太陽光発電などリアルアセットへの投資をしていると、しょっちゅう現地視察という用事が入ります。しかも、電車でササッといける場所ではなく、たいていの場合は人里はなれた場所になります。というわけで、自動車は必須。ただ、自動車のコストについてはいろいろと考える必要があります。
まず、自家用車を一応持っているので、これを使うときのために、法人と自分自身の間で賃貸借契約を結びました。毎月一定額を法人から支払って、個人の自動車を使用できるという契約です。
さらに、短時間の利用の際に気軽に利用できるよう、タイムズカープラスも法人契約しました。
たいていの場合は、このいずれかで間に合うのですが、ちょっと遠い場所の案件で、どうせだから一泊してこよう、と思うと、いずれも帯に短したすきに長し。1泊2日とかで安く自動車を利用できる仕組みがほしいところです。
そんなときに便利なのが、個人間のカーシェアリングサービス「エニカ」です。DeNAが提供するサービスで、車を貸したい人と借りたい人をマッチングしてくれるものです。
特徴は2つあります。1つは、かなり珍しい車や高級車がたくさんラインナップされていること。「一度でいいからこんな車乗ってみたかった」という思いがあるなら、最適なサービスです。
例えば、高級電気自動車のTesla。その最上位モデルのSUV model Xもこの通り。1日借りて3万円です。
スポーツカーが好きなら、ポルシェ911の2016年モデルも2万9000円!
お値段は12万円とかなりしますが、メルセデスのマイバッハだってこの通り。
2つめは、選べばかなり低コストでクルマを利用できるという点です。都内であっても、普通車でも3000円台、軽自動車なら1日2000円台から借りることができます。
実際には、上記の使用料金に加えて契約料金100円と、保険料金が24時間あたり1800円かかりますが、それでもレンタカーよりもお得です。
さらに、これは借りる相手を選べばですが、自宅や自宅近くまで車を運んできてくれるオーナーも数多くいます。さらに、返却時も自宅まで取りに来てくれます。これは、店舗までいかなければいけないレンタカーに比べて非常に大きなメリットです。
ぼくがよく借りるオーナーさんですと、借りるときも返却時も自宅近くまで来ていただき、借りるときはオーナーさんの自宅まで車で送る、返すときはオーナーさんの自宅に返すが僕の家まで送迎してくれるという感じでやっています。ほぼ、自宅に車があるような気分です。
もちろん、オーナーさんとのやりとりが発生するので、すべてネットで完結するサービスに比べると少しウェットです。見知らぬ人との雑談が嫌いな人には向きません。それさえOKならば、コスト的には最強と言っていいでしょう。
ただし保険については、対人対物は当然無制限なのですが、車両保険には注意が必要です。免責金額10万円なので、ぶつけてしまうと最低10万円は必要です。また最大保証額が300万円なので、超高級車をクラッシュさせると保険では修理しきれない場合があえると思います。こする程度なら大丈夫でしょうが、注意が必要ですね。
また支払い方法がVISA、Masterのみなのもちょっと惜しいところです。ぼくはリクルートカードプラス(JCB)を使っていますが、それが使えません。そのほかは、アプリの使い勝手もよく、もっと利用者が増えてほしいサービスです。