2023年9月の優待が権利落ちしました。今月は久しぶりに全力で臨み、証券担保ローンによる借り入れも全開で使いながら、現金をほぼ使い切りました。獲得したのは43銘柄226個。昨年は39銘柄209個でしたから、少し増えました。
9月のクロス 43銘柄226個
9月に建てた銘柄は次の通り。このところずっとそうですが、一般ではほぼ獲得できず、9割方が制度クロスになっています。
- パリミキ(7455) 3.35%/30%オフ券
- 愛眼(9854) 3.26%/30%オフ券
- 常磐興産(9675) 2.92%/入場券
- 早稲田アカデミー(4718) 2.75%/自社5000 (一部一般)
- ルネサンス(2378) 2.18%/優待2枚
- TAC(4319) 2.00%/10%引き自社 (一般)
- ヤマダHD(9831) 1.92%/自社1000
- アドバンスクリエ(8798) 1.76%/カタログ2500
- ラウンドワン(4680) 1.74%/500円オフ
- VTHD(7593) 1.70%/自社製品
- フォーバル(8275) 1.68%/電子マネー2000
- カッパクリエイト(7421) 1.59%/自社3000 (一般)
- 空港施設(8864) 1.52%/自社2500 (一般)
- ETSHD(1789) 1.39%/QUO1000
- 第一興商(7458) 1.35%/自社5000
- コロワイド(7616) 1.32%/自社2万
- ゼビオ(8281) 1.16%/20%オフ券
- ベネッセ(9783) 1.07%/カタログ2600
- AOKIHD(8214) 1.05%/20%引き券
- ソネック(1768) 0.94%/QUO1000
- ANA(9202) 0.92%/自社券
- 音通(7647) 0.86%/そうめん (一般)
- ODKソリューション(3839) 0.78%/QUO500
- イエローハット(9882) 0.78%/自社3000
- ビーアールHD(1726) 0.75%/QUO3000
- さくらインターネット(3778) 0.73%/QUO1000
- 三越伊勢丹(3099) 0.69%/10%オフカード
- トリドール(3397) 0.68%/自社3000
- 朝日放送(9405) 0.66%/QUO500 (一般)
- Eストア(4304) 0.65%/QUO1000
- システム情報(3677) 0.63%/QUO500 ※後出し優待変更
- 日本管財(9347) 0.61%/カタログ2000
- プレサンス(3254) 0.59%/ギフト5000
- アサンテ(6073) 0.58%/ギフト1000 (一部一般)
- 丸大食品(2288) 0.58%/ハム3000 (一般)
- ケーズHD(8282) 0.56%/自社1000
- セントケア(2374) 0.55%/QUO500
- たけびし(7510) 0.50%/QUO1000
- TOKAIHD(3167) 0.50%/QUO1500
- 中央倉庫(9319) 0.43%/QUO500
- ジャパンマテリアル(6055) 0.40%/QUO1000
- 都筑電気(8157) 0.40%/QUO1000
- キューブシステム(2335) 0.40%/ギフト1000
逆日歩MAX連発
もう制度メインという感じでやっていますが、この9月は意外な銘柄で逆日歩MAXが連発しました。結果、逆日歩合計-差額配当がなんと92,951円と恐ろしい額になっています。順番に見ていきましょう。
- パリミキ(7455)
- 差額配当(138)− 手数料(16)− 逆日歩(0)→122
- 大成功
- 愛眼(9854)
- 差額配当(0)− 手数料(2)− 逆日歩(0)→▲2
- 成功
- 常磐興産(9675)
- 差額配当(0)− 手数料(18)− 逆日歩(1500)→▲1518
- 失敗
- まさかの逆日歩1500円! 優待のチケット価格よりは低いコストなので、大失敗ではありませんが、気持ち的には失敗です。
- 早稲田アカデミー(4718)
- 差額配当(153)− 手数料(19)− 逆日歩(3600)→▲3466
- 失敗
- こちらもまさかの逆日歩3600円! 優待価格はギリギリもう少し高いので、大失敗にはしません
- ルネサンス(2378)
- 差額配当(46)− 手数料(12)− 逆日歩(4800)→▲4766
- 大失敗
- え!?ルネサンスで逆日歩4800円?もらえる優待価格を上回るマイナスでこれは完全な大失敗です。やられた……
- ヤマダHD(9831)
- 差額配当(0)− 手数料(6)− 逆日歩(15)→▲21
- 成功
- アドバンスクリエ(8798)
- 差額配当(268)− 手数料(15)− 逆日歩(825)→▲572
- 成功
- 逆日歩825円はちょっと高めです。ただまぁカタログギフト2500円なので、よしとします。
- ラウンドワン(4680)
- 差額配当(38)− 手数料(8)− 逆日歩(0)→30
- 大成功
- VTHD(7593)
- 差額配当(184)− 手数料(7)− 逆日歩(105)→72
- 大成功
- フォーバル(8275)
- 差額配当(0)− 手数料(16)− 逆日歩(3120)→▲3136
- 大失敗
- フォーバルの優待は2000円分の電子マネー。ほぼ現金です。そのせいか、3000円を超える逆日歩が! 完全にマイナス、1名義あたり1000円損失で大失敗です
- ETSHD(1789)
- 差額配当(77)− 手数料(9)− 逆日歩(3360)→▲3292
- 大失敗
- ETSホールディングスの優待はクオカード1000円。それに対して3300円の逆日歩というわけで、1名義あたり2300円の損失です。これもデカイ!
