ゴールデンウィークです。これがリタイアの日常だと思うには、ちょっと10日は短くて、やっぱり長期休暇な気分ですね。
さてアーリーリタイアしたら、仮に仕事をするにしても自宅でこなすほうがお金もかからずいいという人もいれば、やっぱり出勤はしたいという人もいます。僕は後者です。
毎朝出勤して、夕方帰ってくるというリズムをしっかり保つことが、毎日を元気に暮らすための秘訣ではないかと最近思っています。いま自転車通勤をしていますが、天候は心地いいし、春から初夏の訪れを肌で感じられます。軽くかく汗もいい感じです。
アーリーリタイアしたらどこに出勤する?
現在はセミリタイアとして普通に会社に出勤していますが、折をみてサラリーマンは完全に辞めたいと思っています。でも、サラリーマンを辞めたら、どこに出勤すればいいのでしょう?
一つの選択肢は、近くのカフェなどに移動して作業をすることです。ただ、長時間利用できて、それなりに静かで、それなりに広いスペースを使えるカフェって限られます。できれば電源と安定したWiFiも必須です。
となると、コワーキングスペースが候補に挙がります。幸い、最近はコワーキングスペース流行りで、センスのよいスペースが次々とオープンしています。これはなかなかいいのですが、コストが課題です。固定席はなくてもいいのですが、安いところでも月間1万〜2万円の費用がかかります。
通勤手当を出せば節税になるのでは?
せっかく自宅ではなくオフィスを借りて通勤するのなら、資産管理法人から通勤手当を支給するという案を思いつきました。通勤手当は非課税となっており、つまり所得税なしでお金を法人から個人に移転できます。
ところが、これには限度額があるんですね。交通機関を使う場合は最高月間15万円まで。通勤定期を買う場合は1ヶ月運賃額まで。そして自動車や自転車を使う場合、距離によって金額が決まっています。15キロ以上25キロ未満だと1万2900円になります。
自転車で通勤するとして、通勤定期代相当の通勤手当を出すこともできるかもしれませんが、おそらく税務調査が入ったら、通勤定期の購買履歴を見せろということになりますね。なかなか難しいところです。
どこか出勤させてもらえるオフィスを確保する
知人などが使っているオフィスに出勤させてもらうという選択肢もあるかもしれません。業務で協力している必要がありますね。そのときに向けて、こうした協力企業を見つけておくのも重要かもしれません。
オフィスを借りてしまう
あまりコストのことを考えずに、オフィスを借りてしまうという手もあります。実はいままでオフィスなんて何でもいいじゃんと思っていたのですが、海外ドラマの「SUITS」を見てから、かっこいいオフィスがあるのも素敵だな、と考えが変わりました。
「SUITS オフィス」で画像検索するとたくさん出てきますが、高層ビルに設けられたハーヴィーのオフィスがカッコいいんですね。ガラス張りの角部屋で、シンプルなデスクの横にはカウチソファがあったり、本棚には趣味のレコードやスポーツ選手からのプレゼントがあったり、ウイスキーが置いてあったり。入り口には番人を兼ねた専用の秘書がいます。とんでもなく高いと思いますが、ちょっと憧れます。
ここまで豪華なオフィスでなくても、自宅とは別に書斎を用意すると思えば、オフィス作りの楽しさが味わえそうです。古くて安い部屋でも、内装をちゃんとやりなおせば、好みの部屋にできそうです。
オフィスとして借りれば全額経費にできるが
オフィスとして部屋を借りれば、当然それは全額経費にできます。自宅は質素に、オフィスは豪華に、とすればけっこうな節税です。
ただし部屋を借りる時に注意が必要です。貸し手の大家からすると、居住用に貸すのと事務所として貸すのではけっこうな違いがあるからです。それは消費税です。
居住用の住居には消費税は特例としてかかりません。家賃を受け取った大家も、消費税を収める必要はありません。ところが、事務所の場合、家賃に消費税が上乗せされますし、大家側も消費税を収める必要が出てきます。事務処理も面倒になりますね。そんな理由もあって、居住用なのか事務所用なのは大家も気にするわけです。
さて、どこに出勤するか。いまのうちからいろいろと考えておきたいと思います。