ものは試しにと思ってとってみた分売ですが、まぁ損失が出なかっただけよかったとしましょう。流れは把握できたので、次回以降は適宜いろいろな分売に参加してみようと思います。