- 第一興商(7458)
- 差額配当(429)− 手数料(33)− 逆日歩(15)→381
- 大成功
- ゼビオ(8281)
- 差額配当(230)− 手数料(14)− 逆日歩(0)→216
- 大成功
- ベネッセ(9783)
- 差額配当(459)− 手数料(25)− 逆日歩(15)→419
- 大成功
- AOKIHD(8214)
- 差額配当(199)− 手数料(14)− 逆日歩(120)→65
- 大成功
- ソネック
- (1768) 差額配当(0)− 手数料(13)− 逆日歩(30)→▲43
- 成功
- ANA(9202)
- 差額配当(0)− 手数料(43)− 逆日歩(30)→▲73
- 成功
- ODKソリューション(3839)
- 差額配当(77)− 手数料(8)− 逆日歩(90)→▲21
- 成功
- イエローハット(9882)
- 差額配当(505)− 手数料(25)− 逆日歩(450)→30
- 大成功
- さくらインターネット(3778)
- 差額配当(0)− 手数料(17)− 逆日歩(15)→▲32
- 成功
- 三越伊勢丹(3099)
- 差額配当(123)− 手数料(23)− 逆日歩(0)→100
- 大成功
- トリドール(3397)
- 差額配当(0)− 手数料(50)− 逆日歩(300)→▲350
- 成功
- Eストア(4304)
- 差額配当(0)− 手数料(19)− 逆日歩(30)→▲49
- 成功
- システム情報(3677)
- 差額配当(0)− 手数料(10)− 逆日歩(300)→▲310
- 大失敗
- 逆日歩300円でなぜ失敗か? それはこの後
- 日本管財(9347)
- 差額配当(414)− 手数料(34)− 逆日歩(420)→▲40
- 成功
- プレサンス(3254)
- 差額配当(1286)− 手数料(101)− 逆日歩(1380)→▲195
- 成功
- アサンテ(6073)
- 差額配当(475)− 手数料(21)− 逆日歩(420)→34
- 大成功
- ケーズHD(8282)
- 差額配当(337)− 手数料(19)− 逆日歩(330)→▲12
- 成功
- たけびし(7510)
- 差額配当(444)− 手数料(25)− 逆日歩(210)→209
- 大成功
- TOKAIHD(3167)
- 差額配当(735)− 手数料(38)− 逆日歩(720)→▲23
- 成功
- 中央倉庫(9319)
- 差額配当(199)− 手数料(15)− 逆日歩(0)→184
- 大成功
- ジャパンマテリアル(6055)
- 差額配当(0)− 手数料(31)− 逆日歩(15)→▲46
- 成功
- 都筑電気(8157)
- 差額配当(582)− 手数料(31)− 逆日歩(585)→▲34
- 成功
- キューブシステム(2335)
- 差額配当(459)− 手数料(32)− 逆日歩(450)→▲23
- 成功
というわけで、逆日歩と手数料の合計を差額配当が上回ってネットプラスとなった大成功が12銘柄、逆日歩まで入れてコストはかかっていますが僅かなコストで成功が25銘柄大損害まではいきませんが気持ち的に失敗が2銘柄、そして逆日歩MAX近くついて大損害となったのが4銘柄でした。
ルネサンス(@2600円実損)、フォーバル(@1200円実損)、ETSHD(@2300円実損)は、全名義合計で3万4900円の実損。これが制度クロスの怖さですね。
権利落ち日後に優待廃止発表のシステム情報
さて、逆日歩が300円のシステム情報がなぜ「大失敗」なのかです。同社は権利落ち日となる27日の17時に、配当を無配とすること、優待を廃止することを発表しました。しかもこれは26日に権利が付いた配当と優待です。
つまり権利を取った人に、後出しで「配当も優待もなしよ」と発表したわけです。なぜこんな横暴なことがまかり通るのか。実は同じタイミングで同社は経営陣による公開買付、いわゆるMBOを発表しました。TOB価格は930円。発表時点での株価は760円ですから、「配当も優待もなくしても全然お得でしょ、株主なら」というわけです。
理屈は分かります。そうです。権利が付いたからといって落ち日に売るような人は本当の株主ではないのです。さらにクロスをやっている人なんて、株主どころか害虫なのです。ということで、配当クロスにおいては、予定されていた配当差額も入らなければ優待ももらえず、逆日歩だけが300円も付くという最悪な結果となりました。
優待クロスにはこういうリスクもあるんですね。