3月は優待銘柄が1年で最も多い月。そこに備えて、まずは15日と20日の銘柄の前哨戦がありました。結果的には、かなり制度優待クロスは勝利だったといえるのではないでしょうか。
カワチはマシマシで取得
まずは3月15日銘柄のカワチです。優待はカワチ薬品の商品券ですが、5000円分をお米券5枚=2200円分にも交換可能です。株数を増やすと利回りは低下しますがもらえる冊数は増加します。
1000株持ってお米券に替えると利回りは0.25%まで低下しますが、お金を眠らせているよりは全然マシ。ということで、今回5500株7名義を取得しました。
結果はどうだったかというと、逆日歩は7.8円でほぼほぼ配当差額分と同じくらい。1000株取得時でコストは328円でした。これで1万5000円分商品券または6600円お米券ですから勝利といっていいでしょう。
- カワチ増量(2664)
- 差額配当(7658)− 手数料(186)− 逆日歩(7800)→▲328
石塚硝子とアルインコ。アジュバンは取らず
3月20日銘柄は石塚硝子とアルインコ、そしてアジュバンです。昨年はアジュバンを7つ取って逆日歩MAXをくらい、超高級葉っぱシャンプーをいただきました。そして今年は取るのをやめました。
逆日歩MAXのアジュバンの葉っぱシャンプー🧴
— セミリタイア九条 🌐📈☀ (@kuzyofire) 2023年7月7日
愛用させていただいてます! pic.twitter.com/BuAlMe2XmD
獲得したのは石塚硝子がアルインコ。利回りは微妙ですが、取らないよりマシです。
制度での結果はどうだったかというと、石塚硝子がQUOカード1000円に対し24年のコスト。アルインコがギフト券2000円に対し109円のコストで、どちらも勝利だったといえるのではないでしょうか。
- 石塚硝子(5204)
- 差額配当(766)− 手数料(20)− 逆日歩(770)→▲24
- アルインコ(5933)
- 差額配当(3063)− 手数料(72)− 逆日歩(3100)→▲109
3月末まであと10日
さて3月末まであと10日。3月はあまりに数が多いので、逆日歩などをそんなに気にしなくても、資金のゆるすだけ取れる月です。また、5%程度の配当を出すところの配当クロスもリスクが小さくなっています。逆日歩ゼロなら0.75%の利回りを出せるわけで、逆日歩を考えても、0.5%程度のリターンが得られる優待に限定すべきでしょう。これらを考えると、戦略は下記になります。
- 資金を増やす
- 証券担保ローンで借りられるだけ借りる
- 現物保有銘柄があったら信用買いに切り替える
- 制度メイン
- 獲得銘柄はコスト差し引き後実売価格で見て1 %以上のリターン
- ざっくり34銘柄くらい
- この34銘柄で必要資金は850万円/名義くらい
- 獲得銘柄はコスト差し引き後実売価格で見て0.5%以上のリターン
- ざっくり83銘柄くらい
- この83銘柄で必要資金は2500万円/名義くらい
7名義すべてで83銘柄を取ると1.75億円以上の資金が必要になってしまい、さすがに今の僕には荷が重い。1%超なら850万円なので7名義で6000万円。うーん、これもちょっと……。もう少し銘柄を限定するので、よりリターンが上がることになるでしょう。
銘柄ごとのトピックスとしては、オリックスが最後の優待ですね。KDDIもカタログは今回が最後で、次回からPontaポイントとかに変わります。またトリドールの優待は紙の券から優待カードに変わります。リース会社が足並みそろえて優待を廃止しました。それから、NTTの超高利回り優待は連続保有が必要で、その初年度が今度の3月末です。そのため、NTTを一単元買っておくのを忘れないようにしなくてはなりませんね。