FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2023年5月15日優待クロス ツルハとサツドラへの制度突撃結果

5月は比較的優待クロス銘柄がバラけていて、その初戦となったのが5月15日のサツドラHDとツルハHDです。一般は取れなかったので、当然制度で突撃です。狙いと結果をまとめておきます。

5月15日の銘柄

5月15日権利付き銘柄は、5月11日が権利付き最終日。本日12日が権利落ち日で、制度クロスした場合の最大リスク逆日歩が発表されました。

今回は、サツドラを300株x7名義、ツルハを100株x7名義、すべて制度でクロスしました。結果の逆日歩は、下記のとおり。サツドラはMAXでした。

  • サツドラ 720円(100株 MAX)
  • ツルハ  935円(100株)

サツドラのクロス詳細

ではそれぞれの詳細を振り返ります。サツドラの優待内容は下記の通りです。

注目点は、このリストから2つ選べること。そのため下記のように300株取得すると、純粋に3倍になります。この上に900株〜もあるのですが、内容は300株の倍なので、少し効率が落ちます。

  • 100株 サツドラ商品券500円+QUOカードPay500円
  • 300株 サツドラ商品券1500円+QUOカードPay1500円

また300株から選択可能になる5%引きの「優待割引カード」は、1500円を超える価値として評価されることも多く、狙い目だったりもします。

 

さて、問題のコストです。まずサツドラは予想配当が1株あたり10円。100株で1000円であり、差額配当は153円の見込みです。

  • 100株あたり:差額配当153円ー手数料12円ー逆日歩720円→ -579円 敗北

一応、100株あたり1000円相当の優待がもらえるので、それを加えれば赤字ではありません。100株8万5000円程度なので、優待からコストを引いた単純リターンは0.49%程度。やはり逆日歩MAXが付くと厳しいものです。

ツルハのクロス詳細

ツルハの優待は下記の通りです。

全部セットで、3000〜4000円程度の価値がある優待です。

 

そして問題のコストですが、逆日歩は935円。一方、配当は116.5円〜という予想なので、100株だと1万円を超えてきます。この数字をもとに計算してみましょう。

  • 100株あたり:差額配当1784円ー手数料120円ー逆日歩935円→ 729円 勝利

逆日歩は想定よりも高くなりましたが、配当がけっこう高いので、プラスになっています。ここに優待価値を乗せるとまぁまぁな感じです。

 

ツルハは91万円くらいの株価ですので、単純リターンでいうと0.4%くらい。期せずしてサツドラと同じくらいになりました。

狩りは可能だったか?

さて、サツドラは逆日歩MAXということで、ならば逆日歩狩りは可能だったかもチェックしておきます。狩りというのは、制度信用買いのポジションを取って権利日を迎えることで、配当(85%)+逆日歩をゲットする方法です。もちろん、株価下落のリスクはありますので、それをなくしたいなら一般信用売りと組み合わせるわけですが、そもそも一般信用が残ってないから、いろいろトライしているわけでもあります。

  • サツドラ
    • 11日終値 835円
    • 12日始値 828円
    • 下落幅 7円

結果論ですが、サツドラの権利日をまたいだ下落幅は7円でした。逆日歩は7.2円ですから、狩りをしても逆日歩とどっこいどっこいの下落幅という状態でした。一応、配当が10円なので、8.5円もらえるとなると、プラスという計算にはなりますけど。

 

ツルハはどうでしょうか。

  • ツルハ
    • 11日終値 9000円
    • 12日始値 8850円
    • 下落幅 150円

ツルハは下落幅が150円。逆日歩は9.35円なので圧倒的に下落のほうが大きいです。配当が116円程度付くので、狩りの場合の差額益は99円程度。配当分を入れても下落をカバーできません。

いずれもけっこう難しいものですね。

 

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