いろんなクレジットカードで「リボ払い変更で◯◯ポイント還元!」というキャンペーンをやっています。カード会社からすると、リボ払いは手数料という名の利息が付くので大きな収入源なので、意図はよくわかります。
ところが、Webなどで簡単にリボ払いを申し込めるのに、それを解除するには電話連絡が必要というカードがあります。利用しているカードの1つ、東急カードがそうでした。
電話でないとリボの解約不能
「Webから申し込めたと思うのですが、解除の方法がWebに見当たらなくて連絡しました」
「申し訳ございません。解除についてはお電話のみの受付となっています」
「Webには解除の方法の記載がなく、電話のみというのも分からなかったのですが、どこかに記載があるのですか?」
「申し訳ございません。記載はありません」
申し込みは簡単だけど、解除にハードルを設けるというのは、正直不誠実な方法だと思います。ちなみに、よくよくヘルプを見たら、ヘルプに「解除は電話で」と記載がありました。
ビジネス上、利益になる仕組みは構築するが、利益を損ねる手段はわざとわかりにくくして、面倒なものはすべてコールセンターに回す。どこまで意図的にこういうオペレーションにしたのかは分かりませんが、著しくロイヤリティを下げる仕組みです。
そういえば、以前海外の有料Webメディアに申し込んだとき、申込みは日本語でサイトからできたのですが、解約は電話でしかも英語、というサイトがありました。これもひどいですね。
以前、iモードの有料サービスでも、入会は簡単にできるのに、解約は奥深くに埋め込まれていて、そう簡単には解約できないというサービスがよくありました。中の人も、「不誠実だとは思っているけど、こうやると退会率が減るので」と話していました。これぞ不誠実ですね。
Webサイトがどこまで使いやすいかは、単に操作が簡単かどうかということだけでなく、その企業の姿勢が現れていると思います。シンプルでわかりやすいのは、投資商品でもサービスでも必須ですね。