2018年10月のアセットアロケーションです。ついに、日米ともに株価調整が入り、大きく下げました。印象的には、特に米ハイテク株は下落幅が大きかったですね。
先月からの比較だと、資産全体で約11%の下落です。株式比率が81%もある割には、下落幅は小さかったともいえます。4月からの比較だと14%の下落でした。9月のピークからだと実に20%近く下がったので、損失額はけっこうなものですが、まぁこんなものです。
ただし、この総資産の減少は、単なる株価の下落だけではなく、太陽光発電事業が進捗し、業務委託費の前払い分や、土地の手付金などを支払ったせいもあります。太陽光発電事業をどのように評価してアセットアロケーションに組み入れるかは、次回にでも考えて反映させたいと思います。
そのため、ポートフォリオの割合でいうと、債券比率が1%ほど上昇したのを除くと、そのほとんどは円の現金の減少です。国内外ともに、株式の下落は1ヶ月で8〜10%でした。
そんな中、model 3の量産に成功し、四半期で黒字化、キャッシュフローもプラスとなったTeslaが27%も上昇しました。本当にボラティリティの大きな銘柄ですが、我慢して持っていたかいがあったというもの。大きなマイルストーンを越えたといえるでしょう。
また、米国一般消費財ETFのXLPも上昇しています。不況下に強い銘柄という連想からでしょうか。ハイイールド債に似たBDCのARCCも横ばいを維持しています。米国債10年もののIEF、米国モーゲージ債のMBBも堅調。J-REITやハイイールド債も堅調です。米国金融系優先株のPFFも、債券に似た特徴どおり下げ幅は3%にとどまりました。
最も下がったのは、NVIDIAです。25%の下落と大きなダメージです。Teslaと明暗を分けました。一瞬上昇した仮想通貨のRippleもふたたび50円台に。Amazonも最高値をつけた8月の2000ドル台から2割も下がりました。FTSE100の値下がり率が大きいのは、大きなレバレッジをかけているせいです。Googleは10%の下落に留まり、Facebookも一時は大きく下がりましたが安定した決算を受けて8%の下落で済んでます。
配当、分配金、貸株、ソーシャルレンディングによる収入は、10月の一ヶ月間で総資産の0.15%でした。米国株では、PFF、MBB、IEFの毎月の配当に加え、IVV、VT、ARCC、XLPの配当もあったため、結構な額となりました。8ヶ月の平均を見ると、年換算で1.01%となります。
ドル建て資産の比率は48%と先月からほとんど変わっていません。仮想通貨比率も同様です。ドル円自体は、113.69円から112.81円へと0.8%下落しました。
この1ヶ月の反省でいうと、仮想通貨のポートフォリオが広がりすぎたので絞り込もうとしましたが、指値売りを入れたものの値段が下がり続けて一つも約定せず、絞り込めなかったこと。
それから、株価下落のタイミングと、太陽光発電の初期投資のタイミングが同時に来て、現金が入り用になり、一時6%まで高めたキャッシュ比率が1%まで減少したことです。
現金が必要になるのは市況が悪いとき、というのはそのとおりで、タイミングは非常に悪いのですが、現金を作ることにします。
※ポートフォリオ計算上の注意点
・401kや各種貯蓄性保険、また生活資金としての現金は含みません
・日本債券には、ソーシャルレンディングを含みます
・外国債券には、米国優先株式ETF(PFF)とハイイールド債、および投資性のFXポジションを含みます
・オルタナティブには貴金属およびVIX投資を含みます
・現金には、現金、MMFを含みます。証拠金含むFXポジションを含む場合があります
↓前回のアセットアロケーションはこちら。