FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2022年のマイベスト投資商品 ベストパフォーマンスを上げたのは? Advent Calendar

インフレと為替に振り回された2022年、ベスト投資商品はどんなものだったでしょうか? こちらの記事は、ななしさん(@_teeeeest)企画のベストバイストックに参加して書いたものです。

みさきさんからバトンを受け取りました

今回みさきさん(@fpmisaki2)からバトンを受け取りました。みさきさんの「ベストバイストック」はまさかのインド株! ぼくは米国一極集中は続かないと考えているスタンスで、新興国に厚めに投資しているのですが、個別の国についてはちゃんと調べていなかったのでとても新鮮でした。

fp-misaki.com

2022の環境振り返り

さて2022年がざっとどんな年だったか振り返ると、とにかくインフレとFRBの利上げに振り回された年でした。株価は利上げに翻弄され、さらに為替も激変。パフォーマンスが大きく影響を受けました。

 

Adventカレンダーの趣旨としては「今年のベストバイストック」なので、今年買った株の紹介をするべきなのですが、ぼくはほとんど金融商品を購入しません。今年買ったものは、

  • クレカ投信のeMAXIS Slim全世界
  • 米国債
  • ハイイールド債(HYG)

くらいで、しかも債権を買ったのは12月に入ってから。いずれも2022年のベスト云々というべきものではありません。そんなわけで、「2022年に最もパフォーマンスの良かった資産」についてまとめます。

 

なお2022年はまだ終了していないので、株価、為替ともに前回集計した12月1日時点の数字を用いています。ちなみに配当込みです。

2022年のベストパフォーマンス商品は?

ではベストパフォーマンス商品はいったい何だったでしょうか?

 

じゃん。下記のとおりです。なんとトップはドル建てステーブルコインのUSDCになりました!

このランキングで最注目は「ドル」が3位の20.5%に入っていることです。年初から12月1日までで、実にドルは115円から138円まで上昇しました。20.5%も円建ての価値が増加したのです。要するに、資産をドルに変えてそのまま持っていれば、変に投資するよりも一番儲かったのが2022年でした。

トップのUSDCは、そのドルに価値が連動するステーブルコインです。しかもステーブルコインはレンディング市場で年率8%の利息がついており、それを加味すると2022年のリターンは29.3%。なるほど、非常にお得な投資でした。

 

とはいえレンディング市場は大きなダメージも受けました。11月に破綻したFTXです。これにより、FTXが支援していたBlockFiも連鎖破綻。僕のステーブルコインの一部も引き出し不能になってしまいました。というわけで、合計で見るとUSDC投資は失敗の部類かも。これは商品として大きなリスクがあったともいえますし、ぼくの運用手法が稚拙だったともいえます。

 

何しろ3AC破綻後、BlockFi信用不安のニュースを受けて、いったんは全額レンディングから引き出しました。その後、FTXがBlockFi支援の報から、様子を見てBlockFi大丈夫そうだな……と資金を戻した矢先の破綻です。まさかFTXのほうが破綻するとは! という感じ。幸いFTXには資産を入れていなかったのですが、余波をくらってしまいました。

 

さてそうい意味ではXLPの22.8%リターンは光ります。とはいえこちらも為替に振り回されました。年初来リターンを見ると、

  • ドル建て(配当込み) 1.51%
  • 円建て(配当込み)  21.8%

つまり配当を入れてやっとトントンの成績であって、リターンのほとんどは為替だったということです。

プラスリターンだったARCCも、配当と為替を入れて17.5%リターンで、為替を除けばマイナスなのです。ドル建てのリターンをまとめると、下記のようになります。いかに厳しい市場環境だったかが、よく分かりますね。

次はマコト@分散投資家さんにバトンを渡します! 

さてさて、次はマコト@分散投資家さん(@kokoroyuku_hibi)にバトンを渡します。マコトさんは、日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産と幅広く投資されていて、株にとらわれないところはぼくと同じです。幅広い資産の中から、どんな「ベストバイストック」を選ばれるでしょうか?

makotoichikawa.net