9月からマイナポイントが始まります。マイナンバーカードを作り、マイキーIDを取得して、さらに特定の決済方式とひも付けて……と、キャッシュレス還元のときよりも手間がかかるのが難ですが、工夫のしがいもあります。
基本は5000円分還元
まずマイナポイントの基本は、2万円利用すれば25%相当の5000円分が還元されるというものです。マイナンバーカードの作成はともかく、マイキーIDの取得は以前やってみました。
本番の期間は9月1日から2021年3月31日まで。あと一週間後に迫っています。2万円なので、普段使う決済サービスを選択したくなりますが、ちょっと待ちましょう。
まずこの決済サービスは一度選ぶと変更ができません。さらに決済サービスによっては、「マイナポイントに紐づけてくれると上乗せ還元するよ」というところが多数あるのです。
上乗せ還元ランキング
各所で「どこが最も上乗せが大きいか」はいろいろと調べられているので、ここは結論から。
- d払い +2500円分 (9/30まで。dカード必須)
- WAONチャージ +2000円分
- イオンカード +2000円分
- メルペイ +2000円分&抽選 (メルカリ利用が対象)
- ゆうちょPay +1500円分
- Suica +1000円分
- au PAY +1000円分(チャージ。au PAY残高で付与)
- LINE Pay クーポン1500円相当
一見するとd払いがお得そうです。ただdカード必須なので、用意が必要ですね。WAONは近くにイオンがあればオールクリアなのですが、ないと消費に苦しみそうです。コンビニで消費しようにも、QUOカードが大量にある現在、なかなか悩みます。
メルペイは、対象がメルカリ利用というのが最大のネックです。つまり2万円分もメルカリで購入する必要があります。不要不急の購入をしてしまいそうです。ゆうちょPayはいわゆる銀行Pay加盟店で利用できるはずですが、はてどこで使えるのでしょう?
au PAYはチャージでOKなのですが、付与されるのがau PAY残高というのはネックです。Pontaポイントのほうが嬉しいですね。LINE Payはもらえるのは残高ではなくクーポン。これはいりません。
Suicaは1000円とほかに比べて上乗せが少ない感じですが、首都圏では電車に乗るので確実に消費します。普段使わない決済方式を無理して使わずに済むのは魅力的。金額は少ないですが、これは候補です。
何を選択するか? しかも家族分も
このランキングだけ見ると、dカードを作ってd払いを選べばいいように思うのですが、注意しなくてはいけないのは家族のマイナポイントです。今回、一人に付き5000円もらえます。そして未成年者も対象です。
では未成年者の登録はどうすればいいのかというと、次のように、親が手続きを行うことになります。
15歳未満の未成年者の方の予約・申込については、法定代理人が行うことができます。
15歳以上の未成年者の方の予約・申込については、やむを得ない場合には、本人に代わり法定代理人が手続を行うことができますが、特段の理由がなければ本人にて手続を行ってください。やむを得ず法定代理人が手続を行う場合も、原則として本人同席のもと手続を行ってください。
そして問題はここ。子供のキャッシュレス紐付け先は、親の決済サービスを使うのですが、同じサービスに紐付けることができません。
規約上、本人名義のキャッシュレス決済サービスへのマイナポイント付与を本人が申し込む必要がありますが、未成年者のマイナポイントについては、法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申込みすることができます。
ただし、この場合、同じキャッシュレス決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできないため、法定代理人名義の異なるキャッシュレス決済サービスを選択する必要があります。
つまり、親と子の2つの決済サービスを選択しなくてはならないわけです。
ぼくの場合4人家族なので、d払い✕2、Suica✕2か、場合によってはイオンカードという手もありそうです。方向性は決まったので、近々実際に登録をしてみたいと思います。