昨日、初めて優待クロス(優待つなぎ売り)にチャレンジしてみました。
27日の月曜日に約定(取引が実施されること)され、28日の終了時間に株を保持していたため、優待の権利が確定しました。そのため、本日29日にポジションをクローズしました。
ポジションクローズの方法は、買い戻すか現物で返却する必要のある信用売りに対して、同時に買っておいた現物を渡す「現渡」です。他の証券会社では「現引」ともいいます。
同額で信用売りと現物買をしているので、取得価格と決済額は同じはずですが、上記の画面ではなぜか損益がゼロになっていませんね。操作にミスがなければ、かかったコストは手数料と貸株料だけのはずです。
資産合計欄を見ると、信用取引保証金もまだ戻っていません。これは明日になれば反映されるのでしょう。
なお、優待の権利と合わせて決議権や配当ももらえるはずです。配当については、約20%の課税があり80%が配当金と振り込まれるでしょう。同時に、信用売のポジションで配当相当額が引かれるはずです。一見、20%の税金の分だけ損をするように感じられますが、損益は相殺されて最終的な利益にのみ課税されるので、最終的に損得はないはずです。
権利確定したという連絡が来るのは2ヶ月後くらいだと思いますので、それまで本当にうまくいったのか少々ドキドキしますが、意外と簡単でした。9月は多くの会社で優待権利獲得月になりますので、資金の限り優待クロスを試してみたいと思います。